- 出演者
- 片岡信和 板倉朋希 玉川徹 羽鳥慎一 齋藤寿幸 菊間千乃
オープニング映像。
インコがいるのは、飼い主の歯ブラシの上。素早いブラッシングに合わせ、一緒に歯を磨いているよう。
歯磨きを手伝うインコは、コザクラインコのドンくん(8カ月)。横浜小鳥の病院の海老沢和荘院長によると、「大好きな飼い主さんの口に近づきたい。インコはキスで愛情表現をするため、口に強い興味を持つ」という。
羽田空港で保安検査員を務める容疑者が、窃盗の疑いで逮捕された。容疑者は手荷物検査の際に乗客から預かったトレイの荷物を整理するように装い、現金9万円を盗んだ疑いが持たれている。その後盗んだ金をトイレ内の補充用トイレットペーパーの芯に隠し、勤務終了後に回収しようとしたという。検査を受けた乗客の男性から「トレイに置いた金がなくなった」と訴えがあり捜査したところ、容疑者が浮上したという。容疑者は「バレるかもしれないスリルを楽しむために盗んだ」などと供述しているという。容疑者はこれまでに約80件、計150万円を盗んでいるとみられている。
羽田空港の保安検査員が窃盗の容疑で逮捕された。逮捕された容疑者は、今年4月に保安業務を行う都内の保安検査会社に新卒入社した。借金などは判明していない。警察の調べに対し「仕事が体力的にきつくやめようと思っていて、生活の足しにしようと思った」と供述している。また「8月ごろから70~80件くらいやった。150万円ぐらい盗んだ」「スマートレーンの二つ折りの財布から現金を盗み取っていた。札を抜き取ってポケットに入れていた」などとしている。警察は、混雑していない時間に被害者の目を盗んで犯行に及んだ可能性があるとしている。桜美林大学の戸崎肇教授は「保安検査は性善説で成り立っている。コロナ禍以降、航空業界は慢性的な人手不足。取り扱う荷物が多く、相互監視によるチェック機能が働いていなかった恐れもある」などと指摘している。菊間千乃は「検査する側が盗むとは全く思っていなかったので、非常に驚いた」などとコメントした。
北海道・大雪山系黒岳は秋色に染まり始めている。日本一早い紅葉の名所。3連休は多くの観光客が訪れていた。駐車場は満車のため、路上駐車の列100m以上。ロープウェイは大混雑。早朝200人以上の大行列。一方登山客のクマ鈴が鳴り響く。7合目は標高約1500m。紅葉が進んでいた。先月、北海道知床半島の羅臼岳で登山中の男性がクマに襲われ死亡した事故から登山客は警戒を続けている。黒岳では数ヶ月クマ目撃情報はないが注意喚起している。7合目から山頂まで約1時間半。山頂からの紅葉は絶景。黒岳ロープウェイを運行するりんゆう観光・山崎弘二さんは「例年並みの色づき。1ヶ月半で6万人くらいのお客さんがいらっしゃると思う」と話した。
北海道大雪山系旭岳の紅葉の紹介。三連休最終日、多くの登山客で賑わった。旭岳ロープウェイの始発前に200人以上行列。標高1600mの姿見駅では5箇所の展望台など1周1.7キロの散策コースがある。先月24日旭岳周辺でヒグマが目撃、先週土曜日、麓の散策コースの湿原で足跡が確認されたばかり。旭岳ビジターセンター・塚越さんは「先月ヒグマの糞のようなものがあった」と話す。旭岳ビジターセンターではヒグマに関する問い合わせが多いため登山道周辺のクマ情報を公開し注意喚起している。ほとんどの登山客がクマ鈴やクマよけスプレーで警戒する一方、大雪山系白雲岳では、一頭のヒグマが登山道の近くにいた。1人の男性がクマに近づいてスプレーを噴射し、また再噴射。別の登山客は写真撮影をしていた。大雪山国立公園管理事務所はクマに近づいたり刺激を与えないよう注意喚起していた。他にも先月知床国立公園では登山中の男性がクマに襲われ死亡。クマの撮影、観察を目的にした観光客の待ち伏せ行為が問題になっていた。クマの人慣れにつながり、人身被害の危険性を高めると指摘されている。
大雪山高原温泉沼めぐりコースでは6月ヒグマが人に近づく事例が確認され、今シーズンは閉鎖。先月登山者がヒグマに襲われ死亡した北海道知床の羅臼岳では入山規制か死産公開か揺れているという(共同通信)。知床財団の玉置事務局長は、クマも人間を恐れなくなる学習が急速に進んでいて、従来の安全対策の常識を見直す時期にきていると指摘。
島根県は干し柿に使用される西条柿の裁判面積日本一を誇るが柿が変形。西条柿は縦長で4つの溝があるのが特徴だが、溝が割れて約4割がいびつな形になったという。使える部分はドライフルーツなどに加工するが、ほとんどが廃棄せざるを得ない。日々の寒暖差の大きさがストレスとなり、正常に生育が進まなかった可能性がある。去年猛暑の影響で大量発生したカメムシの被害で収入が半減、ことしは柿の変形と2年連続で異常気象に悩まされている。須山農園・須山大輝代表は「時間かけている分すごくショックは大きい」などと話した。
今が旬のシャインマスカットは、生産地が広がり収穫量が増えたことでお手頃価格になっている。スーパーイズミ・五味衛社長は「去年から1~2割安い」とコメント。JA新潟かがやき管内では今シーズンの総出荷量の約4割をシャインマスカットが占める見込み。ことしは7月8月に晴れの日が多く糖度の高い状態に仕上がったという。
レンコンの生産量全国1位・茨城ではことし1.2~1.5倍に巨大化。井戸水で水温を調整したことで猛暑の影響は少なかったという。アキダイ・秋葉弘道社長は「100g58円。3割以上安い」とコメント。
猛暑の影響で、島根で盛んに栽培されている白ネギには被害が出ている。猛暑が長引き生育不良となり高温多湿で軟腐病に感染。全体の3割が病気に感染、白ネギの収入は例年の半分ほどになる可能性があるという。たぐちファーム・田口裕一郎代表は「かなしい」などとコメントした。
東京・立川市のカラフル野菜の小山農園では秋ナスが色がぼけた“ぼけナス”になっていた。猛暑の影響で酸欠状態になり栄養失調になり落ちる。ことしは統計史上最も早い梅雨明けとなり、8月には10日連続猛暑日を記録。収穫できないナスは全体の3割、約30~40万円の損害。ブロッコリーとキャベツの苗は、土の中の温度が高すぎて腐ってしまったという。高温や雨不足の影響でタマネギは小玉化、20~30万円の損害。東京・銀座にある人気ハンバーグ店「AOI」ではタマネギが味の決め手、1日80kg使用するが2~3週間前から小ぶりなものが増えてきたという。業務用タマネギの価格は2年前は20kg約4000円だったが、現在は約6000円にまで高騰。
10月から旬を迎えるミカンも猛暑の影響を受ける可能性がある。現在のミカンの産地は関東南部より西の太平洋側沿岸部と九州沿岸部だが、2040~2059年には新潟や北陸地方の日本海側の沿岸域と埼玉・茨城・千葉など関東の内陸側まで北へ拡大するとみられる。一方、猛暑を逆手に取って関東で南国フルーツを栽培し始めた農家もある。群馬・富岡市・よしおか農園では6年前から青パパイアを栽培。千葉・船橋市・梨の船芳園では8年前~パッションフルーツを栽培している。
竜巻の発生が全国各地で相次いでいる。13日、東京湾久里浜沖で竜巻(漏斗雲)が発生。11には千葉・木更津市の複数の場所で竜巻とみられる突風が目撃された。10日、沖縄でも竜巻とみられる突風が発生。今月5日、静岡・牧之原市を中心に国内最大級の竜巻が発生し約6kmにわたり大きな被害をもたらした。被害者男性は1回目の突風で天井まで浮き上がり、2回目の突風で2m下の用水路したまで飛ばされた。さらに3回目の突風で男性の体は持ち上げられ逆立ちのようになったという。男性は全身50針縫うけがをしたが命に別状なし。
LINEで質問・意見を募集中。今月5日午後1時ごろ、静岡・牧之原市~吉田町にかけて竜巻が発生。風速約75mと推定され79人が重軽傷、1人が死亡。全半壊163棟、一部損壊1236棟、最大約1万3810戸が停電。発生から10日以上経つが60代女性は車生活しているという。三重大学大学院・立花義裕教授が「アメリカほどではないが、日本最大級」などとスタジオ解説。被害者男性は1回目の突風で天井まで浮き上がり、2回目の突風で2m下の用水路に落下、3回目の突風で男性の体は持ち上げられ逆立ちのようになったという。男性は全身50針縫うけがをした。今回の竜巻は上から3番目のレベル「JEF3」(木造住宅倒壊レベル)、気象庁は過去最大級との見解を発表している。
主な突風の種類には竜巻・ダウンバースト・ガストフロントなどがある。局地的短時間の現象のため気象レーダーやアメダスなどの観測では判断が困難で現地調査(聞き取り調査、被害状況から突風の強さ風向きなどを推定、被害分布図を作成)が必要。激しい渦巻きや漏斗状や柱状の雲を伴い、被害域が帯状の場合に竜巻と判断する。三重大学大学院・立花義裕教授が「ダウンバーストはそばに飛行機が行くと墜落する。ダンバースとはレーダーで見えるが竜巻は見えない」「つむじ風は竜巻ではない。漏斗状になり上に積乱雲があるのが竜巻」などと解説。
静岡・牧之原市を中心に発生した国内最大級の竜巻について現地調査した三重大学大学院・立花義裕教授がスタジオ解説。要因1「海面水温の高さ」、平年差で3℃程度高くなっていた。要因2「スーパーセル(巨大積乱雲)発生」、地上と上空との大きな気温差・風の強さや風向きに大きな差があるとスーパーセルが発生しメソサイクロン(竜巻の親渦)ができる。要因3「竜巻の同時多発的発生」、大きな積乱雲の下で大きな竜巻が生まれその中に小さな竜巻がいくつも発生。日本の竜巻がアメリカ化しているという。
9月は竜巻シーズン、関東でも竜巻などの突風が相次ぐ。月別で見ると、前線や台風の影響などにより7月から11月にかけて多くなり9月は最多。今月5日茨城・日立市で竜巻により車2台が巻き上げられた。11日には千葉・木更津市内で竜巻のようなものが目撃された。平野部や沿岸は起伏による抵抗が少ないため竜巻が発生しやすく勢力を保ちやすい。三重大学大学院・立花義裕教授が「今回被害があった牧之原市など静岡の沿岸部も竜巻が発生しやすい地形的条件が揃っていて、過去にも複数回竜巻が確認されている」などとスタジオ解説。
竜巻から身を守る方法を紹介。竜巻をもたらす積乱雲接近のサイン(低く黒い雲が接近、雷鳴・雷光、急に冷たい風が吹く)に注意。室内にいたら、窓・カーテンを閉め離れる、できるだけ下の階の窓のないトイレ・浴室などへ移動。屋外にいたら、頑丈な構造物へ避難、側溝などに伏せる、電柱・木から離れる。車の中、車庫、プレハブ、物置は危険。三重大学大学院・立花義裕教授が「常に気象情報を見ることが竜巻から身を守る基本」などとスタジオ解説。