2024年7月16日放送 23:30 - 23:40 NHK総合

時論公論
南シナ海 中比の対立激化 〜拡大する影響〜

出演者
宮内篤志 藤下超 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(時論公論)
中国・フィリピン対立激化 南シナ海情勢の行方は

南シナ海では世界の貿易の20%超が往来するとされ、漁業資源や地下資源も豊富。最近、フィリピンの船舶が中国海警局の船に相次いで妨害されていて、6月には両国の船が衝突。中国側がフィリピン軍のゴムボートに穴をあけ、銃器を押収した。フィリピンのマルコス大統領は親中路線だった前政権と打って変わり、対決姿勢を強める。一方、中国側はマルコス政権は前政権との間で交わした紳士協定を守らなくなったため、対立が激化したと非難している。中国が2014年以降、大規模な埋め立てを行い、軍事利用可能なインフラ整備を進めるなか、フィリピンはアメリカとの連携強化に乗り出している。

キーワード
セカンド・トーマス礁フェルディナンド・マルコス・ジュニアロドリゴ・ドゥテルテ中国海警局中華人民共和国海警法九段線習近平

欧米や日本の専門家によると、中国が台湾への武力行使に踏み切った場合、アメリカの介入を思いとどまらせるため、核による反撃能力の確保を狙っているという。フィリピンはアメリカ以外にも日本、オーストラリアとも連携を強め、4月には4カ国が海上共同活動と位置づけた共同訓練を実施。南シナ海をルールに基づいた安全な海にしていくにはどうするべきか、領有権を争う当事国だけではなく、国際社会が紛争防止のルールづくりなどに積極的に関与することが求められる。

キーワード
アメリカオーストラリアフィリピン南シナ海東南アジア諸国連合自衛隊
(エンディング)
エンディング

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