- 出演者
- 池上彰 宇賀なつみ 坂下千里子 伊集院光 谷まりあ カズレーザー 那須雄登(美 少年)
今回は意外と知られていないニュースを紹介する池上流ニューストリビア。
ハロウィンが盛り上がるようになったのは日韓ワールドカップで日本の勝利後に若者が渋谷に集まるようになったのがキッカケと言われている。スポーツバーやスポーツカフェが多く開店し、ハロウィンのときも人が集まるようになった。2018年にはトラックを横転させる事件が起きたりしたため、去年渋谷区はハロウィン目的で渋谷に来ないよう要請した。今年10月から渋谷駅周辺は時期に関係なく路上飲酒が禁止になった。ハロウィンの歴史は古代ケルト人まで遡る。11月1日を新年の始まりと位置づけていたため、10月31日に先祖の霊を迎えるため焚き火など魔除けの儀式を行っていた。8世紀頃ローマ・カトリック教会が11月1日をすべての成人を記念する祝日を認定し、その前夜「All Hallows Eve」が転じてハロウィンになったと言われている。あとから収穫祭の意味が加わった。お菓子は中世の農民が祭りの食料をもらう様子を真似たものと言われている。元の世界に戻るよう悪霊にお願いする意味もある。かつてハロウィンの象徴はかぶだったが、アメリカではかぼちゃがたくさん採れたためかぼちゃに代わった。かぼちゃに顔を彫るのは悪霊を怖がらせて追い払うためと言われている。仮装は悪霊を怖がらせたり仲間と思わせるためなので、人間の仮装には意味がない。
食中毒が多いのは2005年頃までは7~9月だったが、ここ5年ほどは10月の発生が増えた。
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- 厚生労働省
10月に食中毒が多くなった理由は主にアニサキス。アニサキスの幼虫は処理が不十分で食べると食中毒になる。秋に旬を迎える魚によく寄生するが、流通が発達しサンマやサバを生で食べるようになったことで10月に食中毒が多くなった。アニサキスは新鮮なうちは内臓にいるが時間が経つと筋肉に移動する。目視で確認できるが、確認しにくい場所に入ることがある。アニサキスが原因の食中毒の50%以上が飲食店や販売店で発生している。アニサキスは一部でも切れると死ぬため細かく切った刺身やたたきにするのが有効。よく噛むことや酢に効果はない。
日本人の98%はビタミンD不足と言われている。ビタミンDは太陽に当たると生成されるため、日焼け止めを塗るようになったことがビタミンD不足の一因と考えられている。魚介類やきのこから摂取することもできるが大量に食べないといけないため、日光浴が有効。
那須は地球は毎年軽くなっていると話した。地球は毎年5万トン軽くなっているが、地球全体では微量なので影響はない。カズレーザーは今は月が2つあると話した。小惑星「2024 PT5」が9月29日~11月25日の間一時的に地球の衛星になった。星自体は肉眼では見えない。
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- 2024 PT5
今まで捨てていたものが様々な資源となっている。相模原市の清掃工場では一般ゴミなどを570℃の砂で蒸し焼きにし、底に溜まった砂から金や銀を取り出している。2021年度は約3700万円の収入になった。使用済みの食用油や食べたあとの豚骨スープが燃料に使われたり、芋焼酎のかすや廃棄うどんからメタンガスを発生させ発電などに利用しているところもある。富山・黒部市ではコーヒー粕を下水道に流すよう呼びかけている。黒部市では下水や汚泥を発電エネルギーに変えるシステムを導入しており、コーヒー粕からバイオガスを生み出している。
アメリカ大統領選挙の投票日の天気が悪いと結果が変わると言われている。アメリカでは民主党と共和党が交互に大統領を出している。民主党の主な支持層はあオフィスワーカーが多く、民主党の支持層はブルーカラーと言われる労働者が多い。共和党の支持層は投票に熱心と言われ、天気が悪くても投票に行く。また民主党の支持層はには黒人のエッセンシャルワーカーがいて車を持ってない人が多いため、天気が悪いと投票を断念すると言われている。2007年の論文によると、選挙日の降水量が平均より25ミリ多くなるごとに共和党の得票率が2.5%ずつ上がり、降雪量が平均より2.5センチ多いと0.6%上がるという。今年の大統領選は民主党のハリス候補と共和党のトランプ候補の争い。バイデン大統領のときはトランプ候補が圧倒的にリードしていたが、ハリス候補になったことで民主党の人気が上がった。