- 出演者
- 池上彰 RG
オープニング映像。
今回は1987年放送の「鶴になった男〜釧路湿原 タンチョウふれあい日記〜」を放送する。ゲストは日本野鳥の会の所属するレイザーラモンRG。
- キーワード
- NHK特集 鶴になった男日本野鳥の会
タンチョウは一時絶滅が伝えられたが今では400羽近くになった。タンチョウの繁殖地である釧路湿原の一角には、昭和33年にタンチョウの保護・増殖を目的に釧路丹頂鶴自然公園が作られた。公園の中に住み込んで守り育てている高橋さんは、高橋さんは人工孵化した4羽の鶴と鶴語で会話をしている。
春先の雨で巣が水に浸かりタンチョウが卵を抱くのを止めると、代わりに高橋さんが孵卵器で人工孵化をする。温め始めてから2週間目、卵の中を透かして見ると黒いシルエットが元気に動いていたがその後孵化は失敗に終わった。最近では親の数は増えているのに雛の数はほとんど増えていないという。高橋さんは20羽余の鶴の人工孵化に成功し7羽を湿原に旅立たせた。高橋さんは17年前に初めて人工孵化を成功させ別の動物園へ送られた鶴ロックと久々に再会した。今回1つの孵化には失敗したが残る2つは順調で、高橋さんは卵に声をかけるようになった。また、これから生まれる雛鳥のために湿原で小さい魚を捕まえた。
温め始めてから30日目、雛が卵を割り始めた。割り始めめてから21時間で雛が誕生。もう一匹の雛も3日後に生まれた。雛に餌やりをしたが、魚一匹を食べさせるのに丸一日掛かった。1匹の雛の足が曲がっており、歩くことが出来なかった。7日目の朝に雛は死んだ。
今年公園で卵を抱いていたつがいからも2羽の雛が誕生した。親は鳴き声で危険を知らせ、外敵から雛を守っていた。自然の中で無事育つ雛は10羽のうち3羽。生まれて3か月経つと、雛は見違えるほど大きくなった。高橋さんは雛を湿原へ放つため、一緒に走って飛べるように練習させた。飛べるようになったタンチョウは湿原に羽ばたいていった。
現在北海道内のタンチョウ1800羽に増えたという。スタジオでは高橋さんが当時記録していた日誌を紹介した。高橋さんは退職後も講演活動などをしてタンチョウの保護に尽力した。レイザーラモンRGは生半可な気持ちで野鳥好きって言ってる場合じゃないと思った、もっとできることがあると思ったと話した。
釧路市丹頂鶴自然公園では現在16羽のタンチョウが飼育されている。タンチョウの習性や歴史を伝える園内の壁新聞を描いている高嶋さんは18歳で飼育員になり、10年にわたり高橋さんから孵化や飼育の技術を教わった。初めて一人で世話を任される前日、高嶋さんは高橋さんに突かれるのが怖くてやれないと話すと高橋さんは「俺もだ」と答えたという。高嶋さんは今、孵化から育てた11歳のナナツに卵を生んでほしいと願っている。
- キーワード
- タンチョウ釧路市丹頂鶴自然公園高橋良治
次回予告。
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