- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 石原良純 伊集院光 影山優佳
各地でクマの出没が相次いでいる。全国のクマ出没数は1万3132件に上り、うち人身被害は180件と統計史上最悪の事態となっている。今夜は、日本に迫る危機を衝撃映像&独自取材で紐解く。
クマに襲われにくくなる方法を衝撃映像とともに紐解く。クマの襲撃から助かった映像を3つ映像を紹介。3つの動画にはある共通点がある。問題「クマに遭遇しても襲われなかった人たちが見せていた体のある部分とは?」と出題。
問題「クマに襲われなかった人たちが共通して見せていた体の一部とは?」、正解は「顔」。野生動物の場合、襲うときは背中から襲うことが多いため背中を見せるのは危険。顔を向けていると気付いていることが伝わる。オーストラリアのニューサウスウェールズ大学研究チームが約700頭の家畜の牛のお尻に目を描いたところ、4年間で1頭も襲われなかった。後退りで距離を取り、声を出して牽制するのも効果的。
今年10月、北秋田市で男女5人がクマに襲われ重軽傷を負った。襲撃現場は市の中心部だった。クマ被害にあった湊屋さんは救急搬送され、現在は仕事に復帰しているが未だ生々しい傷跡が残っている。
クマ被害にあった湊屋さんは当時叫び声を聞いて路上に出て様子を見ると、クマに襲われた高齢女性の姿があった。湊屋さんは家の周囲を確認したがクマの気配はなかったという。しかし念のためガレージの戸締まりをしたが、その後ガレージのシャッターを開けたらクマと遭遇。見の危険を感じて逃走したが2~3m先で押し倒され攻撃された。傷だらけで逃走し一命をとりとめた。クマが出たら必要以上に出歩かないことや普段から戸締まりをしておくことが重要。
アメリカ・テネシー州でゴミ箱を漁るクマなどが確認された。アーバンベアは日本でも増加傾向にある。
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- クマテネシー州(アメリカ)
アーバンベアの好物のナゾに迫る。アーバンベアは人間界の特定のニオイで住宅街に出没している可能性が指摘されている。スナック菓子・ペットフード・ラザニアをクマが持ち去る3つの映像には共通点がある。クマの嗅覚は人間の2000倍以上。問題「クマが匂いでチョイスする栄養素は?」。
問題「クマが匂いでチョイスする栄養素は?」、正解は「脂質」。効率的に体重を増やし脂肪を蓄えて冬眠するため脂分の匂いをもとに食べ物を選んでいる可能性がある。
問題「クマが好む油に関する日用品とは?」、正解は「油性のペンキ」。秋田県立大学の実験で油性塗料を好んで体を擦りつけたりかじる行動がみられた。油性ペンキ、灯油、アルコールなど揮発性の高いものを好む。
クマの生息域を紹介。九州は絶滅したと言われ、四国は絶滅の危機とされている。千葉県は房総半島が島だった時代に絶滅し縄文時代以降生息しないとされている。クマが特に多く出没しているのは北海道・秋田県。東京でも今年計110件以上目撃されている。秋田県では先月、連日のように出没報道が出された。
秋田市河辺地域では例年にないほどクマの出没が多発している。クマの被害に困っているという農家によると、コンバインの音も気にせず稲穂を食べられてしまうという。他にもりんごの果樹園でも被害を受けている。
相次ぐクマ被害に悩むりんご農家は果樹園を守るため電気柵を張り巡らせてきたが、今年は電気柵を破壊され昼間も出てくるようになっているという。町の至るところでクマの痕跡が見られる。米農家の女性は、我が子を守るため日々の送り迎えには常に不安と緊張がつきまとうと話す。
クマの出没が相次ぐ原因とされるのはブナやドングリなどの大凶作。さらに去年のブナやドングリの豊作によってベビーラッシュが重なっていることも背景にある。クマの不思議な生態の1つと言われる着床遅延は、受精卵を冬眠直前まで着床させず妊娠を遅らせるもの。受精卵の着床を左右するのが冬眠前の食事量。着床したクマは冬眠中に1~2頭の子グマを出産する。1970~80年代、クマ絶滅が危惧され保護策をとり増加した。ハンター不足により潜在的クマの増加、去年のブナの豊作によるベビーラッシュ、今年のブナの凶作が重なり出没が相次いでいると考えられる。
冬眠しないクマが出てきている現状がありさらに増加する可能性もあるという。
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ここ数年、イノシシやシカの人里への出没が増加している。農作物被害額は年間100億円以上に上る。暖冬で活発に活動しトラブル増加が危惧されている。中国、アメリカで撮影されたイノシシ・シカの衝撃映像5つを紹介。5つの映像の共通点は極度のパニック状態であること。
イノシシ・シカがパニックになる理由について、大渕希郷さんは普段の生活から離れた街中では慣れない環境でパニックになりやすいと分析した。イノシシ・シカは生息範囲が広がっている現状がある。
今問題視されている厄介アニマルがいる。大阪を中心に西日本で出没している。今回、害獣駆除に同行。依頼者によると屋根裏から何かの足音が聞こえるという。問題「家に入り込んだ小動物は?」、正解は「シベリアイタチ」。西日本に多い理由は、兵庫・明石の養殖場から逃走したと言われ大阪を中心に繁殖した。
石原良純は実家にコウモリが侵入したことがあると話した。アブラコウモリは天井裏、換気口など人家を好む。換気口に住みつくアブラコウモリの映像を紹介した。野生動物は病気、ダニを持っている可能性があるため早めの対策が重要。
カラスは冬に大きな集団を形成する習性がある。専門家によると、冬は寒さをしのぐため群れを作る集団生活期。さらにエサを求めミヤマガラスが群れをなして日本に飛来してくるため、従来いるカラスと合わさり冬は集団カラスによる被害に注意が必要。カラスが人間にとって厄介な理由は知能の高さ。カラスは学習能力・認識能力・記憶力が高いという。