2024年5月25日放送 18:00 - 18:30 テレビ東京

知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(知られざるガリバー)
年商1680億円 フィルム成形技術の最前線

部品が完成すると同時にフィルムに付けられた模様を転写する特殊な技術を「フィルム成形」という。現在、SUBARUではほとんどの車種にフィルム成形で作られたパネルが搭載されている。この技術を持つのが今回のガリバー「NISSHA」だ。

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NISSHASUBARU三鷹市(東京)中京区(京都)

印刷会社として1929年に創業したNISSHA。年商は1680億円、従業員数は5221人。国内外合わせて世界に49の拠点を持ち、売上高の海外比率は87%。現在は印刷技術を独自に進化させることで産業資材・デバイス・メディカルの3事業を中心に展開。その中で売上高の41%を占めるのが産業資材部だ。

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NISSHA

グラビア印刷は何色も重ねることができるので、より繊細でリアルな表現が可能。ハンコには印刷したい模様が掘られている。そのハンコが回転してインキに浸かると表面全体がインキに覆われる。彫られた場所以外のインキをブレードで落とした後にフィルムに模様を印刷する。この作業を何度も繰り返して精巧な模様を生み出せる。このグラビア印刷機では最大7回インキを塗り重ねることができる。出来上がったフィルムの厚さは0.01mmほど。

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NISSHAインダストリーズ甲賀市(滋賀)

できたフィルムを使ってフィルム成形を行うのが亀岡工場。金型の中に模様を印刷したフィルムを挟み込む。金型が閉じると溶けた樹脂を中に流し込むことで成形と同時にその表面に模様を転写することが出来る。光学センサーによる管理で正確な一にセットできるため連続生産が可能だ。フィルムの中には色を印刷する段階でUVを照射すると表面が固くなる溶液が塗られている。製品の表面を傷や化学薬品、紫外線からも保護することができるという。このフィルムを作る技術で成形品に様々な触り心地も表現できるという。NISSHAには新しい表現方法を追求するデザインチームがある。そのアイデアをもとに新たなインキを開発したり、ハンコに特殊な凹凸をつけたりと創意工夫で製品を夜に送り出している。

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NISSHANISSHAインダストリーズ亀岡市(京都)

塗料ではこれまでゴムのような弾力のある肌触りを表現した触感塗料があった。それよりもさらにキメが細かくしっとりとした肌触りのものを開発したのが「ベビータッチ」だ。すでに自動車の内装やスマートフォンカバーなどに実用化されている。創業は1929年、鈴木直樹が京都の自宅で印刷業を開始。創業理念は「活字印刷であれば誰でもできる。他社の手掛けない高級印刷をやろう」。1946年、京都の活版印刷会社を吸収合併して日本写真印刷が誕生。高級美術印刷としての評価を確立した。1960年代に入ると事業の多角化へと乗り出す。1967年には木目転写箔を国内で初めて開発して家電市場に参入。2017年、社名をNISSHAに変更した。

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NISSHA鈴木直樹

今、NISSHAが重点的に力を入れているのがEVを中心とした新たな市場の開拓。普段は何も表示されていない木目調のパネルが電源をオンにすると内部に取り付けられた光源がパネルを通して表示される。

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NISSHA

「変化に強い会社であり続けたい」と鈴木社長は語った。

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NISSHA
(エンディング)
次回予告

知られざるガリバーの番組宣伝。

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