- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ ホルコムジャック和馬 安めぐみ
今年の夏、神奈川・横須賀市の横須賀市消防局の指令センターに異臭の通報が相次いだ。7分後に消防隊が現場に到着。しかし臭いは跡形もなく消えていた。異臭の通報があいつ不要になったのは2020年6月くらいからだという。この4年間の通報件数は約400件。時間、時期、場所もバラバラで発生源は謎に包まれたまま。当初、神奈川県は採取した空気からガソリン成分が検出したと発表。しかし新しい手がかりが見つかった。分析を続けてきた神奈川県環境科学センターの武田麻由子は「メルカプタンではないか?」などと話した。メルカプタンがガスについている臭い。横浜地方気象台で異臭の通報があった20日間の気象データをリストアップしてもらい風向きをチェックした。すると海から風が吹いていることがわかった。海を調べてみると原油タンカーを発見。原油タンカーは洋上でガスを抜く作業がある。しかしこの作業は陸から60km離れた場所で行っているという。さらに調査を進めると、横須賀の北東沖に謎の黒煙が上がっている事がわかった。この黒煙は海上災害防止センター消防演習場から出ている煙だという事がわかった。ガスが出てから1秒もしない間に火をつけるので臭いはしないという。ニオイの発生源の特定はできなかった
オープニング映像。
横須賀の異臭の原因について岩橋尊嗣は「下水道関連かな。あくまでも可能性」などと話した。赤ちゃんのオムツ交換のニオイ。解決するヒントがマリリン・モンローが愛したある香りにあるという。
埼玉・児玉郡でバキュームカーを発見。スタッフが近づくとココナッツの甘い香りがした。バキュームポンプに潤滑油を使っていてそれに秘密があるという。牛のフンにオイルを吹きかけ箱の中に入れて中身を当てれるか実証実験。「エクレア」「フランスパン」などの声があがった。このオイルを作ったのは繊維メーカー。辻本裕さんは以前から汗や足のにおいを抑える消臭加工の生地を開発。人工肛門をされてるかたから便のニオイを消す消臭加工の生地を作ってくれと言われた。なかなかニオイが消えず、香料メーカーの山本芳邦さんに力を借りた。そのアドバイスが香水を作る手法の応用だった。
便の臭いは0.01%でも残っていると人間の鼻は感じてしまう。腐ったものを食べないように微生物が繁殖して出るニオイはわずかでも感じるようにできている。シベットという香料はジャコウネコの分泌物。シベットはいわゆるふん便臭。マリリン・モンローが使っていた香水にはシベットが使われていた。糞便週にいろいろな香料を組み合わせるとセクシーな香りに変わっていく。
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タンザニアではアフリカオニネズミで地雷除去をしている。アフリカオニネズミは地雷に含まれる火薬のにおいで埋められた場所を探すことができる。地中に30年以上埋もれていた地雷を探知することができる。テニスコートほどの広さに埋まっている地雷を調べるのに人間だと4日かかるところをネズミたちは20分で探すことができる。体重も軽いので爆発はしない。非営利組織「APOPO」がこれまでに撤去してきた地雷は16万個に及ぶ。さらにネズミは結核も嗅ぎ分けることができる。
動物の嗅覚を使って様々な取り組みが行われている。台湾ではビーグル犬を使い、ヒアリを探している。神奈川県立産業技術総合研究所では蚊の嗅覚を持つ細胞を培養しニオイセンサーの研究をしている。バイオハイブリッドセンサーは将来、人の呼気や尿のにおいからがんを探知できる可能性もあるという。
所さん! 事件ですよの番組宣伝。