- 出演者
- 島本真衣 大下容子 吉永みち子 斎藤康貴 林美沙希 末延吉正 久保田直子 林美桜 水越祐一 駒見直音
オープニング映像。
先週、王座戦を制し前人未到の八大タイトル全てを獲得した藤井八冠。八冠達成後初の防衛戦となる竜王戦第2局は京都市で午前9時に始まった。竜王戦は先に4勝した方が制する七番勝負、第1局は藤井八冠が勝利している。伊藤匠七段が挑む竜王戦第2局はきょうとあすの2日間行われる。
谷村新司さんは1971年にアリスを結成したが、当初は売れずに苦労していた。しかし、谷村さんがラジオ番組「セイ！ヤング」のDJとして人気者になり、その後「今はもうだれも」がヒットした。また、ソロでも活躍し、「昴-すばる-」で紅白歌合戦に初出場した。また、楽曲提供も精力的に行い、山口百恵さんの「いい日旅立ち」も谷村さんが手掛けたものだった。1992年に加山雄三さんと共同制作した「サライ」は、若い世代におなじみの曲となっている。アリスで共に活動した矢沢透さん・堀内孝雄さんや、長年の親交があったさだまさしさん達は、追悼のコメントをしている。谷村さんは日本と中国の友好に貢献しており、2010年の上海万博では「昴」を歌ったり、上海音楽学院の教授に就任していた。昨日、中国外務省は会見で「谷村さんが亡くなったことに哀悼の意を表します」などと話している。スタジオで吉永さんは「歌って人間に共通するものだと思う。日本の人が良いと思う歌は、世界中の人に響くんだと思う。国と国がいがみ合っていても、文化を大事いすることが平和につながると思う」などと話した。
政府の新たな経済対策をめぐり、自民党が提言を取りまとめた。提言ではガソリン、電気などの補助金の継続や物価高対策のための地方交付金に拡充、所得の低い世帯への給付措置の検討などを求める一方、所得税などの減税は盛り込まず今後改めて検討する見通し。午後、岸田総理大臣に提言する予定。
中国の習近平国家主席が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」のフォーラムがきょうから北京で開かれる。北京に開設されたメディアセンターには海外メディア向けに中国文化を紹介するブースや習首席の政治思想に関する本などが展示されている。中国外務省によるとフォーラムには130カ国余りが参加するとみられ、明日まで開かれる。
16日、IOCの総会が開かれ2028年ロサンゼルスオリンピックの追加競技として野球、ソフトボール、クリケット、ラクロス、スカッシュ、フラッグフットボールの5競技6種目の追加が正式決定した。ともに金メダルを獲得した東京五輪以来2大会ぶりの復帰となるソフトボールと野球。野球は決勝でアメリカを降しての優勝だったが、両チームにメジャーリーガーの姿はなかった。しかし世界野球ソフトボール連盟のフラッカリ会長がMLBからトップ選手参加確約の文書を受け取ったことを明かした。2028年、大谷翔平は34歳。実現すれば五輪で大谷がみられるかもしれない。東京五輪・野球日本代表監督、日本ハムの稲葉篤紀GMは「オリンピックという舞台で野球競技が行われることで野球の魅力が世界に伝わり野球に興味を持つ子どもたちが増えることを期待しています」とコメントしている。
安保理でロシアがハマスの批判を避け人道危機を回避するための即時停戦を求める決議案を提出した。16日の採択で15カ国中5カ国賛成、4カ国反対、6カ国棄権し否決された。アメリカは「ハマスへの非難を怠ることでロシアはテロリストを援護している」、ロシアは「利己的な西側諸国のせいで強力な集団的メッセージを出せなかった」と主張。この案とは別に議長国のブラジルがハマスのテロ行為を非難、戦闘の一時停止を求める決議案を提出、採択は延期された。
北京から中継。中国メディアによると今回の一帯一路フォーラムには130あまりが参加。15日以降、アフリカなど一帯一路構想3カ国の首脳らが続々と北京入り。習首席は2日間の会議中に各国首脳らと会談予定。今回の最大の注目点はロシア。さきほど北京に到着したプーチン大統領を乗せたとみられる車が30台以上連なり迎賓館の方向に向かった。プーチン大統領はあす習首席と会談する。
きょう午前9時、竜王戦第2局が京都・仁和寺で始まり、きょうとあすの2日間行われる。八冠達成後初の防衛戦となる藤井聡太八冠に同い年の伊藤匠七段が挑む竜王戦は、先に4勝した方が制する七番勝負で、第1局は藤井八冠が勝利している。
政府の新たな経済対策をめぐり、自民党が提言を取りまとめた。ガソリン、電気・ガスの補助金の継続、物価高対策のための地方交付金の拡充、低所得世帯向けの給付措置の検討などを求めている。減税措置については、所得税を減税しても低所得の人は恩恵がうけられないという懸念の声が出たという。公明党も方針を転換し、所得減税は盛り込まなかった。
靖国神社では17日から3日間秋の例大祭が行われる。高市経済安保担当大臣と新藤経済再生担当大臣の2人の閣僚が参拝した。岸田総理は「真榊」を私費で奉納したが、参拝は見送る方針。
北海道の上空にこの秋一番強い寒気が流れ込み、札幌市と喜茂別町を結ぶ中山峠では雪が積もった。手稲山や利尻山では初冠雪となり、利尻山は統計史上最も遅い冠雪。きょう北海道各地で今季一番の寒さとなる見込み。一方、九州から関東では季節外れの暑さで各地で夏日となる見込み。
ファミリーマートでレジではなく店内のロッカーを使って、荷物の発送と受け取りができるサービスの実験が始まった。利用者はレジでの受付時間を短縮できるほか、店側は預かった荷物の保管場所が不要になる。またコンビニで荷物を集約することで、物流業者の配送効率を上げることができる。今年12月までに、首都圏の650店舗に設置する予定だ。小売りや物流業界では人手不足を解決する取り組みが加速している。
新型コロナが5類に移行してから初めてやってきた紅葉の季節。書店でも旅行本の売り上げが伸びる中、いま注目の一冊がある。売り上げ3位に入ったという本が「47都道府県 女ひとりで行ってみよう」（幻冬舎・628円）。著者は漫画家でありエッセイストの益田ミリさん。ベストセラー「すーちゃん」シリーズは映画化もされている。実はこの本は2008年に単行本で出版された10年以上前に出たものだが、重版を繰り返しその後文庫本化。2020年からさらに売り上げをペースアップし、今月累計28万1，000部に到達した。「2万部売れれば大ヒット」という文庫本で発売から10年以上経過した本がなぜ年間8万部も重版されるのか。人気の秘密とは。
ここから航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに話を伺う。きょう注目するのは2008年に単行本が発売され、2011年に文庫本化された益田ミリさんの「47都道府県女ひとりで行ってみよう」。じゃらんの宿泊旅行調査によると2022年度の国内宿泊旅行のうち、ひとり度は19.8％で夫婦2人での旅行の25.0％に次ぐ数字だった。コロナ流行前の18.6％と比較するとコロナを経て人気が高まっていることが分かる。また、ひとり旅は旅行業界にとっても重要なものとなっている。観光庁の2022年「旅行・観光消費動向調査」によると、国内旅行者のべ4億1，785万人のうちひとり旅をした人は7，631万人で約5.4人に1人がひとり旅という計算になる。さらに金額で見てみると国内旅行消費額の合計は約17兆1，929億円で、そのうちひとり旅の消費額は約2兆9，863億円と市場価値も高い。鳥海さんは「旅行というのは現地に行かないと成立しないものなので、情報収集という意味がある。ライフスタイル的にも働く女性が増えて、一人ですべての生活ができる・所得もあるということで誰も誘わずに気軽に行くということで、そういった意味でこそこそ行った人も多かった。あとは観光地に行ってもビジネスホテルが6，000円～7，000円くらいで泊まれていたので、日本は特にひとり旅をしやすい環境なんだと思う」などと話した。いまのひとり旅のトレンドについて大下さんが聞くと鳥海さんは「GoToトラベルとかいろんな割引があったりするし、だいたいおひとり様は飛行機のマイルを貯めている。それで行こうという人が多い。誰にも相談せずに行ったりできるというトレンドはある」などと話した。
「47都道府県女ひとりで行ってみよう」中から久保田アナが行くひとり旅の目的地は埼玉県。旅の目的は「草加せんべい焼き体験」。渋谷駅から電車で約30分、西川口駅へ。最初に訪れたのは「河鍋暁斎記念美術館」。河鍋暁斎は幕末～明治時代前半にかけて活躍した絵師。妖怪の絵や地獄の絵、戯画、美人画など幅広く作品を描いていたという。美術館は河鍋暁斎のひ孫が開いたもので、民家サイズながら3，000点あまりの作品を所蔵しているという。様々な画法を取り入れ、海外にも根強いファンがいるという暁斎の世界を堪能したあとは、蕨市の「わらび機まつり」へ。祭りの雰囲気を堪能した後は大宮の氷川神社へ。3万坪を超える広大な境内を散策し、いよいよ旅の目的である「草加せんべい焼き体験」へ。しかしそこで予想外の展開に。
草加せんべいづくりを体験できるという店に到着した。作者の益田ミリさんが著書のなかで旅の目的地にしていた草加せんべい焼き体験。お店に到着したが予想外の展開が待っていた。自分から体験してみたいと言い出せず様子を伺っていた作者だが、旅の目的だったはずの草加せんべい焼き体験を諦めてしまった。作者が断念したせんべい焼き体験だが、ここは予約の必要はなく、お店の人に言えば誰でも体験ができるとのこと。実際に著書のとおりに旅をした久保田アナだが、共感できる点があったそうで「楽しかった。ロケだが自由に1日旅をして満喫。私の性格でも焼いてるのを外から見ても「すいません、私も焼いていいですか」ってストレートに言えない。」と話した。
作者・益田ミリさんの目的地は山口県・岩国市。岩国駅から当時運行していた「島耕作バス」で移動。このバスは漫画「島耕作シリーズ」の作者である弘兼憲史さんが岩国市出身ということで2013年夏まで運行していたバス。このバスで日本三大奇橋のひとつ「錦帯橋」へ。本のなかで益田さんは「アーチがかなり急なので歩いているとちょっと酔い、立ち止まって休憩しつつ橋を渡った」と話している。その後、岩国城へ向かうも台風ロープウェーが運休だったため断念。岩国白蛇神社へ行き、国の天然記念物にも指定されているシロヘビを拝見したという。北海道では流氷を見て山形県では花笠がついたポストなど代表的なものから街でのちょっとしたものまで紹介している。栃木県では益子焼の絵付け体験、岐阜県では郡上八幡で食品サンプルの天ぷらを作るなど体験重視の旅もしたという。滋賀県で撮ったのは信楽駅にある信楽焼のたぬきの置物の写真。和歌山県では那智の滝、兵庫では丹波黒豆入のくず餅、愛媛県では地元のパン屋で買ったみかん食パンとポンジュースなど気に入った食べ物の写真ものせている。佐賀県ではバルーンフェスタの写真。こうしたイベントなどの写真も掲載しているという。日本全国への旅行を通して益田さんが大切にしていることは無理をしないということ。例えば千葉県では成田山新勝寺を訪れていたが、本のなかで出世稲荷について「本堂から少し離れたところに「出世稲荷」と書かれた看板があり、矢印で示されている方向に階段が見えた。私はその長い階段を見ただけで行くのを断念」。また石川県での旅では海鮮丼が有名と聞き、市場のなかにある海鮮丼の店に行ったそう。しかし益田さんは魚介類が苦手で海鮮丼を残してしまう。たいして好きでないものを「名物」というだけで食べるのはやめようと決めたという。また本の中には益田さんが何にいくら使ったが書かれているが、旅先の食事をファストフード店やチェーン店でとったり、スーパーで惣菜を買ってホテルで食べるなど食事で無理をしないリアルな様子も書かれている。番組が益田さんに話を伺ったところ「疲れたらお弁当を買ってホテルで食べても良い。それくらい気楽に始めて見るといいのかなと思う。」と話していた。鳥海さんは「何にウエイトを置くかということなので、益田さんは観光スポットなんだと思う。僕だとグルメ中心。逆に言うと同行者がいると同行者も楽しめるように空気を読まなければいけないことがある。一人旅の魅力は自分のペースで無理をしないということができるし、逆に1時間しかないけどここのそばが食べたいという無理もできる。一人旅って一大行事ではなく、日常のライフスタイルのちょっとプチ贅沢。万が一行けなかった店があってもまた行けばいいやみたいなかたちにできる。一人旅の方が思わぬ発見があることもある。」などと述べた。行き先の決め方について益田さんが著書のなかで書いていたのは基本的にはガイドブックから行ってみたいと思う場所を選んでいるが、なかにはものすごく暑い日が続いているので南に旅をする気にならないので福島県に行くことにするなど季節で選んだりしたり、自分の名字と同じ島根県・益田市に行ったりしている。さらに歌や小説などで記憶に残っていた場所に訪れていた。益田さんは「旅は学びたまえと主張せずただポンとわたしの前に置かれるだけ。ふわふわと自分の心と話せる自由時間である。はじめは旅の感動を求めすぎて疲れていたが、徐々に「行ってみるだけでも旅」と思うようになり肩の力が抜けた。47都道府県を制覇したあとは初対面の人とも出身地の話ができるのが楽しみになった」と話している、などと伝えた。