2024年4月28日放送 8:00 - 8:25 NHK総合

小さな旅
「いつも心に関門橋 〜山口県 下関市〜」

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(小さな旅)
いつも心に関門橋〜山口県 下関市〜

山口県下関市は本州の西の端に位置し24万人が生活する。下関市と九州を繋ぐ関門橋は物流の大動脈と言える。高度経済成長期に完成し、昨年開通50年を迎えた。磯部さんは関門橋の下でクルーズ船を撮影するのが日課だという。関門橋の下をくぐる瞬間を狙う磯部さん。この日は霧に霞む橋とクルーズ船を撮影した。下関市で生まれ育った磯部さん、現在も下関市に住んでいるという。撮影のために磯部さんは海上保安庁のホームページで入港時間を確認していく。磯部さんは番組スタッフに昔撮った写真のスライドを見せてくれた。そこに写るのは建設中の関門橋。5年に渡る工事を様々な角度から撮影した磯部さん、出来上がるのが楽しみだったという。そんな磯部さん、現在は新たな楽しみとして関門橋建設中の写真と同じ場所から撮影し、街の変化を撮影することだという。

キーワード
下関市(山口)海上保安庁ホームページ関門橋

関門橋付近の1軒の旅館。関門橋を見越して建物を作ったというこの旅館。西山玲子さんは77年続く旅館の3代目女将だという。部屋からは関門橋がはっきりと見え、下をくぐる船もしっかりと見ることができる。これを西山さんは「景色が動く」と表現した。関門橋完成時、西山さんは東京の大学生だった。橋に関しても関心が持てなかったが、45歳の時に旅館を切り盛りしていたお父さんが亡くなり、突然旅館を継ぐことになった。毎朝7時から日付が変わるまで仕事をしても追いつかない毎日、西山さんは必死だったと語る。そんな忙しい日々、眼の前にいつも関門橋があったという。4月の始め、桜が満開となるこの季節。火の山の展望台に足を運んだ。山頂までのロープウェイは昭和30年代に開業したもので、関門橋の景色が目玉となっている。66年間事故のないロープウェイ、山頂から運転する古澤さんはこの道30年のベテランだという。風向きなど様々な要素を加味して運転していく。そんな古澤さんも運転当初は不安だったという。生まれも育ちも下関市の古澤さん、初めてロープウェイに乗ったのは4歳の頃だったと語る。そんなロープウェイからの景色を古澤さんは「飽きない」と語る。しかしロープウェイはこの11月で営業を停止する。新たなロープウェイができるのは3年後、再開の日を無事故で迎えるよう、今日も古澤さんは整備を怠らない。下関市の人々の心にはいつも関門橋がある。

キーワード
下関市(山口)東京都火の山関門橋
(エンディング)
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