2026年9月7日放送 23:50 - 0:35 NHK総合

歴史探偵
犬と日本人 はるかなる旅

出演者
佐藤二朗 片山千恵子 松廣香織 河合敦 
(オープニング)
今夜は…

日本人と犬は数千年の長い時をかけ、絆を深めてきた。今回は、犬と日本人の知られざる歴史を徹底調査する。

キーワード
卑弥呼
オープニング

オープニング映像とタイトルが流れた。

(歴史探偵)
スタジオトーク

2000年前の銅鐸に狩猟の様子が描かれ、犬などが登場している。その後、古墳時代になると犬と日本人の関わり方が大きく変わる。

キーワード
上野(東京)卑弥呼扁平鈕式銅鐸渋谷(東京)
犬と日本人 はるかなる旅 卑弥呼ゆかりの巨大遺跡で大発見!

奈良・箸墓古墳は卑弥呼の墓だと考える研究者が非常に多く、古墳周辺は纏向遺跡と呼ばれている。纏向遺跡から、犬の骨が見つかった。発見された骨を手がかりに3Dプリンタで全身の骨を作成し、骨格模型を組み立て、粘土で筋肉組織をつくり、古代の犬を蘇らせた。前の時代の犬と比べて、足が長いことが判明した。専門家は、大陸から新しいタイプの犬が入ってきたのではないかと推測している。王宮の中で卑弥呼と共に生活をしていた。発見された犬の骨は、死後、埋められることなく放置されていた。犬は災いを払う特別な力があると考えられており、王の宮殿を守っていたのではないかと専門家は考える。

キーワード
卑弥呼寺澤薫東亜細亜文化財研究院桜井市立埋蔵文化財センター桜井市(奈良)箸墓古墳纏向遺跡風俗通義黒田龍二
スタジオトーク

卑弥呼の時代は、大陸からいろんな文化や技術が入ってきた時代で、犬も日本に連れてこられた。宮殿を守るための生贄として捧げられていた可能性もあるという。空海は、山の中で出会った犬たちに導かれて、真言宗の聖地となる高野山にたどり着いたと言われている。平安時代の中頃になると、人と犬はさらに近しい関係になっていく。藤原道長は愛犬と一緒にお参りしていたという話が残っている。

キーワード
多摩大学宇治拾遺物語真言宗空海藤原道長高野大師行状絵巻高野山
犬と日本人 はるかなる旅 江戸時代 犬の“ひとり旅”を徹底調査

いまから約200年前、福島から伊勢神宮まで700kmを一匹で旅したと伝わる犬がいる。名前はシロ。2か月かけて旅した。伊勢参りは当時の人々にとって大きな憧れだった。ある程度余裕がなければ旅はできないため、村の中で代表者が伊勢参りに行く、代参という動きがあった。犬に行かせる選択肢が取られたのではないかと考えられる。

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すかがわ昔話の会三重県総合博物館伊勢太神宮参詣群集図伊勢神宮伊勢街道伊勢(三重)十念寺大井川大井川往来之図奥州街道文政十三庚寅春御影参道の粧東海道箱根(神奈川)須賀川市(福島)

江戸時代になると、街道が整備されて、いろいろな人が歩いていた。山形の三川町史資料集には、伊勢参りをする犬を町から町へと人々がリレー方式で送り届けたことが書かれている。犬の首には銅銭がぶら下がっており、旅費や食事代などに使用されたとされる。実際に犬がお参りしたことを記した資料も残っている。

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三川町史資料集三重県総合博物館伊勢参宮宮川渡しの図伊勢神宮伊勢(三重)四日市(三重)山形県明和続後神異記木曽街道六十九次 支蘇路ノ駅 浦和宿 浅間山遠望木曽街道六十九次 木曽街道板橋之駅東京農業大学東大阪市(大阪)東海道五十三次 四日市 日永村追分 参宮道東海道五十三次之内 鳴海 名物有松絞
スタジオトーク

山形から伊勢にお参りした犬の記録によると、旅に出る前の所持金はおよそ三万五千円だったが、帰ってきたときおよそ四万円と増えていた。伊勢参りは沿道の人たちが炊き出しなど施してあげる習慣があり、一生懸命にお伊勢参りをする犬を見て応援したいとお金をあげたのではないかと考えられる。

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伊勢神宮伊勢(三重)善悪道中記山形県文政度御蔭群参絵巻新潟港菅原九左衛門家文書金刀比羅宮金毘羅狗図香川県

日本を代表する柴犬は、昭和11年に国の天然記念物に指定された。明治維新後、絶滅の危機に直面した。

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天然記念物柴犬

佐藤二朗は柴犬を守った歴史について、「奇跡のような話。今、当たり前のように見ている柴犬たちがほんとに過酷な試練を乗り越えていった。わずかな、いちるの望みをみんなが人がつないでいった。」などと語った。秋田犬、甲斐犬、紀州犬など7種が国の天然記念物に指定されている。そのうち、越の犬は完全に絶滅してしまった。

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柴犬甲斐犬秋田犬紀州犬越の犬
(エンディング)
次回予告

「歴史探偵」の次回予告。

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