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ハラミちゃんがパリでストリートピアノに挑む。自分が誰にも注目されていない状態で出す音色を確かめたいと話した。2022年には武道館ライブも実現したが、ストリートライブも盛んなパリで自分を試したいという思いが募っていた。
ハラミちゃんは映画「男と女」のラストシーンが撮影されたパリのサン・ラザール駅を訪れた。構内に置かれたピアノを見つけ、人々の演奏を眺めた。アニメ「鬼滅の刃」の曲「残響散歌」を弾いていた男性に話を聞いた。「NARUTO-ナルト-」が好きとのことで、いきものがかり「ブルーバード」を一緒に弾いた。そこにサン・ラザール駅の常連、アーティストのカールが現れた。ピアノは独学で、投稿した動画が2500万回再生されたという。ハラミちゃんはミュージシャンが集まるという店に誘われ、夜に行くことになった。別れる前に「レット・イット・ビー」を一緒に弾いた。するとそれを見ていた女性から坂本龍一の「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」をリクエストされた。女性はハラミちゃんの演奏に合わせてダンスを披露した。
ハラミちゃんは駅周辺を散策した。楽器の店や工房などが軒を連ね、修理に打ち込む職人たちの姿があった。サン・ラザールには1911年開校のパリ地方音楽院があるため一帯は楽器街になっていた。ハラミちゃんはピアノ専門店に入り、1800万円のピアノを試奏した。
ハラミちゃんは4歳でピアノを始め、クラシックピアニストを夢見ていた。音楽大学に進むとクラシックとは違う自由な演奏を知り、それまでの夢が揺らぎ始めた。畑違いのIT企業に就職したが、頑張りすぎて体調を崩し家にこもりきりになった。3か月ほど経ったころ、会社の先輩に誘われて行った東京都庁で数年ぶりにピアノを弾いた。この演奏がYouTubeで注目され、ポップスピアニスト・ハラミちゃんが誕生。ついには武道館ライブまで実現した。
地下鉄の駅構内ではバンドがライブをしていた。ハラミちゃんリクエストのビートルズを演奏してくれた。各駅で様々なライブを楽しめると聞き、試しに別の駅に移動した。弾き語りをしていた女性に話を聞くと、地下鉄で演奏するにはオーディションを受けないといけないとのことだった。2000~3000人ほどの応募者がいて資格をもらえるのは300人だという。地下鉄公団が25年前に始めたアーティスト発掘の試みで、半年ごとにオーディションが行われている。女性はパリに来てくれたハラミちゃんのためにと「オー・シャンゼリゼ」を演奏してくれた。
カールと待ち合わせ場所で再会し、ライブハウス「ノッディ」を訪れた。ノッディではシンガーを夢見る人たちが歌を披露しにやって来る。ハラミちゃんはカールの紹介でステージに上がった。ハラミちゃんの演奏でカールがマイクを握り、レット・イット・ビーを披露した。
ハラミちゃんはモンパルナス駅を訪れ、駅ピアノを演奏する男性に話を聞いた。男性からビリー・アイリッシュ「ラヴリー」をリクエストされたハラミちゃんは、スマホでメロディーを聴いて演奏した。今度はピアノ講師の女性がピアノを演奏し、娘が歌声を合わせた。ハラミちゃんはリクエストに応えマイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」を披露した。
ハラミちゃんはパリの街を散策した。チーズの店では150種類ほどのチーズが並んでいた。ケーキの店ではピスタチオのマカロンやアプリコットタルトなどを購入した。
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ハラミちゃんはリヨン駅を訪れた。駅ピアノの周りには、囲むようにベンチが置かれていた。エミネム「ルーズ・ユアセルフ」の弾き語りを始めたのはシンガーソングライターのヴァンソン・ヴィネル。6年前に駅ピアノがきっかけでテレビに出演し、一躍有名になった。ハラミちゃんはヴァンソンと一緒にクイーン「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を演奏した。譜面台をドラムの代わりにする技を教えてもらい、ハラミちゃんはビートを加えながらマルーン5「ディス・ラヴ」を演奏した。
ハラミちゃんはヴィネルの自宅兼スタジオへ連れて行ってもらった。ブルガリアで生まれたヴァンソンは親に捨てられ、孤児院で育った。2歳でフランスの里親に引き取られた。生まれつき弱視だが、ピアノは耳で聞いて独学でやってきたという。スタジオを訪れたハラミちゃんはキーボードでコードを弾き、ヴァンソンがボイスパーカッションやドラムなどの音を重ねていった。ヴァンソンは自身が作った曲「アワーグラス」を演奏し、ハラミちゃんは雨を表現した曲を演奏した。突然有名になってしまったことで自分を見失いそうになったという同じような経験をしたヴァンソンと話したハラミちゃんは「ありのままでいられる秘けつはストリートピアノにあるのかなと思った」と語った。
エンディング映像。
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