10月に食中毒が多くなった理由は主にアニサキス。アニサキスの幼虫は処理が不十分で食べると食中毒になる。秋に旬を迎える魚によく寄生するが、流通が発達しサンマやサバを生で食べるようになったことで10月に食中毒が多くなった。アニサキスは新鮮なうちは内臓にいるが時間が経つと筋肉に移動する。目視で確認できるが、確認しにくい場所に入ることがある。アニサキスが原因の食中毒の50%以上が飲食店や販売店で発生している。アニサキスは一部でも切れると死ぬため細かく切った刺身やたたきにするのが有効。よく噛むことや酢に効果はない。