- 出演者
- 長谷川忍(シソンヌ) 影山優佳 中室牧子 石井英真 大村幸子
過去の未来予測を検証すると人類の行く末が見えてくる。今回は未来予測「学校で先生が授業をしなくなる」を反省していく。1967年に「1989年には学校で先生主導の授業がなくなる」と未来予測しており、コンピューターによる授業が主流になるとしていた。現代はスマートフォンやインターネットが登場したが学校から先生がいなくなることはなかった。
オープニング映像が流れた。
長谷川は自分たち世代では学校から先生がいなくなることは想像できず、学校では早々に早弁して昼は購買で買っていたなどと明かした。過去に未来予測をしたアメリカの教育ジャーナリストであるジョージ・B・レナードが登場。京都大学の石井教授、東京学芸大学附属小金井小学校の教諭である大村、慶應義塾大学の中室教授が専門家としてゲストに登場。
ジョージ・B・レナードが1967年にした未来予測は「1989年には学校で先生主導の授業がなくなる」と発表。ジョージは世界中がネットワークでつながり知識を伝える役割はコンピューターが担うと予測していたなどと説明。
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- ジョージ・バー・レナードルック
19世紀初頭の英国でジョセフ・ランカスターによって一斉授業始められ、当時は産業革命により労働者階級の人材育成が重要であったなどと解説した。米国・ボストンでは1848年にクインシー・グラマー・スクールが開校して一斉授業が行われたなどと伝えた。
1957年にソ連が人類初の人工衛星打ち上げに成功した。1960年にはイリノイ大学で世界初のコンピューター教育支援システムが開発され、自動で問題を提示し採点も行うコンピューターとなるティーチングマシンも商業化して普及し、1990年代末には公立学校の95%でインターネットに接続した。2010年代では多くの学校で生徒1人1台の端末が配布されるようになった。中室は2018年の全米理数教育調査では数学の授業で全体指導を行うクラスの割合が小学校で73%、中学校で59%、高校で65%となったなどと伝えた。
未来予測の反省ポイントは「テクノロジーの使い方を見誤った」「格差によるネット環境の違い」であったなどと伝えた。
日本に一斉授業を教えたマリオン・スコットにより1872年に日本初の近代学校教育制度「学制」が開始された。1920年代には子どもたちの個性尊重などを打ち出した新教育運動が行われ、民主教育は国から抑圧され下火となっていた。戦後に民主教育で再び個性尊重の流れとなるが、高度経済成長期に受験戦争が過熱化し、1980年代に中曽根首相(当時)が教育改革を推進し、2002年にゆとり教育により週5日制へ移行したなどと解説した。
大村が実際に子どもたちに授業している様子をVTRで紹介。大村は授業では主体的・対話的で深い学びを目指す授業であるアクティブラーニングを実施しているなどと伝えた。
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- アクティブラーニング
2019年に文部科学省が始めたGIGAスクール構想では公立小中学校の子ども全員に端末が整備され、子どもの学習状況がリアルタイムで教師の端末に届くようになった。中室はアダプティブラーニング(個別最適化学習)などとしてインドでの教育実験では習熟度に合わせて出題されるデジタル教材で小中学生の学力効果を調査したなどと伝えた。中室はパキスタンで実施された教育実験ではデジタル教材の扱い方による偏差値の変化では、教員主導による教育では+3.0、生徒主導の教育では-4.3という結果になったなどと紹介した。
大村は小学校の国語授業ではデジタル教科書を使用しているとしてその様子をVTRで紹介。東京大学の研究では同じ漫画を紙の本と電子書籍で読むグループに分けて脳の活動を比較し、電子書籍のグループが問題への回答に時間がかかったなどと説明した。
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東京学芸大学附属小金井小学校の鈴木秀樹先生によるAIを活用した授業の様子を紹介。大村は物語の感想文をAIに書かせる学習で、AIからの質問に子どもたちが回答を繰り返すことで感想文が完成していき、完成した感想文を基に子どもたちが意見交換を行っていて、先生が事前に授業を設計していることが重要などと話した。
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- 人工知能東京学芸大学附属小金井小学校
中室は非認知能力とは学力ではない能力のことであり、コミュニケーション能力や社会性などは学校ではスポーツを通して学んでいるなどと語った。
石井らは日本の教育では板書で子どもの考えを整理しながらつなぎ、一斉でありながらも一方通行ではない創造的な一斉授業が日本の持ち味であったなどと伝えた。
中室らは一斉授業が日本の教育からなくなることはイメージしづらく、いつの教育現場にも子どもたちを夢中にさせる魔法使いのような教育者がいて、そうした人材の過小評価は良くないなどと語った。
長谷川らは従来に教育のいい場所やアップデートすべきところとのバランスを上手に混ぜていくことが大切だと感じたなどと語った。
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