2023年11月9日放送 10:25 - 13:00 テレビ朝日

大下容子ワイド!スクランブル

出演者
島本真衣 大下容子 佐々木亮太 斎藤康貴 林美沙希 中室牧子 林美桜 水越祐一 柳澤秀夫 駒見直音 
NEWSドリル
高度ごとに様々な衛星 日本の宇宙利用イメージ/総額1兆円 政府支援へ 日本のロケット開発事情/民間参入に課題あり?日本のロケット開発事情/ISS以外に中国 単独保有 宇宙ステーションの現状/ISSの後継 民間建設へ/米中中心に覇権争い 宇宙ステーションの今後

宇宙開発の拠点となっているのがISS。1998年にアメリカ・日本・カナダ・ロシア・ヨーロッパの協力のもと建設が開始され2011年完成した。特殊な重力環境での実験・研究などが行われてきたが、今回老朽化や高額な維持費(年間約450億円)といった理由によって2030年に運用が終わる予定。現在宇宙空間にほかの宇宙ステーションは去年11月に中国が単独で完成させた「天宮」がある。ISSが引退すれば中国が唯一の宇宙ステーション保有国になる。中国は天宮を使い宇宙外交を繰り広げている。2016年に中国は国連宇宙部と天宮の利用機会を宇宙開発後進国にも開放する協定を結んだ。現在は日本を含めた17カ国以上の機関の参加が決定している。そのなかにはサウジアラビアやケニアなど宇宙開発後進国も含まれている。そんななかアメリカはISSの後継を考えているという。アメリカのNASAは2021年12月に民間企業3社と協定を結び、ISSの後継となる宇宙ステーションを建設するとういう。NASAによると現在のISSは2031年に太平洋上に落下させ、廃棄する構想がある。民間が建設する新たなステーションに役割を引き継ぐ方針、などと伝えた。鈴木さんは宇宙ステーションの役割について「構想が始まったのは1980年代の冷戦のさなかで、まずは西側諸国の結束を示す。宇宙空間で新しい素材や科学実験を通じて新しい発見ができるのではないか。残念ながら大きな発見はなかったが国際的なプレゼンスとして宇宙ステーションは国際協力でやっていた。冷戦が終わりロシアが西側諸国の結束である宇宙ステーションに冷戦が終わった象徴として参加した。いまロシアはウクライナ侵攻で西側諸国との関係が悪くなっていて。宇宙ステーションを離脱するという話があったがまだ一緒にやっている。国家関係が悪くなっても宇宙では協力できる象徴としてやっている政治的な要素が強い。」などと話した。NASAの考えについては「いまNASAは月に行くのを第一の目標にしているので地球の周辺を回る宇宙ステーションは十分やり尽くしたということで次のステージに行く。しかし宇宙旅行などに関心のある人達は多いので民間が宇宙ステーションを運用し民間人の旅行者を受け入れたり宇宙でしかできない実験をやるような民間主導の宇宙ステーションをやったらいいんじゃないかとうことでNASAと民間の住み分けが新しく作られることになる。」などと話した。

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月をめぐる開発競争 米中に加え インド参戦

2025年に友人で月面着陸を目指すアメリカの「アルテミス計画」、2030年に月面基地建設を目指す中国の「嫦娥計画」、インドの無人月面探査機「チャンドラヤーン」3号が人類で初めて月の南極に着陸するなど、世界中で月を巡る開発競争が球速に進められている。民間企業でも月をビジネスの舞台にする機運が高まっている。宇宙産業の市場規模は現在約38兆円だが、2050年には300兆を超えるとも言われている。宇宙で広がる大国の覇権争いに迫った。

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「アポロ計画」半世紀経て 月の長期滞在 目指し研究

1969年、人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の宇宙からの中継は地球全体を大きな興奮で包んだ。半世紀を経て、アメリカは再び人類を月へ送る「アルテミス計画」を始動させた。日本やスペインなどの31カ国が参加し、月に宇宙飛行士が長期滞在して人類が実際に暮らすための研究や開発が計画されている。日本の宇宙ベンチャー「ispace」が掲げる「ムーンバレー構想」では、2040年代には月に約1000人が居住し、年間1万人が訪れることを想定し、月に構築したインフラを活用して地球に住む人々の生活を支える未来を描いている。立命館大学宇宙地球探査研究センターの佐伯センター長は「月の氷資源が注目され、月に早く行く理由ができたことが競走を加速させている」と話した。当初月には水がないとされていたが、最新の研究では太陽の光が届かない場所に高い確率で水が存在するとみられている。月で水を確保できれば水素と酸素が作れるため、月で長期滞在が可能になる。水素をロケットの燃料にして補充することも可能となり、太陽系進出へのコストを大幅に下げることができるという。「氷が取れるところは非常に狭い領域に固まっていて、限られたスペースの取り合いになるんじゃないかと思う」と佐伯氏は話した。

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希少価値の資源求め?月開発めぐる各国の戦略/国際的なルール作りは?

2017年アメリカはNASA主導で「アルテミス計画」で2025年宇宙飛行士を月面におくることをめざし、火星への中継基地を月につくるという。中国は2007年「嫦娥1号」をうちあげ月面の土壌サンプルを回収した。2028ねんtごろ月面研究基地を完成させる予定だ。インドは8月に月の南極に着陸成功。2040年までに有人探査を予定している。なぜ月をめざすのか。狙いは月の資源だ。水はおよそ30兆円分、ヘリウムは226兆円分あまりなど桁違いのものがねむっている。2020年NASA発表では太陽が当たる場所にも水があることが判明したので水素や酸素など燃料として使用も可能。ただ国に適用される宇宙法がないので月面が西部開拓時代のようになっているとアリゾナ大の教授は言う。月の資源について鈴木さんはスタジオでマラソンでいう給水場でそれをどこが独占するかだとし、今後のルールについて解説。国際的なルール作り、月開発をめぐる各国の戦略について、またアルティメス計画について日本が貢献できる強みについてスタジオでトークした。

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(エンディング)
ゆりあ先生の赤い糸

ゆりあ先生の赤い糸の番組宣伝。

米中友好の象徴 パンダ3頭を中国に変換

ワシントンの動物園のパンダ3頭が中国に返還された。スミソニアン国立動物園で飼育されていたティエンティエンら3頭を乗せた飛行機は中国成都へむかった。1972年ニクソン大統領が国交正常化で訪中したとき周恩来首相が贈ったのが最初。今回は期限をむかえて延長せずかわりのパンダが来る予定はない。

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エンディング

寒くなってきたのでお体気をつけてと伝えてエンディング。

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