- 出演者
- 若林正恭(オードリー) 佐藤栞里 郡司恭子 川畑一志
第48回日本アカデミー賞授賞式を伝える。
オープニング映像。
グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われた日本アカデミー賞授賞式を伝えた。各部門の受賞者らが登場した。吉岡里帆は能登からリモートで出演する。今回は主題歌賞が新設され、映画「ディア・ファミリー」の主題歌「Dear」でMrs. GREEN APPLEが受賞した。今回のプレゼンターは昨年最優秀賞・話題賞の受賞者。
優秀助演男優賞は内野聖陽、大沢たかお、岡田将生、佐藤二朗、山田孝之の5人。「八犬伝」で葛飾北斎を演じた内野は、北斎は馬琴より年上なので先輩に対する礼儀が出るとまずいと思ったがフランクに接してもらったと話した。「キングダム 大将軍の帰還」で王騎を演じた大沢は、コロナに巻き込まれて映画にそれほど時間をかけることがなかったので特別な作品になったと話した。「ラストマイル」で大手ショッピングサイトのチームマネージャーを演じた岡田は、答えのないような撮影を満島としていた時間が豊かで一緒にやれて良かったと話した。「あんのこと」で型破りだが情に厚い刑事を演じた佐藤は、この作品は本当にあったことなので1人でも多くの人に伝えたい思いでやっていたと話した。「正体」で脱走した死刑囚を追う刑事を演じた山田は、大変な役でストレスでハゲると思ったと話した。
最優秀助演男優賞は大沢たかおが受賞した。TASAKIよりパールとダイヤのブローチが贈られた。大沢は主演をどう盛り上げるのかと考え続けていたが、気付けば山崎やスタッフに助けられながら演じさせてもらったと話した。
新人俳優賞は赤楚衛二、板垣李光人、越山敬達、齋藤飛鳥。赤楚は朝ドラでヒロインの幼なじみを演じた。「六人の嘘つきな大学生」では内定を奪い合う就活生役、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」では坂本龍馬役を演じた。板垣は人気ドラマに数多く出演し「八犬伝」では麗しい姿で敵に迫る剣士、「はたらく細胞」では体内で働く新米赤血球を演じた。越山は5歳のときに新宿でスカウトされ芸能界デビュー。「ぼくのお日さま」では吃音の小学生を演じた。齋藤は乃木坂46でセンターを務め「【推しの子】−The Final Act−」では大きな秘密を持つ完璧なアイドルを演じた。
最優秀主演男優賞を受賞した大沢たかおにインタビュー。自分でないと思っていたので言葉を用意していなかった、常にスプレーのにおいがするくらいみんなダメージがあった撮影現場だったと話した。
新人俳優賞は齋藤潤、渋谷凪咲、森本慎太郎、山田杏奈。齋藤は山崎賢人に憧れ12歳で芸能界入り。「カラオケ行こ!」では川口春奈の弟役を演じた。渋谷はNMB48でデビューし、バラエティー番組に引っ張りだこ。「あのコはだぁれ?」で初主演に抜擢された。森本はSixTONESのメンバー。「だが、情熱はある」では山里亮太を圧倒的な再現度で演じて話題に。「正体」では同僚を逃亡犯と疑う男を演じた。山田は10歳のときにちゃおガールでグランプリを獲得。「ゴールデンカムイ」では隠された金塊を探すアイヌの少女を演じた。「正体」では逃亡犯と知らずに恋心を抱く女性を演じた。
優秀助演女優賞は芦田愛菜、清原果耶、土屋太鳳、山田杏奈、吉岡里帆の5人。吉岡はリモートでの出演。芦田は「はたらく細胞」で父と2人で暮らす高校生を演じた。清原は「碁盤斬り」で貧乏浪人の父と暮らす娘を演じた。土屋は「八犬伝」で物語の発端となる里見家の姫を演じた。山田は「正体」で逃亡犯と知らずに恋心を抱く女性を演じた。吉岡は「正体」で逃亡犯と心を通わせる女性を演じた。
優秀助演女優賞は芦田愛菜、清原果耶、土屋太鳳、山田杏奈、吉岡里帆の5人。「はたらく細胞」に出演した芦田は、演じるうえで細胞たちに思いを馳せていたと話した。芦田は2011年に6歳で新人俳優賞を受賞して以来。「碁盤斬り」で浪人の父を支える娘を演じた清原は、現場に行くたびに時代劇は楽しいと思ったと話した。「八犬伝」で伏姫を演じた土屋は、憧れの役だったので感無量だった、9年前の授賞式で西田敏行から新人俳優賞を受賞した人は助演や主演で戻って来るんだよ、あなたもぜひ戻っておいでと言われたのが心に残っていると話した。「正体」で逃亡犯に出会って恋心を抱く女性を演じた山田は、カメムシが多かったが横浜がスマートに対処してくれたと話した。「正体」で脱走した死刑囚を信じ続ける女性を吉岡は、恋愛感情を超えた人間としての絆を大切に演じたと話した。最優秀助演女優賞は吉岡里帆が受賞した。
優秀主演男優賞は綾野剛、草なぎ剛、山口馬木也、山崎賢人、横浜流星の5人。「カラオケ行こ!」で組のカラオケ大会のため合唱部の中学生を頼るヤクザを演じた綾野は、齋藤潤と2人でお互いの人物を作っていったと話した。「碁盤斬り」で妻を失い娘と暮らす浪人を演じた草なぎは、清原のパッションを受けてあまり台本を読んでないのをバレないように頑張ったと話した。「侍タイムスリッパー」で現代にタイムスリップした幕末の侍を演じた山口は、予算がないことで一致団結した、監督は1人で何役もこなしていたと話した。「キングダム 大将軍の帰還」で天下の大将軍を夢見る信を演じた山崎は、俳優としても人間としても大沢にいろんなことを教えてもらったと話した。「正体」で脱走した死刑囚を演じた横浜は、逃げるために容姿を隠すのではなく人の中に紛れ込む、というのを監督とメイク部と衣装部で相談してリアルを追求したと話した。最優秀主演男優賞は横浜が受賞した。
最優秀監督賞の候補は佐藤信介、塚原あゆ子、藤井道人、三宅唱、安田淳一の5人。最優秀監督賞は藤井監督が受賞した。藤井監督は映画の現場は楽しくなきゃいけないしその場を作るのは自分の責任だと思った、インディーズスピリットで映画を作り続けたいと話した。
優秀主演女優賞は石原さとみ、上白石萌音、河合優実、草笛光子、満島ひかりの5人。石原は「ミッシング」で行方不明になった娘を捜す母を演じた。上白石は「夜明けのすべて」で月経前症候群で職を転々とする女性を演じた。河合は「あんのこと」で母親から虐待を受けてきた女性を演じた。草笛は「九十歳。何がめでたい」で誰からも愛される作家を演じた。満島は「ラストマイル」で大手ショッピングサイトセンター長の女性を演じた。
優秀主演女優賞は石原さとみ、上白石萌音、河合優実、草笛光子、満島ひかりの5人。「ミッシング」で行方不明になった娘を捜す母を演じた石原は、辛い役だったが実際に自分に子どもがいることがポジティブにはたらいたと話した。「夜明けのすべて」で月経前症候群で職を転々とする女性を演じた上白石は、生理前と生理後の自分の心身の波を観察することで役に共感していけたらと思ったと話した。「あんのこと」で母親から虐待を受けてきた女性を演じた河合は、起きてることは自分たちと遠くて過酷に見えるがこの人の綺麗さな魂に吸い寄せられた感じがしたと話した。「ラストマイル」で大手ショッピングサイトセンター長の女性を演じた満島は、あまりの情報量に本をあまり理解できないまま撮影が始まったと話した。「九十歳。何がめでたい」で誰からも愛される作家を演じた草笛は、こういう機会でないとこんなに大勢の皆さんにお目にかかれることはないと話した。
最優秀作品賞の候補は「キングダム 大将軍の帰還」「侍タイムスリッパー」「正体」「夜明けのすべて」「ラストマイル」の5作品。