- 出演者
- 富澤たけし(サンドウィッチマン) 伊達みきお(サンドウィッチマン) 中根舞美 陣内貴美子 峯岸みなみ 加納(Aマッソ)
サンドイッチマンらが挨拶。ゲストとして陣内貴美子や峯岸みなみ、加納を紹介。井戸について陣内は小さい頃井戸がありポンプでやっていたなど話した。
現在水が出なくなった井戸はかれ井戸として放置されている。そんなかれ井戸を修理する。今回ロケに向かったのは俳優の柿澤勇人さんやおたけ、太田博久、加納の4人。野田岳仁准教授によると新宿はたくさん井戸が残っている地域で使いたいくても使えない状況だという。まず訪れたのは神楽坂で1つ目の井戸を発見。中を見ると枯れているようで共同管理者である安倍さんに聞くと使っているが水の出はよくないという。そして昔の写真で利用している様子などを教えてくれた。
井戸を修理するのは番組でも様々な井戸を修理してきた深沢勉さん。前回の品川編では加納に修理技術を教えた井戸修理の師匠でもある。今回の井戸はピストンを換えれば出ると見抜き部品を確認すると木製で老朽化していた。そこでピストンの部品を交換すると水がでて40年前の写真を再現した。
続いて東新宿で捜索するとひどく老朽化した井戸でポンプは一面錆だらけとボロボロとなっていた。共同管理者の飯塚さんによると100年ぐらい前からあったとされ、昔はよく使っていたという。修理することになりまず中を確認すると水はある状態だったが30年蓄積されたヘドロがある状態だっためポンプで中のヘドロを吸い出す。ヘドロの吸い出しには半日から1日ほどかかると判断され、吸い出している間に別の井戸を探すことにした。
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- 東新宿(東京)
代々木でかれ井戸を探す。裏路地を歩いていると井戸を発見。管理者の山田さんによるとおそらく戦前からある井戸で現在は壊れて水がでないという。この井戸は加納と柿澤が修理する。井戸のポンプはメジャーなものだがすでに廃業しており、正規部品は市販されていないため代用品で修理するしかない。さらに解体するとピストンが一部が欠けている状態になっているなど判明。話を聞いて見に来ていた近隣住民の井戸修理に参加してサビ取りなどを行い取り付けてポンプを動かすと水が出た。
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- 代々木(東京)
再び東新宿へと戻った一行ヘドロで濁っていた井戸水は4時間が経って確認するとすごい透明度となって水も湧き出ている様子が確認できるようになっていた。そしてフタとポンプを設置して水が出るようになった。
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- 東新宿(東京)
続いてのかれ井戸は牛込柳町にある「瑞光寺」。このあと収録中にかれ井戸を修理する。住職の星野顯聡さんによると大江戸線が通った40年前から水が出なくなってしまったという。そこでまずは水があるかどうかを確認すると水はあった。
石川・輪島市の井戸を掘る。輪島市へとやってきたのはアントニーと村重杏奈の2人。アントニーは石川県で約7年番組やっていると話した。輪島市は令和6年 能登半島地震の影響で約6500棟の建物が倒壊、約240棟が大規模火災の被害があった。依頼をしたのは「日吉酒造」。日吉酒造は創業大正元年の造り酒屋で井戸水で作った日本酒が人気。能登半島地震の被害について聞くと酒蔵がほぼ全壊で、現在は共同醸造でお酒を造っていて、宮下パークで日本酒イベントに出店した。井戸を見せてもらうと枯渇している状態だった。日吉啓子さんによると井戸は大正元年から使っていて地震まで枯れたことはなかったという。アントニーたちは残った井戸水を使った日本酒「おれの酒」で利き酒させてもらった。
井戸修理をするのは深沢勉さん。井戸を見て今までの井戸のなかで一番難しいと話す。その理由を聞くと1つ目は底に落ちている石は壁面のものでまず押し戻さないといかず、底は土で埋まっている状態だった。2つ目の理由は崩れてヒビが入っていて危ない状態。また形が四角いため圧力が1ヶ所に集まり、崩れやすいという。まずは修理のようにやぐらを立てるため上の配管などを取り除く。解体開始から3時間半が経過してやぐらを組み立て始め、完成して井戸内部で作業を開始する。まず壁が崩れているため補強。石職人歴45年の北澤さんに確認してもらい10cm掘っただけで水が出現した。しかし、その先がスコップが入らない、石がたまっていることや作業中に壁から異音がし、割れてしまい、一時避難。
2日目、井戸底から水が出ている状態になっていた。撮影終了後も職人たちがパイプで補強し、井戸を掘り続けた結果だった。そして見えている石について上にないといけないが戻すのは無理なため割るが状況を見ながら考えると説明。石を割る「セリ矢」を使用して石の目を見ながら割って、石を運ぶ。作業にはアントニーの友人で和太鼓奏者の今井昴さんも参加。12時になると日吉酒造の酒粕で作った粕汁を振るわってもらった。
粕汁でエネルギー補給をして作業に戻るが作業中に壁が崩れるアクシデントが発生し作業がストップ。現場がピリピリした空気となる。職人たちの話し合った結果、撮影用のGoProを外して真剣勝負で作業を再開。さらにパイプを追加して補強し内部の安全確保した。
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- GoPro
修復3日目、この日12個の巨大コンクリートの筒が届けられる。アントニーはこの日は別の仕事のため帰京、村重は井戸の作業の手伝いが出来ないため日吉酒造のお手伝いをする。井戸の方では砂が流れ出ないようにしながらさらに作業時間短縮が必要。そこでコンクリートの筒を井戸の中に入れる。深沢さんは四角い井戸の中に丸い井戸を造るプランで進めることにした。これにより井戸の壁が崩れる危険性がなくなる。
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- 日吉酒造店
修復4日目、この日は村重が帰京。直径12~15センチの敷石である栗石を敷き詰め、2つ目の井戸枠を下ろす。ずれると水が漏れるためミリ単位で調整をしていく。さらに砂利が届き、井戸枠と壁の間に小さい砂利を敷き詰める。砂利の量は3トンで枠は6つ設置した。砂を取り出し、最後に塩ビ管やポンプを設置し修復が完了した。
日吉酒造によると現在酒造りに使えるか水質検査中とのことであると話した。
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- 日吉酒造店
続いての井戸は石川・能登町で向かったのは照英。空港から車で30分の所にある「ひらみゆき農園」。ひらみゆき農園はブルーベリーの里で1200本16品種のブルーベリーを栽培。井戸を掘ろうと考えについて平美由記さんは園内で亀裂が入っており、深いところで50cmあり今年も観光農園をオープンしたが地震の影響で去年よりガクッと減る。そこで平さんは地域のシンボルとなる井戸を造りたいと話した。井戸づくりをするのは河本鑿泉の河本健太郎さん。河本さんは北陸を中心に約200ヶ所の井戸を掘ってきた。井戸は地元の人が自由に使える場所に設置したい金考え。
河本健太郎さんはまずダブルスコップで10~11mを掘っていくと説明。そして深さ84cm辺で崩れないように井戸枠を挿入しドリルスコップで掘っていくと水が出る。さらに河本さんは石がでてくると水が多くなるという。作業を勧めているとドリルが折ってしまう。
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- 大磯ロングビーチ
ひらみゆき農園で井戸づくりをする。作業開始から2時間経過するがドリルが折れてしまう。園長の中森さんが自作フックを持ってきてくれ釣り上げることに成功した。そして作業再開し、粘土層で赤石などがあり、河本さんもむちゃくちゃ良いと話す。午後4時井戸水とブルーベリーのオリジナルドリンクを考案中ということで酢サイダーなどを試飲させてもらった。
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- ひらみゆき農園
翌日水量チェックすると十分な量がでてきたが、バケツ2.5杯分のみで増やすため井戸掘りを再開した。しかし硬い層がありドリルスコップでは掘り進められず。そこで続いてやぐらを建ててノミで掘削を行うが失敗。続いて杭打ち機を使うと石を砕くことが出来た。しかし突破には至らず。続いて絵手押しポンプ作戦でポンプをすることで水の通りが良くなり結果水量が増す可能性があるという。ここで助っ人として学童野球チームの柳田スターファイターズの子どもたちがやってきてポンプを押してもらう。30分後、量も増え水も綺麗になってきた。そして翌日には浄水器を設置して蛇口をひねると水が出た。その後の検査でも有害物質の検出は無く、ブルーベリーと井戸水を使ったドリンクの試飲会も行われた。スタジオにもドリンクが登場しサンドイッチマンらが試飲した。
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- 柳田スターファイターズ
安藤なつが石川・珠洲市の井戸掘りボランティアが密着する。ボランティアで行っているのは農家の元屋和則さんや大学講師でアーティストである中村厚子さんなどで井戸掘りボランティア「能登わっしょい」として被災地に40カ所以上の井戸を設置してきた。今回は3箇所に井戸を掘る。最初は約100人がクラス山間の集落がある杉山地区。9月の豪雨で川が氾濫し上水管が破裂し断水。災害時にみんなが使える井戸を造りたいと依頼。設置場所はコンクリートで穴を空けていく。安藤なつも手伝っていると石川の大物タレントが到着する。