優秀主演女優賞は石原さとみ、上白石萌音、河合優実、草笛光子、満島ひかりの5人。「ミッシング」で行方不明になった娘を捜す母を演じた石原は、辛い役だったが実際に自分に子どもがいることがポジティブにはたらいたと話した。「夜明けのすべて」で月経前症候群で職を転々とする女性を演じた上白石は、生理前と生理後の自分の心身の波を観察することで役に共感していけたらと思ったと話した。「あんのこと」で母親から虐待を受けてきた女性を演じた河合は、起きてることは自分たちと遠くて過酷に見えるがこの人の綺麗さな魂に吸い寄せられた感じがしたと話した。「ラストマイル」で大手ショッピングサイトセンター長の女性を演じた満島は、あまりの情報量に本をあまり理解できないまま撮影が始まったと話した。「九十歳。何がめでたい」で誰からも愛される作家を演じた草笛は、こういう機会でないとこんなに大勢の皆さんにお目にかかれることはないと話した。