- 出演者
- 池上彰 宇賀なつみ 遠藤章造 伊集院光 カズレーザー 磯野貴理子 大友花恋 浮所飛貴 林瑠奈(乃木坂46)
今どきの若者はニュースをネットやSNSで確認するのが当たり前。結婚相手と出会う方法で一番多いのはマッチングアプリ。直近5年間で結婚した39歳以下の約25%がマッチングアプリがキッカケと回答している。今では多くの自治体もマッチングアプリを導入している。
人気の「BeReal.」は1年ほどで利用者が10倍以上になった。今どきは盛らないリアルなSNSが注目されている。アンケート調査では10代の若者は男女ともにSNSのほうが自分らしくいられると回答している。
1993年の調査ではみんなでいるほうが好きという人が多かったが、今はひとりでいる方が好きという回答が多い。カフェにひとりでいてもつらくない時間について若い世代は2時間以上平気という人が4割以上。さらに旅行もひとり旅を好む人が増えておりひとり旅をする人の割合は5年間で倍増。1994年の調査では落ち込んだ時にそばにいてほしいのは異性と答えた人が多かったが現在は同性が多数派。若者は同性の友達を重視しており男性同士でも誕生日プレゼントを贈る人が増えている。
1994年の調査では尊敬する点が多いのは父親という人が多かったが、今は母親が多数派。今は母親の存在感は大きく母親と共通の趣味があるという若者は5割を超えている。
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60~79歳のおよそ6割が積極的にキャッシュレス決済を利用している。さらに50歳以上の多くがYouTubeを利用しているというデータもある。高齢者の暮らし方にも大きな変化がある。今は高齢者向けシェアハウスが人気。生活費の節約や入居者同士で体調管理ができるとして注目されている。一方で年上世代と若者では理解の仕方が違う部分もある。1000円弱や4時10分前の意味を間違える若者が多くこれまで使っていた言葉が誤解を招く可能性もある。
小学校から英語を学ぶ、宿題は親が丸付けするなどイマドキの学校の常識を紹介。色覚への配慮で今は赤いチョークを使用しない。今は色覚検査は希望者のみ実施している。英語の授業では筆記体は必修ではない。パソコンの普及で海外でも筆記体を使わない傾向にある。一方でアメリカの一部地域では筆記体の学習を見直す動きも出ている。イマドキの体育の授業は男女共習。また体への負担が大きいと指摘され体育座りをしない学校が増えている。
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多くの学校では牛乳のストローが無くなっておりストローなしの牛乳パックが普及している。人気が復活している昭和の代表的な習い事はそろばん。アナログな方法で答えにたどり着く過程が大切と改めて評価されている。近年、授業の一環で桃鉄が使用されており教育版が無償で提供され導入した学校は1万校以上。男子校や女子校を差別だという声があがり教育委員会が検討を始めたところ卒業生の間で一大反対運動が盛り上がった。埼玉県教育委員会は共学化を進めていく方針を打ち出したが時期などは未定。
今どきの子どもが好きな野菜の1位はトマト、嫌いな野菜の1位はナス。時間がかからず調理が簡単なトマトを親がよく使うことや品種改良で甘くなったことなどが背景にあると考えられる。
25年3月卒業予定の大学生の6割以上が地元で就職を希望している。今どきの若者が企業を選ぶポイントの1位は安定している会社。一方、就職したくない会社の1位はノルマがきつそうな会社。一方、上司が過剰に配慮し部下の成長の機会を奪うホワイトハラスメントというものもある。
1994年&2024年に19~22歳にアンケートをとった今一番欲しいものランキングを紹介。1994年の若者は1位:お金、2位:ツキ・運、3位:能力、4位:幸せ、5位:恋人。2024年の若者は1位:お金、2位:時間、3位:自由、4位:安定した暮らし、5位:容姿。恋人は現在10位にランクインしている。
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10・20代の借金に関する相談が過去10年で最多となっている。お金がないという理由以外にも、2022年度から成人年齢が18歳に引き下げられたことも理由の一つ。親の同意なしに契約できるようになったことや悪質業者に狙われるなどお金に関するトラブルが増えている。一方、夢を持って働く若者もたくさんいる。林業は若者の割合が増加傾向にある。若い世代が学校でSDGsを学び環境意識が高くなっている。日本の林業を活性化するため世界初の木造の人工衛星が開発された。ネジや接着剤を使わない伝統的技法を採用している。従来の人工衛星は金属の微粒子が気候に悪影響を及ぼす可能性が指摘されている。他にも世界初の木材から作られたお酒の商品化に取り組む企業もある。国産木材に新たな価値を見出して林業の活性化に繋げようという。
20年前の電機メーカーの売上ランキングはトップ10の半分を日本メーカーが占めていた。しかし今は世界一は韓国。トップ10内に日本は一社のみ。韓国は早くからAIを家電に取り入れて特に若い世代に人気が高い。今の新車の輸出台数は日本は2位。1位は中国。中国製の電気自動車が世界で人気。日本や欧米が撤退したロシアに中国が進出したことも売上を伸ばしている要因。輸出額1位の日本の飲み物はウイスキー。10年で10倍以上に売上を伸ばしている。留学先として人気上昇中の国はフィリピン。フィリピンは英語が公用語の一つで留学費用は欧米に比べて半分程度。日本の輸出品を最も買っている国はアメリカ。中国は日本の海産物を輸入するため現在国際機関の調査に参加して福島周辺の海水を調査中。
自動車に次ぐ日本の産業は観光業。訪日客消費は年間7兆円規模。外国人に人気の観光地の7位:チームラボプラネッツ TOKYO DMM。何度も通うリピーターが続出。訪日外国人の約10人に1人が来館している。日本に来る韓国人の約7割がリピーターと言われており、定番の旅行に飽きてマニアックな地方都市に行く観光客も増えている。働く外国人も増える中、礼拝室が設置されている駅や大学などもある。観光客の滞在時間をのばし観光施設にもメリットがある。
健康保険証は今月から新規発行が停止されいずれ使えなくなる。マイナ保険証の登録をしていない人には資格確認書が交付されるが過去の病歴・薬などの情報は医療機関同士で共有されないという問題点がある。従来の保険証を廃止することで発行コストが年間100億円削減されると言われている。来年3月には免許証と一体化され更新時の講習がオンラインで可能になる。運転免許更新の混雑を解消するため今年2月から一部地域では事前予約が導入されている。今年一部の地域では救急車の有料化が開始。背景にはあるのは救急車の不適切利用。医師が緊急性がないと判断した場合のみ病院で支払う仕組み。救急車を呼ぶか迷う時は「#7119」への相談がオススメ。
今年宮内庁がインスタグラムを開始。若い世代に皇室への理解を深めてもらうことが目的。成田空港では今年から新たに紙幣探知犬が導入された。海外へ行くとき100万円以上の現金は税関に申告が必要。現金持ち出しの取り締まりを強化するため。背景には特殊詐欺などの被害が増加していることがある。犯罪者が現金を使う理由は匿名性が高く資金移動の追跡が困難、暗号資産は価格変動が大きいことなどがある。
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時代の流れで無くなってしまうモノやサービスを紹介。VHSは壊れても部品がなくて修理が困難なことなどからテープをデジタルダビングする店が繁盛している。動画配信やサブスクなどで録画自体が必要のない時代になってきた。一方、カセットテープは令和で復権。2022年まで生産数は下がり続けていたが2023年に回復。様々なアーティストが特有の音質に拘ってカセットテープで新譜をリリースしたりあえての不便さやコレクション感が受けて人気に。今一番売れているカセットテープは10分テープ。フィルムカメラも徐々に復権。ただフィルムは高騰しているという。
排ガス規制の強化のため50cc以下の原付バイクは来年11月以降新車生産・販売が終了。近年、モペットを自転車と思う人が増えているが原付扱いの車両で乗るには免許が必要。今年11月1日、改正道路交通法が施行された。蛍光灯は3年後までには生産が終了しLED照明への切り替えが進められている。2023年10月15日鉄道新車両に防犯カメラが義務化され防犯カメラ付きのLEDも開発されている。来年、天気予報が聞ける電話サービス「177」が終了する。今聞くことができるのは完全自動音声。
年賀ハガキの発行枚数はピークだった20年前の4分の1まで減少している。今年10月、郵便ハガキの価格が85円に値上げされますます年賀状を送る人が減るのではと言われている。今どきの子どもはハガキに触れる機会も少ない。年賀ハガキを一通も出さない小学6年生は男子約38%、女子約27%。自分の住所や郵便番号を正しく言える児童も減少している。公衆電話をキャッシュレスでかけるテレホンカードは現在も購入可能。公衆電話は緊急・災害時の通信手段としても残り続けるためテレホンカードも存続。希少価値のあるテレホンカードは今も売買されている。
昔は病院で新生児の血液型を検査していたが20年ほど前から調べなくなった。血液型を判定できる抗体が生後1年ごろからつくられるため間違った結果が出てしまう可能性もあるため。輸血が必要な場合は必ず病院側が調べてくれる。また血液型で人の性格を判断するのはハラスメントにあたると言われている。科学者の多くが血液型と性格は関係しないと指摘している。
今人手不足による倒産が増えている。企業では様々なアピールをして人を集めようとしている。一部の銀行・郵便局では昼休みを導入。働く人の負担を軽くすることも人手不足対策の一つ。