- 出演者
- 有働由美子 片岡信和 千々岩森生 草薙和輝 下村彩里 武隈光希 立花義裕
秋雨前線の影響で、きょうは西日本を中心に大気が不安定となった。熊本県山都町では1時間に48mmの降水量を観測し、宮崎県五ヶ瀬町ではビニールハウスに激しい雨が打ち付けた。山口県下関市では雷と共に激しい雨が降り、富山市でも大雨となった。あすにかけて西日本を中心に急な雷雨に注意が必要。8日に名古屋市を襲った記録的大雨では、庄内川に「レベル5氾濫特別警報」を発表。名古屋駅から東に約6kmの住宅街を流れる山崎川は氾濫寸前の状態にもかかわらず、周辺では床上浸水の被害が発生していたことがわかった。番組は周辺9か所で防犯カメラやドライブレコーダーの映像を独自入手した。
8日午後3時27分の映像では、まだ雨がそれほど強くなかったことがわかる。しかし午後4時11分になると道路は冠水し、駐車場まで水が入り込んでいた。車を駐車場から脱出させたわずか10分後には駐車場が一面水浸しになり、道路を走る車のナンバープレート付近まで水位が上がっていた。午後4時53分には、水位が道路を歩く人の腰近くまで達していた。一方川の近くの住宅の防犯カメラの映像では午後4時10分に玄関前の水深は約25cmほどに達し、車のタイヤの半分が水で隠れていた。午後5時には川と道路の境目がなくなり、道路は約1m冠水。車の持ち主は当時仕事で不在だった。この時車内ではエンジンをかけていないにも関わらず、ワイパーとカーナビが勝手に起動していた。この場所から400mほど上流では川は溢れなかったが、浸水被害が発生していた。川の水位が上がり下水や雨水が川に流れ込むことができず、逆流して反乱する「湛水型」の内水氾濫が起きていた。帝京平成大学の小森次郎教授は「川からの逆流で更に水が増した可能性がある。急激な水位上昇の危険性が、今まで以上に都市化が進んだ地域で大きくなっている」などと指摘した。
名古屋市内の至るところを冠水させた大雨。名古屋市中区の建物では、道路から地下空間へ大量の水が流れ込んでしまった。約2時間の防犯カメラ映像から、浸水の速さがわかってきた。午後3時56分の映像ではまだ水が流れていないが、その5分後には水が流れ始め午後4時6分には冠水した道路から水が勢いよく流れ込んでいた。ここ止水板の設置を始めたが、水でネジ穴が見えず設置するまでに約25分かかってしまった。全国で相次ぐ都市型水害の減災へ向けて、東京でいま身近な対策が進められている。「雨庭」は穴に水が染み込みやすい砂利などを敷き雨水を溜めて地中に浸透させることで下水道や河川に流れる水量を減らし、内水氾濫を防ぐ狙いがあるという。今年武蔵野市では、吉祥寺の公園に新しい雨庭を2つ新設した。武蔵野市環境部下水道課の鈴木航主任は「都市部では水をためる施設を作る土地が限られるが、雨庭は小規模に浸水対策ができる」などと語った。雨庭は世田谷区の下北沢など都内各地で設置が進められている。さらに屋根からの雨水を一時的にタンクに溜めることで水害を軽減できるといい、東京都では26の自治体で雨水タンクの設置費用の補助を行っている。
13人が死亡した千葉豪雨の発生から、きょうで1カ月。千葉市内ではマンションで断水が続いており、近所の公園に水をくみに来る人の姿があった。停電が解消されるまで、くんだ水を階段で9階まで運んでいたという住民もいた。一帯が冠水したJR蘇我駅周辺の焼肉店はいまだ休業中で、店内では片付け作業に追われていた。店内に水が入ってきたのは午後6時すぎで、またたく間に腰のあたりまで水に浸かってしまったという。当時千葉市内では何が起きていたのか。千葉市に「レベル3大雨警報」が出されたのは、8月13日の午後5時44分。防犯カメラの映像から、午後6時には冠水が始まっていたことがわかった。午後6時15分に「レベル4危険警報」が出されたころには、道路はすでに冠水していた。浸水の危険度を知らせる「キキクル」を見ると、紫や黒の領域が短時間で広がっていたことがわかる。気象研究所の解析では午後5時半ごろから高さ15kmほどの積乱雲が急発達し、「スコールライン型」と呼ばれる線状降水帯が6時間以上も留まっていたことがわかった。
いま日本で何が起きているのか。筑波大学生命環境系の釜江陽一准教授は「今年日本付近の海水温が高く、水蒸気が非常に多く大雨が度々発生している」などと語った。気象庁高層気象台は、大気中の水蒸気を100年以上にわたり観測している。「ラジオゾンデ」は大気の気温や湿度、水蒸気量などを測定しながら、計測データを地上に送信する気象観測機。ラジオゾンデは気球に付けて上空に放たれるが、気球への水素の補填から発射の時間設定まで全自動で行われているという。気球は成層圏の高度約30,000mまで達し観測が行われている。釜江准教授は「海からの水蒸気の供給は今後しばらく続くと思う」などと述べ、今後の大雨への警戒を呼びかけた。平年に対して今年は日本列島の南側を中心に水蒸気が多いエリアが広がっており、釜江准教授によると秋雨前線が南下した寒気と熱帯から広がる暖湿気に挟まれて活発化。そこに台風や熱帯低気圧から大量に水蒸気が送り込まれ、大雨になっているという。
この先1週間の天気は、秋の長雨になりそう。今夜から北陸・東北地方は雨の降り方が強くなる。週の前半は前線が活発化し、東日本・西日本を中心に広く大雨となる予想。さらに週後半は新たに熱帯低気圧が発生し日本に近付く可能性があり、不安定な天気が続く。大陸には寒冷渦が発生しており、このあと東に進んで秋雨前線を刺激する可能性がある。そのため日本海側を中心に週前半は大雨になる。南の海上では熱帯低気圧が発生し、日本列島に近づいてくる可能性がある。この先1週間は秋雨前線が長く停滞し、全国的に不安定な天気が続く。これまでの雨で地盤が緩んでいるため、山沿いなど危険な場所には近づかないようにすること。週の前半で気温が少しずつ下がり、衣替えの時期が近づいてきている。あすは関東地方で厳しい暑さとなるため、水分補給など熱中症対策が必要になる。
日本では異例の長雨が続いているが、世界各地でも異常気象が相次いでいる。インドネシアでは少雨と干ばつが長期化して火災が相次ぎ、7月までに東京都とほぼ同じ面積が焼失している。先月29日にはアメリカ・アリゾナ州グランドキャニオン国立公園で大規模な土石流が発生し、2人の死亡が確認された。ヨーロッパではドイツからルーマニアまで10カ国を流れるドナウ川が歴史的な干ばつに見舞われ、川底から戦時中に沈没したナチスドイツの軍艦が出現した。三重大学大学院の立花義裕教授は「世界各地で同時多発的に起こっている極端な気象は、地球温暖化とエルニーニョ現象の掛け算で引き起こされている」などと語った。特に南米沖の海面水温が2℃以上高くなった場合「スーパーエルニーニョ」と呼ばれるが、今年のエルニーニョについて気象庁は「8月の南米沖などの海面水温が通常より3.4℃高かった」と発表した。立花教授は「エルニーニョがスーパーになると過去の常識が通用しなくなる。より海水温が高くなり、大気中の水蒸気が非常に多くなり雨が強まる」などと語った。
気象庁は今月9日にエルニーニョ現象の今後の見通しを発表し、来年1月まではエルニーニョ現象が続く見通しが100%だとした。今年は南米沖の海面水温が冬にかけてどんどん上がり続け平常より4℃以上高くなり、観測史上最大級だった1997年12月を超えるような歴史的な強さになる可能性があるという。立花教授は「スーパーエルニーニョになると秋になっても暑く、残暑が長引く。また海面水温が高いことによって台風が発生しやすくなる。冬はエルニーニョ現象の時は暖冬になる傾向があるが、スーパーエルニーニョのため一時的に寒波が来てドカ雪が降るかもしれない。エルニーニョ現象のピークは1月で、その後もなかなか終わらない可能性がある。スーパーエルニーニョが起こるとその年を境に気温が上がるが、さらに近年はスーパーエルニーニョが起きる間隔が縮まっている。世界中で異常気象が起きやすい時代が来てしまった」などと語った。
きょう投開票の沖縄県知事選挙で、保守系の与野党6党が推薦した42歳の新人・古謝玄太候補が3選を目指す玉城デニー知事を破り当選した。古謝氏は「多くの方が沖縄を前に進める選択をしたと受け止めている」などと語った。落選した玉城氏は「結果は県民の選択。矛盾がある計画を進めている国に対して、納得しないと県民を代表して私が主張したことは間違っていない」などと語った。沖縄県知事選は現職の玉城デニー氏と、前那覇市副市長の新人・古謝玄太氏による事実上の一騎打ちとなった。古謝氏は東大から総務省に進んだ元官僚で地元経済界から推されて出馬し、与党に加え保守系の野党などから広く推薦を受けた。「10年後の県民所得倍増」など強気の経済政策を打ち出し、支持を訴えていた。
朝日新聞などが行った世論調査では、今回の選挙で半数以上が「経済の活性化」を最も重視するとした。沖縄の県民食の1つであるステーキだが、10年前は150g1600円が今は3600円に値上がりしている。沖縄県では全国平均を上回る物価高が暮らしを直撃している一方、1人あたりの県民所得は231万5000円と全国最低となっている。対する玉城氏が全面に訴えたのは、2期8年の実績だった。一方で普天間基地の「辺野古移設反対」については政策の柱から外し、街頭演説でも以前ほど取り上げなかった。辺野古移設反対を旗印に2度にわたり自民推薦候補を破った玉城氏だったが、県と国の法廷闘争は軒並み県が敗訴。埋め立てが着々と進む中、県には工事を止める有効な手立てがなかった。最新の世論調査では、普天間基地の辺野古移設について賛成が35%、反対が37%と拮抗する結果となった。さらに投票に際して「基地問題を最も重視する」人は15%に留まった。これまで玉城氏に投票してきたという男性は「諦めと疲れ。もう若い人の考えでよい」などと語った。古謝氏は辺野古移設を容認していて、「普天間基地の一刻も早い危険性除去が最優先だ」と強調した。午後7時半現在の投票率は29.65%となっていて、前回選挙の同時刻と比べて3.58ポイント上回っている。
沖縄県知事選挙は自民党などが推薦する新人の古謝玄太氏が当選した。沖縄県那覇市の古謝陣営から中継でリポート。当選を決めた古謝氏は支援者に挨拶をしたあと、先程まで報道陣のインタビューに応じていた。午後8時に当選結果が出ると会場からは大きな拍手が沸き起こり、共に選挙戦を戦ってきた家族や支援者と手を取り合う姿がみられた。現職を破った古謝氏は、勝因について「県政を前に進めることが問われた選挙だった」と述べていた。県民からは「経済を前に進めてほしい」との声が多く聞かれ、基地問題については「賛成、反対と分断される県政ではなく、中立に立って話をしてほしい」という声も聞かれた。古謝氏は「146万人の声を聞き受け止める、決断力のある県政を目指していきたい」としている。
沖縄県知事選挙で自民党などが推薦する新人の古謝玄太氏が当選したことについて、千々岩森生は「政府の沖縄振興予算が、非自民系知事だったこの12年で徐々に減ってきている。自民党が支援する候補が勝ったことで、これから増えていく可能性があるのではないか。普天間基地についてアメリカは長い滑走路を使えるように日本と協議しており、まとまるまでは返還はないとしてる。普天間の返還ありきで辺野古は動いており、今後は大きな焦点になるのではないか」などと指摘した。
インドネシア当局によるとフェリーから「ジャワ海で悪天候に見舞われている」という報告があり、きょう午前2時ごろに連絡が途絶えた。フェリーの乗客・乗員243人のうち113人は救助されたが、このうち6人が死亡した。残る130人の行方が分かっていない。フェリーは沈没した可能性が高いという。現地の日本総領事館によると、現時点で日本人が巻き込まれたという情報はないという。
秋篠宮さまと悠仁さまはきょう、宮城県気仙沼市の東日本大震災遺構・伝承館を訪問された。この施設では約12mの津波が押し寄せた気仙沼向洋高校の旧校舎を保存している。お二人は津波で流されてきた車が残る3階の教室などで、語り部の高校生から説明を受けられた。悠仁さまは被災した状況について、熱心に質問されていた。
高市総理大臣は、国対委員長に村井英樹元官房副長官を起用する方針を固めた。村井氏は岸田政権で総理補佐官などを歴任し、現在は自民党国会対策委員会の筆頭副委員長として与野党間の調整などにあたっている。高市総理はこうした経験や国会改革を目指す姿勢などを考慮したとみられる。いまの梶山国対委員長は入閣を含め、ほかの要職での起用も検討している。
名古屋市の中心部で起きた住宅火災で、1人が死亡した。午前1時40分ごろ、名古屋市中区の住宅で「火事です」と火元の住民から119番通報があった。木造2階建ての住宅が焼け、1人の死亡が確認された。他に80代の男性と40代の女性が軽傷。火元の住宅に住む70代の女性と連絡が取れておらず、警察は遺体の身元の確認を進めるとともに火事の詳しい原因を調べている。
北口榛花が日本新記録の超ビッグスローを見せた。きょう初日を迎えた大相撲9月場所で、関脇・熱海富士に注目。
横綱の胸を借り、泥だらけになりながらぶつかっていく関脇・熱海富士。この9月場所は大関昇進がかかる大事な場所。目安の33勝にはあと12勝で届く。幕内最重量198キロの熱海富士は静岡県熱海市出身。市内の商店街には顔ハメパネルもある。歌も得意だという。地元の応援を一身に受け、勝負の場所が始まる。きょうの初日、熱海富士の相手は豪ノ山、寄り切りで熱海富士が勝ち、初日白星スタートとなった。手にした懸賞は32本で192万円ゲット。
女子やり投・北口榛花が、世界のトップ選手のみが出場できる大会でビッグスロー。日本新記録68m92と、自身が持つ記録を3年ぶりに更新し優勝を飾った。去年けがに苦しんだ北口は今シーズン、新たなコーチとともに再出発。五輪3連覇のレジェンド・ゼレズニー新コーチは男子世界記録保持者(98m48)で、新コーチのもとでさらなる記録更新を目指してきた。コーチと二人三脚で迎えた今大会、自己記録を1m以上更新し、女子世界歴代10位に並んだ。優勝賞金は約2300万円。ビッグスローでビッグマネーもゲット。
全米OPの車いすテニスでは、上地結衣が相手に触らせないプレーを見せた。まずはコートギリギリにサービスエース。今度は返ってきたところ、強烈なショット。上地結衣は全米OP連覇を達成。4大大会で13度目のシングルス優勝。
