3年ごとに半分ずつを選び直す参議院選挙は通常選挙と言うのに対して、衆議院は議員全員を選び直すため総選挙と言う。両議院が同時に選挙となっても国会議員がいない状態を作らないようにしている。衆議院は一般大衆の代表が議論する場所で、衆議院の議論に参加するのが参議院。参議院は大人の立場で衆議院をチェックする役割。衆議院は民意を反映させるのが大事な仕事で、解散がないと民意を問うのが難しい。衆議院の任期4年で解散しなかったのは戦後79年で1回のみで、約2年10か月のペースで計算している。与党が負けたら総理大臣が代わることもあり、間接的に総理大臣の選択につながる。地元の代表者が1人だけ選ばれるのが小選挙区で、支持する政党の名前を投票し政党ごとに議席が与えられるのが比例代表。比例代表があるのは少数派の意見が通りにくいという小選挙区制の欠点を補うため。2021年の衆議院選挙では全体の46.5%が死に票になった。名簿ではそれぞれの政党で当選させたい人が上位に置かれる。