2026年5月30日放送 17:30 - 18:50 TBS

報道特集
「ポリ袋や粘着テープも供給不安」「先住民族アイヌへの新たな差別」

出演者
伊藤隆佑 村瀬健介 國本未華 日下部正樹 山本恵里伽 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

きょうの特集は中東危機の影響は粘着テープやポリ袋にも影響が。最新の統計から見える背景とは。もう一つの特集は少数民族「アイヌ」の人たちに対し新しい形での差別が広がっている。差別とどう向き合うべきか考える。特集はこのあと5時45分ごろ~。

(ニュース)
バスで遮断機押し…事故前から不審な動き

きのう名古屋市南区の交差点で横断歩道を渡っていた歩行者2人がマイクロバスにはねられ死亡。運転していた男(85)は死亡させたにも関わらず逃げた疑いが持たれている。バスは近くのスイミングスクールの送迎用で、スクールによると容疑者が運転する車は事故前に踏切で電車が通過した後、まだ上がっていない遮断機を押すように進入していた後方を走っていたと、運転手から連絡があったという。その後容疑者はスクール職員の通信の問いかけに明確に答えず、交差点まで約150mを15分ほどかけて走行していた。警察が当時の状況を詳しく調べている。

目撃された橋の周辺を数日間うろつきか

兵庫県たつの市で母親と娘が殺害された事件。公開手配中の男が最後に確認された橋の周辺を、数日間にわたりうろついていた可能性があることが分かった。容疑者の男は今月13日ごろ田中千尋さん(52)を殺害した疑いが持たれている。また母・澄恵さん(74)の死亡も関与したとみられている。警察によると今朝までに320件の情報提供があったという。

新たに少年逮捕 リクルーターか

栃木県で女性が殺害された強盗殺人事件。きょう新たに18歳の少年が逮捕された。少年は実行役の少年1人を勧誘し別の少年に紹介したとみられており、警察が事件の全容解明を進めている。事件をめぐっては益田和彦容疑者(48)が公開手配されており、事件3日後成田空港から中国に出国、その後東南アジアに逃亡した可能性がある。この事件ではすでに実行役の少年4人と、指示役とみられる竹前海斗容疑者(28)と妻・美結容疑者(25)が逮捕されているが益田容疑者は海斗容疑者の知人で犯行をもちかけ事件を主導したとみられている。一方きょう新たに逮捕された少年(18)は少年B・Dと知人関係で通信アプリを使うなどして紹介したとみられる。警察が事件の全容解明を進めている。

トランプ「覚書締結」の判断先送り

アメリカのニューヨーク・タイムズは29日、トランプ大統領はイランとの戦闘終結に向けた覚書の締結をめぐり、“最終判断を下す”としていたが、その後判断を先送りにしたと報じた。ホワイトハウス当局者は「トランプ氏はアメリカに有益であり、自身が設定した越えてはならない一線に合致した合意のみを結ぶつもりだ」としている。またイラン外務省も29日「合意は最終決定されていない」とし核開発については交渉していないと強調している。

中国念頭に同盟国に防衛費増額要求

アメリカ・ヘグセス国防長官がシンガポールで開かれているアジア安全保障会議で演説し、“中国の歴史的な軍備増強を警戒している”とした上で、日本を含む同盟国に防衛費増額を求めた。日本については防衛改革を加速させるための具体的な措置を講じているとして期待を示した。

日米防衛トップが防衛協力議論

アメリカ・ヘグセス国防長官と小泉防衛相が先ほど会談し、中国の動向について意見を交わした他、今後の日米の防衛協力についても協議したものとみられる。会談では小泉大臣から防衛装備品の輸出の大幅緩和など、防衛力強化に向けた日本側の取り組みなどを説明。イラン情勢や中国の動向なども議題とにのぼったとみられる。

駐車場で2歳男児が車にはねられ死亡

きょう午前9時ごろ愛知県豊川市の公園の駐車場で、軽乗用車が2歳の男の子をはねた。男の子は搬送先の病院で死亡、男の子の家族にけがはない。警察は運転していた男(82)を現行犯逮捕した。

山菜採りで山に入った女性が行方不明

長野県大町市で山菜採りのために山に入った女性(58)が行方不明となっている。女性はきのう午後「山菜を採りに行く」と飼い犬を連れて近くの山に入った。夫が警察に通報しきょうも捜索が行われているが、女性も飼い犬も見つかっていない。

大谷2試合連続HR&最速記録

ロサンゼルス・ドジャース×フィラデルフィア・フィリーズ。ドジャース・大谷翔平は今季3回目となる2試合連続10号HR。これで日本人最速のメジャー通算700打点に到達。続く第3・第4打席でもヒットを放ち、今季4回目の3安打。4-2と10連戦の初戦を勝利し幸先良いスタートを切った。

岡本和真2試合ぶり12号HR

ボルチモア・オリオールズ×トロント・ブルージェイズ。ブルージェイズ・岡本和真は攻守で大活躍。守備ではこのダイビングキャッチ、バッティングでは2試合ぶり12号HR。6-5でチームの勝利に貢献した。

景観が拳銃で自殺図ったか 重体

東京・町田市にある警察署の駐在所で男性巡査長(30代)が血を流した状態で倒れているのが分かった。拳銃で自殺を図ったとみられており重体。町田警察署の署長は「命が助かることを祈ります。ただ拳銃を使用したのであれば誠に遺憾です」とコメントしている。

荒川河川敷で大規模水害対策訓練

台風などによる水害が多発する事故を前に東京・荒川の河川敷で大規模な水害対策訓練が行われた。東京消防庁や板橋区などが合同で開催したもので約600人が参加した。

(気象情報)
気象情報

全国の気象情報を伝えた。台風6号は今後も勢力を強めながら北上し、月曜から火曜日にかけて沖縄を直撃する見通し。その後火曜から木曜にかけて本州南岸を進む可能性が高くなっている。関東では水曜日の日中いっぱい、さらには木曜日の午前中にかけて影響が大きく残る可能性がある。

(特集)
「価格2倍」アジアメーカーの声

特集は現場で不足の声が相次いでいるシンナーや塗料。不足の原因は目詰まりだけなのか。原料の一つ、ナフサ由来のトルエンに注目すると新たに公表されたデータから生産量・販売量共に減少していることが分かった。福岡市で開かれた「アジア石油化学工業会議」ではメーカー・情報調査会社など27か国から800人以上が参加。インドネシアの接着剤などの材料メーカーはホルムズ海峡封鎖の影響で原材料の入手が困難になり価格はほぼ2 倍になったという。インドでは在宅勤務の実施など国民に節約を要請、市民の生活費が上がる危機感が徐々に高まっているという。

次々に不足が工場の節約

大阪府豊中市で自動車の修理などを手掛ける「BIC」、この工場では原油から生成されるナフサ由来製品の入手が不安定な状態が続いている。今特に懸念しているのが粘着テープの不足で、節約を優先するため作業効率を落とさざるを得ないという。BICの細田代表は「予測をつけようとすればするほど、現状と乖離している。政府の発表も乖離している」と話している。

粘着テープ原料 トルエンに何が

70年以上のロングセラーとなっている輪ゴムで知られる「共和」。この会社では他にもセロハンテープやビニールテープなど様々な粘着テープを販売し、その売り上げは全体の約6割を占めている。イラン攻撃の半月後仕入先からトルエン供給は半分と通告され、急遽中国のトルエンを輸入した。中国産トルエンは初で品質が国産と同じか確かめる必要があり検査には数週間かかる。さらに輸入にかかった費用は中東情勢前と比較し(輸入品は)4倍。国産も2倍になっている。共和では医療用テープを製造しているため4月に国から働きかけがあり、結局トルエンは前年並みに調達できている。トルエンは粘着テープだけでなく、塗料やシンナーにも使われている。建設現場では先月からシンナー不足の声があがっていた。政府はナフサ由来の石油製品について“全体として必要な量は確保できている”として流通の過程で目詰まりが起きているためなどという説明を繰り返している。経済産業省が発表した4月の統計を見るとトルエンは去年に比べ生産量・販売量ともに減少していることが分かった。

広がる供給不安 企業の対策

広がるナフサ製品の不足と価格高騰で企業は対策に乗り出している。イトーヨーカ堂は惣菜をプラ容器から袋でのバラ売りに変更。ローソンは店頭で販売するコーヒーの蓋を紙製に切り替え今年度内に100店舗に拡大を検討するとしている。

こだわりの有機野菜などを宅配する「らでぃっしゅぼーや」は対策を急いでいる。週に20万から30万点の野菜をナフサ製品のポリ袋で梱包するが、入荷の遅れや発注の制限がかかりはじめたという。こうした状況で今月から鮮度が維持できる商品については袋詰めをやめたり、紙の包装に切り替えたりしたことでポリ袋の使用を12%減らすことができたという。一方でポリ袋から紙包装にしたことで約3倍の仕入れ値になったという。長年使用してきた資材の再利用で価格高騰を回避したい考え。消費者の協力をどう得るか、そして回収や検品を同効率化するかが課題となっている。

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