- 出演者
- 林修 斎藤ちはる
アメリカの民家の庭先に4頭のクマの親子が現れた。サイレンを鳴らして逃げ出したクマもいたが乱入してきたクマとケンカになったクマがいた。また別の州のごみ捨て場にもクマが現れた。続いてロシアでは観光客を乗せたボートが運行中にクマが追いかけてきた。10月以降に特に気をつけたい危険生物はクマ。札幌市では住宅街にクマが現れるなど日本でも姿を発見されている。この時期クマによる被害が急増している。今年の異常気象とクマの生態が関係しているという。この時期クマは冬眠に向けて食べるが今年はどんぐりが少ないとみられエサを求めてクマが人里に近づく恐れがある。
続いての危険生物はイノシシ。スキー場に姿を見せた。走るスピードも早く危険だ。イノシシは冬の繁殖期に向けて気象が荒くなるという。また日本だけではなく海外でもイノシシは問題になっている。
続いてはシカ。近年シカの活動範囲が広がっており、日本でも市街地に出没している。高い繁殖力や狩猟者数の減少などが要因とみられている。出くわしたら正面に立たないようにする。
今夜は眠りのメカニズムの解明に近づく。睡眠学の権威・柳沢先生が睡眠不足に警鐘を鳴らす！
学友の悩みは眠りが浅い、不規則な生活などだ。最初に3つの睡眠チェックをした。1つでも該当すれば睡眠不足だという。また行動誘発性睡眠不足症候群という病気だ。日本は世界の中でも有数の睡眠不足大国となっている。
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- 行動誘発性睡眠不足症候群
最初の悩みは日中眠くなるのはなぜ？先生は日中眠いの睡眠不足が原因と答えた。また睡眠不足を慢性的に抱えた状態のことを睡眠負債と言う。睡眠負債が溜まると徹夜明けの脳は判断力が低下することが判明している。まあた他にも認知症などのリスクもあるという。睡眠負債を解消するには自分に必要な睡眠時間を知ることが重要だ。
睡眠負債を解消するには睡眠日誌が効果的だ。林光緒先生によると見える化すると自分の睡眠に気付くことが多いという。日中の眠気の大きな原因は慢性化した睡眠負債。
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- 睡眠負債
続いては寝だめはできる？柳沢先生の答えは「睡眠は貯金できない」。また伊集院さんはもともと睡眠時間が短いが最近は眠れないとの悩みを相談したが先生は難しい、即答できないなどと答えた。
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続いては眠っても疲れがとれないという悩み。先生によると睡眠の質が原因だという。睡眠の質を下げてしまう大きな要因の一つがいびきだ。寝る時の姿勢でいびきを減らせる。
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いびきを減らせる姿勢を先生が実演した。横向きで寝る習慣をつけるといびきを減らすことができる。さらに要注意なのが睡眠時の無呼吸だ。ここで先生がさきほどの伊集院の悩みに答えた。無呼吸が始まったのかもしれないということだ。先生が伊沢くんと林の睡眠の質をチェックした。
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- InSomnograf睡眠時無呼吸症候群
林の睡眠チェックの結果は37点だった。学生時代には見たことの無い点数だと林は話した。伊沢くんは82点だった。
脳の中で睡眠と覚醒を調節・制御するオレキシンという脳内物質を柳沢先生は発見した。志々雄としを例に例えてスタジオで説明をした。オレキシンは脳内のスイッチのような物質だ。眠気の正体は分かっていない。
今回、世界最高峰の睡眠研究施設の撮影に成功した。潜入取材の結果、「睡眠の質は腸の健康で決まる！？」「人工冬眠の最新研究」の事実が分かった。筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構は睡眠の研究施設としては世界一 の規模となっている。最初は睡眠の質と腸の健康の関係について。人間とハエの脳は遺伝子レベルでそっくりで10万匹のハエを眠り方の特徴で分類して研究をしている。またハーバード大学の研究によるとひどい睡眠不足だと腸の機能が低下するという。続いては人工冬眠の最新研究を見学した。こちらではマウスによる睡眠研究が行われている。柳沢先生はマウスの研究によってオレキシンをは発見した。睡眠の調節に関わる遺伝子を発見し冬眠の技術が世界で注目されている。近い将来人間も冬眠状態にできる可能性があるという。またNASAがかなり真剣に冬眠の研究をしているという。
「短時間でも熟睡できる方法はあるか？」という疑問。熟睡するポイントはお風呂の入り方とリビングの明るさ。就寝する1～2時間前に入り、しっかりお湯に使って深部体温を上げる。強い光には覚醒作用があり、眠りに導くホルモンが出にくくなるので、夜は部屋の明るさを暗めにする。
夜の睡眠時間が確保できない場合は昼過ぎに短い仮眠を取る。これをパワーナップというが、日本で2018年から導入する企業が増えている。昼寝の取り方はきちんとした姿勢で、頭を固定し、20分程度で目覚める。
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- パワーナップ
「寝落ちはしても大丈夫？」という疑問。寝落ちの悪い点は部屋が明るいままで、音が鳴ったまま、体勢・姿勢が整っていないの3つがあるので、あまり趣味にはしないほうがいい。
一番多かった悩みが「なかなか寝付けない」。解決策は睡眠ルーティンを見つける。よく眠るために行う動作や習慣で、人によって異なる。自分にとってリラックスできる眠気を誘う方法を見つけることが大切。原理はパブロフの犬と一緒で、眠れる行動を体に覚えさせる。
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- パブロフの犬
バカリズムさんは眠れないときには「先を知っている漫画を読む」ことをしているという。柳沢先生はつまらない論文を読むと2～3分で眠れるという。
就寝前のスマホ利用について。柳沢先生によるとスマホで何をするのかが問題で、その人にとってリラックスできるようなことであれば良いとのこと。ただSNSやYouTubeなどは脳が刺激されて眠くならなくなってしまうのでNGとのこと。
夜中のトイレで目が覚める問題について。この時疑われるのが「夜間頻尿」で、1日の尿のうち3分の1以上が夜間に集中する疾患で、加齢による尿を作るホルモンのバランスが乱れることが原因だという。柳沢先生によると、夜中に何度もトイレに行く人は睡眠時無呼吸の疑いがあるとのこと。対策としては両端が高くなっている枕がおすすめで、横向きの体勢で寝やすくなり無呼吸が改善されるとのこと。また別の話題で子どもの睡眠不足が大人と一緒に寝るところから来ているという話もあがった。