2024年10月26日放送 20:00 - 20:54 テレビ朝日

池上彰のニュースそうだったのか!!
総選挙&米大統領選挙を池上解説!

出演者
池上彰 高畑淳子 菊川怜 遠藤章造(ココリコ) ビビる大木 大久保波留(DXTEEN) 
(オープニング)
明日は衆議院総選挙の投票日 仕組みや意味を理解してる?

明日は衆議院議員総選挙。今回は選挙の仕組みを改めて確認する。進行は渡辺アナが務める。

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衆議院議員総選挙
(池上彰ニュース解説 これくらい知っておこう!!)
明日は衆議院総選挙の投票日 まずは基本的なことから確認!!/任期を待たず解散する理由は?/4年の人気は戦後1回だけ!!/新内閣の発足から戦後最短!!/小選挙区と比例代表の違いは?//衆議院総選挙の比例代表の目的 少数意見なども取り入れるため/比例代表の当選者の決め方は?/比例代表の仕組みや当選方法

3年ごとに半分ずつを選び直す参議院選挙は通常選挙と言うのに対して、衆議院は議員全員を選び直すため総選挙と言う。両議院が同時に選挙となっても国会議員がいない状態を作らないようにしている。衆議院は一般大衆の代表が議論する場所で、衆議院の議論に参加するのが参議院。参議院は大人の立場で衆議院をチェックする役割。衆議院は民意を反映させるのが大事な仕事で、解散がないと民意を問うのが難しい。衆議院の任期4年で解散しなかったのは戦後79年で1回のみで、約2年10か月のペースで計算している。与党が負けたら総理大臣が代わることもあり、間接的に総理大臣の選択につながる。地元の代表者が1人だけ選ばれるのが小選挙区で、支持する政党の名前を投票し政党ごとに議席が与えられるのが比例代表。比例代表があるのは少数派の意見が通りにくいという小選挙区制の欠点を補うため。2021年の衆議院選挙では全体の46.5%が死に票になった。名簿ではそれぞれの政党で当選させたい人が上位に置かれる。

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総務省衆議院議員総選挙
明日は衆議院総選挙の投票日 一票の格差はどうなった?/仕組みや意味を理解してる?/衆議院の選挙と同日に行われる最高裁判所の裁判官の国民審査/国政選挙の投票率が上がらない…18歳以上からになって変化は?/18歳より19歳が下がる傾向!?/若者が無関心だと変わらない!?/私たちが当日に注意すること/池上彰からのメッセージ!!

投票する有権者の数が違うと同じ数の票をとっても落選することがあり、倍近く人数が違うと議員1人を当選させる一票の重みが半分になる。この格差を埋めるため今回の選挙では選挙区の区割りが改定され、地域によって当選者数が変更された。国会議員を選ぶほかに最高裁判所裁判官の国民審査もある。辞めさせたい裁判官に×を書いて投票する。辞めさせなくていい場合は何も書かずに投票する。最高裁判所裁判官国民審査審査広報には対象の裁判官の経歴や担当した裁判が記載されている。18歳以上が投票可能になった2016年の参院選で18歳の投票率は51.7%だったが、翌年の衆院選の19歳の投票率は32.34%と下がった。2016年の18歳の投票率が高かったのは学校で投票を促されたのが要因。池上は政治家は投票に行く人のために仕事をする、結果的に高齢者向けの政策が行われると話した。投開票日当日は選挙運動が禁止されている。SNSを使った投票依頼なども禁止。

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明日は大事な衆議院選挙だけど…もうすぐアメリカ大統領選挙も!!/日本に関係するアメリカ大統領選挙 やっぱり注目は…トランプ前大統領/トランプ時代には何が変わったの?/トランプ時代にいろいろ困ったこと

アメリカ大統領選挙の基礎を解説。トランプ大統領と争っているのはカマラ・ハリス副大統領。父はジャマイカ、母はインド出身。ハリス氏が大統領になると、初の女性大統領であると同時に初のアジア系の大統領になる。前回トランプ氏が大統領だった2018年は北朝鮮からのミサイル発射数がゼロになっていた。この年には史上初の米朝首脳会談があった。またトランプ氏になるとTPPから離脱し、日本は関税が下がったカナダやオーストラリアの牛肉を大量輸入。結果的にアメリカの畜産農家は日本への輸出が減ったと訴え、トランプ氏は日本と交渉しTPPと同じ関税に下がった。米中貿易戦争では日本から中国への輸出が減り日本もあおりを食らった。日米首脳会談の回数は平成以降で最多になった。またトランプ氏が大統領時代にウソ・誤解を与えた回数をワシントン・ポストが数えたところ3万537回だった。

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日本に関係するアメリカ大統領選挙 トランプ前大統領支持者の考えは?/トランプ大統領だと世界の争いは?/どっちが勝つかで中等問題は大違い!?/トランプ大統領だと世界の争いは?

トランプ氏の登場とともに民主党は高学歴や富裕層の支持を、共和党は労働者の支持を拡大しつつある。さらにトランプ氏はインテリを嫌う人から支持されている。ロシアとウクライナの争いについてトランプ氏は「私が大統領なら24時間以内に終わらせる」と発言している。ウクライナ支援のお金をアメリカのために使えと支援に否定的で、大統領になったらウクライナ支援をやめるとみられている。中東情勢について、ハリス氏はガザ住民への攻撃は認めていないがトランプ氏はイスラエル側につきイランの核施設を攻撃すべきとしている。世界に駐留している米軍を撤退させる可能性もあり、思いもよらない紛争の懸念もある。

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日本に関係するアメリカ大統領選挙 どっちになるかわからない州に注目

アメリカ大統領選挙は間接選挙。一般投票で民主党と共和党それぞれの大統領選挙人が選ばれ、一般投票で数が多かったほうが州ごとに選挙人を総取りするシステム。一般投票で多く獲得しても必ずしも勝てるわけではない。接戦州のスイング・ステートが勝敗の鍵となる。

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アメリカ大統領が代わった場合は 日本では考えられない総入れ替え//

アメリカでは政権交代になると国家公務員の上級の人たち約4000人が総入れ替えになる。辞めさせられたら元いた大学やシンクタンクに戻り、次の政権交代を狙う構造。トランプ候補はさらに多い最大5万人を入れ替えるつもり、官僚を実力より忠誠心で選ぶつもりだと言われている。

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