- 出演者
- 伊藤隆佑 村瀬健介 日下部正樹 山本恵里伽
オープニング映像。
オープニングの挨拶と今日の特集の紹介。
トランプ大統領は在任中に台湾有事が発生するとは思わないとし、台湾の独立を望んでいないと述べた。また台湾への武器の売却をするかは中国次第で、有力な交渉材料だとした。台湾外交部は今後も権威主義国家による脅威に共同で対処していくとの声明を出した。
ドジャース6-0エンゼルス。大谷翔平はSNSで愛犬の誕生日を祝い、メジャー通算200二塁打に到達。カブス10-5ホワイトソックス。鈴木誠也は2安打1打点。
カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で濱口竜介監督の「急に具合が悪くなる」が公式上映された。パルム・ドールの受賞が期待される。是枝裕和監督「箱の中の羊」、深田晃司監督「ナギダイアリー」もノミネートされている。
全国の気象情報を伝えた。
全世界が注目した米中首脳会談。封鎖が続くホルムズ海峡や台湾について話し合われた。両国が接近する中、日中関係は冷え込みが続いている。極限られた人物しか招かれない場所でもてなしを受けたトランプ大統領。習近平国家主席はアメリカとの関係を重視すると繰り返した。一方台湾問題を巡っては首脳会談で「アメリカが処理を誤れば衝突や対立に至り、中米関係を極めて危険な境地に追い込むことになる」と釘を刺した。アメリカとの距離を縮める中国、日本はどう向き合うのか。
今回の首脳会談について、日中協会会長の野田毅元自治大臣は「ひいき目にみてもトランプ氏の方が弱い」とし、「習近平国家主席にとってみれば強い立場で余裕を持って対応できるということが明らか。戦略的な対応、戦術的な対応というのは習近平氏の方がカードがたくさんあるという風に見える」と指摘した。その上で日本との国力の差が歴然としてきたと語った。
日中関係の冷え込みは観光業にも影を落としている。人気観光地「忍野八海」、中国人団体客の姿は殆どない。去年11月高市総理の台湾有事をめぐる発言で日中関係に緊張が走った。中国政府は激しく反発、日本への渡航自粛を呼びかけた。以降訪日観光客は激減、宿泊施設は大きな打撃を受けている。こちらのホテルでは中国人団体客のキャンセルが相次いだ。
中国に活路を見出そうとしている会社がある。群馬県の塗料関連専門商社「板通」は約450社に塗料用シンナーを販売している。ナフサを原料とするシンナー、ホルムズ海峡の封鎖により日本で供給不足を訴える声が相次いでいる。これまで中国とのパイプを築いてきた「板通」だが中国からシンナーを輸入するには軍事用途ではないなど厳格な手続きが必要となる。
ホルムズ海峡封鎖の中なぜ中国は輸出までできるのか。資源エネルギーが専門の和光大学・岩間剛一教授は「中国の石油生産量は、アメリカ・サウジアラビア・ロシアに次ぐような大産油国」と指摘。中国では石油化学製品などの増産にも国策で取り組む一方、日本は減らしてきたという。そんな中でホルムズ海峡封鎖が起きたため、日本では一部不足が生じたという。
中国経済に詳しい津上俊哉氏は中国も日本同様石油の備蓄に力を入れてきたと説明。「1990年代から日本は石油備蓄の優等生だった。『石油備蓄は大切ですよ』というい語りかげはずいぶん中国にしていた。日本の石油ショック以降の国家備蓄は良いお手本ではあったと思う」などと語った。
高市総理は今月「アジアの国々の多くはホルムズ海峡を通過する湾岸諸国の原油に大きく依存している。日本・ASEAN含む地域のサプライチェーンを共に強化しなければならない」とはなしている。インドネシアでは燃料高騰で漁に出られず漁船が川にとどまっていた。インドのモディ首相は今月10日、ガソリンなど燃料を節約するため在宅勤務をするよう呼びかけた。アジア各国がエネルギー危機に直面する今こそ日中関係改善のチャンスではと津上俊哉氏は指摘している。
米中首脳会談ではイラン情勢についても話し合われた。イラン側は今回の会談をどう見たのか。中日イラン大使に話を聞く。
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米中首脳会談についてセアダット駐日イラン大使は「中国は非常に重要な役割を果たすことができると考えている。中国はイランにとって極めて重要な国でありパートナーだ。今回の会談の成果が今起きているあらゆる問題の進展につながることを期待している」と述べた。イランにとって中国は最大の貿易相手国、イラン産原油の9割を中国が購入。現在停戦状態にあるアメリカとイランだが、トランプ大統領は攻撃再開をちらつかせている。日本にも深刻な影響を及ぼしているホルムズ海峡の封鎖、おとといENEOSグループのタンカーが海峡を通過したことが分かった。
今回取材したホテルのスタッフは今の状況を日中関係と中東情勢のWパンチだと言っていた。高市総理の発言以降相当な損失が出たが今は他の国や国内からも観光客が増えているという。そんな矢先に中東情勢の影響が押し寄せている。ホテル側としては日中関係も中東情勢も先が全く見通せないばかりに不安が拭えないと話していた。一方イラン大使のセアダット氏はインタビューの中で“部屋の中の大人が必要”と表現。子どもが散らかしている中で大人の役割を中国に果たしてほしいという。今回の米中首脳会談、中国の大国としての地位がより印象づけられた形となった。
大阪・関西万博で生まれた「対話」。共に万博で働いていたイスラエルとパレスチナの男性、2人の間には深い不信と絶望があった。2023年10月パレスチナ・ガザ地区を実行支配するイスラム組織「ハマス」がイスラエルを奇襲、約1200人が殺害され250人余が人質となった。イスラエルが圧倒的な報復に踏み切った。去年4月時点でガザでの死者は5万人超、がれきに多くの命が埋もれ飢えと病が人々を追い詰めた。万博でパレスチナ館のマネージャーを務めたラファット・ライヤーンさんはパレスチナ自治政府の公務員として4度の万博を担当。55歳で退職したが経験を買われ今回の万博を任された。イスラエルでは自国の先進テクノロジーや2000年近く前聖地エルサレムの都市建設で使われたとい石を展示した。会場で働くイスラエル人のビリク・オフェルさんはハマスの襲撃後祖国への思いから人質解放を訴えるデモに参加した。しかしガザでの戦闘が激化するにつれ、日本人の妻と言い争うようになった。オフェルさんは「対話と共存の道を呼びかけたい」と、子どもの未来と平和のために繰り返しパレスチナ館を訪れラファットさんと何気ない会話を交わし始めた。この日正面から話し合う2人、アイデンティティーがぶつかる。
圧倒的な分断の現実。それでも万博会場では2人の当事者がそれを乗り越えようともがいていた。万博が終わる前に話してみないか、自ら歩み寄ったイスラエル人のビリク・オフェルさんとそれに応えたパレスチナ人のラファット・ライヤーンさん、2人の対話はこうして始まった。2人は分断の先にある平和への糸口を探り始める。平和への願いは確かに重なった。しかしラファットさんにはどうしても突きつけたい現実があった。「両者の間でこれほど衝突が絶えないのは、イスラエル軍や入植者がパレスチナ人と直接向き合う場所にいるからだ。市民への攻撃を止め、姿を消せば衝突はなくなる」と語った。最後は握手を交わし「また会いましょう」「願わくば平和が訪れたときに。きっと近い将来に」などと言葉を交わした。万博会場が解体されていく。ラファットさんはパレスチナ・ヨルダン川西岸地区に戻っていた。家の目の前には巨大な分離壁がある。万博で託された平和への思い、「最善の解決策はパレスチナ人とユダヤ人がそれぞれ自分たちの国を持つこと。平和には対話が必要。相手側と話すことが必要」と語った。
万博での対話は非常に印象的なものとなった。イスラエル人のオフェルさんは去年の夏に万博で出会ったときからパレスチナ人との対話を臨んでいた。オフェルさんにとって自らパレスチナ人に歩み寄ることは覚悟がいることだった。パレスチナ人のラファットさんも自分たちの未来のために真正面から受け止めた。2人の平和への思いが壁を乗り越えた対話を生んだのだろう。子どもたちに戦争のない未来を手渡す責任が私たちに問われている。
天皇皇后両陛下が西日本豪雨の被災者らと懇談した。愛媛・大洲市では5人が死亡し、3000棟の住宅被害があった。
