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- ふせえり 町田啓太
町田啓太がホテルの最新情報を超速プレゼン。今、日本では外資系ホテルが急速な開業ラッシュ。コロナ禍が収束し、町にはインバウンドが溢れ、リッチでラグジュアリーなホテルが全国各地で誕生している。2028年までに40を超える高級ホテルがオープンする予定でその役8割が外資系ホテル。政府も外資系ホテルの進出に期待しており、2030年までにインバウンドの目標数を6000万人に設定し15兆円規模の産業を目指している。イタリアからは「ブルガリ ホテル東京」が進出。客室は98、イタリアから取り寄せた超高級家具が並び宿泊料金は1泊25万円から。今年3月、スイスから「ジャヌ東京」が進出。122の客室に8つのレストランとバー、1泊は13万円から。この2つのホテルに共通しているのは客室が100室前後ということ。「スモールラグジュアリー」なホテルは外資系ホテルのトレンド。客室数が100室戦後のブティックホテルでプールやスパなどのウェルネス施設が充実している。これまで日本国内で質の高いサービスを提供し続けてきた御三家「帝国ホテル」「ホテルオークラ東京」「ホテルニューオータニ」はアメリカなどから外資のホテルが進出してきても日本のホテル業界を長年牽引してきた。外資系ホテルの進出が相次ぐ背景には観光立国を目指す政府の戦略があった。2012年、インバウンドの数でお隣韓国と大きく引き離されていた日本にアナリストのデービッド・アトキンソンは「高級ホテルの数が少ない」と提言。ラグジュアリーホテルで優雅に過ごしながら異文化体験をしたいという富裕層を取りこぼしてしまっていると指摘した。これを受け、国土交通省は宿泊施設の容積率緩和精度を創設。不動産デベロッパーの各社によるコンペでは国内勢に比べて外資系ホテルが優勢となり、集客力のある外資系ホテルがテナントに入居することで収入の安定化が図られてきた。立教大学の沢柳さんはインバウンドが外資系ホテルに宿泊するメリットについて「使い慣れたアプリでの予約が可能」「ポイントをためることができる」などをあげた。外資とともに国内のホテルも様々な施策を打ち出し宿泊客の獲得が加熱しているが、同時の宿泊費の高騰などの問題も。また、全国各地の観光地ではオーバーツーリズムも大きな課題となっている。
エンディング映像。