- 出演者
- 赤荻歩 宮信明
(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
オープニングトーク
今回の演目は、五街道雲助「淀五郎」。歌舞伎の演目「仮名手本忠臣蔵」四段目をモチーフにした噺で、歌舞伎役者の苦労話や芸道などが描かれている。実在した淀五郎という役者が大抜擢をされて大きな役につくのだが、それをどう演じかるかというのがこの噺の見どころだ。江戸時代当時、武家社会を描くことは歌舞伎では禁じられており、浅野内匠頭は「塩冶判官」、吉良上野介は「高師直」、大石内蔵助は「大星由良之助」という役名に変わっている。淀五郎が抜擢されたのは塩冶判官役。
五街道雲助「淀五郎」
五街道雲助「淀五郎」
五街道雲助が落語演目「淀五郎」を披露した。
- キーワード
- 淀五郎
(落語研究会)
スタジオトーク
宮信明さんが「淀五郎」について解説。五街道雲助の演技について「教えているシーンは、芸の説得力がすごくあると思った。こういう噺は感情論・精神論が多いが、具体的な技術論としても成り立っているのが面白い。観客も「そういう方法で芸が見違えるのか」と納得しやすいですね」とコメント。五街道雲助は若い頃、噺家がやる芝居「鹿芝居」をしていた経歴がある。歌舞伎の経験もあり、歌舞伎への造形が深いので、そういった経験も相まって噺に説得力がある高座になっている。
淀五郎は実在した役者だが、実際に塩冶判官を演じたかはあやしいところ。五街道雲助は四代目市川團蔵、初代中村仲蔵を設定しており、淀五郎はおそらく二代目沢村淀五郎と考えられる。当時の番付を見ると、ここまで大きな役をあててもらえるほどの役者ではなかったと思われる。宮さんは「おそらく実話ではないと思う」とコメント。「市川團蔵」という講談があり、そこでは沢村淀五郎の役割が市川わし蔵という人物になっている。
(エンディング)
次回予告
「落語研究会」の次回予告。
