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古くから中山道で温泉のある宿場町として栄えてきた長野県・下諏訪温泉を、今回の旅人の斎藤恭代が訪れた。まずは大きなしめ縄の飾られた諏訪大社下社秋宮をお参り。そこから徒歩6分ほどのところに明治19年創業の銭湯「菅野温泉」がある。淡いピンク色を基調とした懐かしい雰囲気の浴室。地元の住人を中心に一日約180人ほどが訪れる。肌触りの良い無色透明のお湯。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。57℃ほどの厳選に井戸水を加えて温度を下げている。
上諏訪には県内最大の湖・諏訪湖がある。斎藤恭代は上諏訪温泉「双泉の宿 朱白」を訪れた。2つの源泉を持ち、それぞれ朱の湯、白の湯であることからその名が付けられた。斎藤恭代は2014年にリニューアルした半露天風呂付特別和室に泊まる。部屋の湯船には朱の湯が満たされている。時間によって男女入れ替え制の大浴場「湖眺の湯」も朱の湯が満たされている。泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉。天然の保湿成分と言われるメタケイ酸が豊富に含まれている。露天風呂には無色透明の上諏訪の共同源泉が満たされている。これが白の湯。泉質は単純温泉。露天風呂からは諏訪湖を一望することができる。続いて露天風呂付き貸切風呂「ほのか」へ。ヒノキの内湯には無色透明の白の湯が満たされていおり、露天風呂には朱の湯が注がれている。
「双泉の宿 朱白」の食事処でいただく夕食は、彩り豊かな12個の小鉢や、信州プレミアム牛のしゃぶしゃぶなどで構成されている。「双泉の宿 朱白」から路線バスで20分ほどのところにある住宅街には小さな入口がある。中に入ると、大正末期から続く「大和温泉」がある。近隣2軒の銭湯との共同源泉の泉質は、アルカリ性単純硫黄温泉。薄い緑色のお湯。風情ある緑色の丸いタイルとステンレスの湯船が印象的。
続いて旅館「布半」へ。呉服屋が始めた宿。目の前には諏訪湖が広がる。男女入れ替え制の大浴場「鮃の湯」。上諏訪の共同源泉、優しい無色透明のお湯が湯船を満たす。泉質は単純温泉。湯船には八ヶ岳から掘り出した石や岩が配置されている。内湯の端には深さ1mほどの立ち湯が作られている。露天風呂も石造りの湯船。食事処でいただく夕食は、名物の岩魚甘露煮や、信州プレミアム牛陶板焼きなどで構成されている。もう一つの大浴場「鯛の湯」もある。