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オープニング映像。
今回のガリバー企業は航空機の部品製造に欠かせない素材「チタン」を製造している大阪チタニウムテクノロジーズ。
本日のガリバー企業は「大阪チタニウムテクノロジーズ」。リポートするのは一坪花音。出迎えてくれたのは代表取締役社長の杉崎康昭さん。主力商品は「スポンジチタン」でこれを細かくして金属加工メーカーに出荷し、加工メーカーは用途によって様々な製品に加工する。チタンの特徴として軽くて高強度となっている。大阪チタニウムテクノロジーズは従業員651人、年商431億円の企業となっている。大阪チタニウムテクノロジーズでは四塩化チタンとマグネシウムを反応させ金属の状態で取り出している。
大阪チタニウムテクノロジーズのスポンジチタンの製造現場を見学。鉄の容器が赤熱している状態で取り出す。真空状態で分離させるより純度の高い製造方法を行っている。しかし四塩化チタンとマグネシウム、製品として作られるチタンは非常に反発性が高い物質となっており、少しでも大気に触れると即座に反応してしまう。そのため熟練の職人の手で圧力などを監視している。冷えたチタンは運ばれ大きな塊は30cmほどの大きさに切断されその後扱いやすい25mmなどに小さくしていく。その後厳密な品質管理を行っていく。
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大阪チタニウムテクノロジーズは1937年に大阪特殊製鉄所を設立された。当初は電気銑鉄を手掛けており、52年に日本初となるチタン試験工場が完成。当時チタンな世紀の金属などの見方で注目されチタン産業とともに成長してきた。53年にアメリカへの輸出を開始した。当時の製造量は1トンほどで現在の13分の1程度の量だった。安定供給のため試行錯誤をしながら独自の製造プロセスを開発し生産量をアップを目指し82年には10トンの生産能力を実現させた。しかしその後新型コロナで航空機需要が減退し結果的にチタン需要も減少、生き残りをかけて景気に左右されないチタンの開発を始めた。
大阪チタニウムテクノロジーズの研究開発の現場を見せてもらった。パソコンでデータや文献調査、アイデア出しなどの打ち合わせを行っている。ニッチな分野なため参考にできるものが無いことが多く0から1を考えることがかなり多いと話す。
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大阪チタニウムテクノロジーズでは新たなチタン素材を開発している。新たなチタン素材は3dプリンター向けのチタン粉末で人工骨の製造などに使用されている。チタン棒材をコイルで加熱しアルゴンガスで飛ばし冷えたものが粉末になる。
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大阪チタニウムテクノロジーズの未来について杉崎康昭社長はチタン産業のパイオニアカンパニーとして培ってきた経験や知識などを進化することによって人類が手にしたチタンをもっと身近に広く使われることによって持続可能な社会の構築に貢献したいと話した。
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知られざるガリバーの次回予告。