- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 片渕茜 菅井友香 原口あきまさ 原晋 前田佳織里 荒川(エルフ) 板垣巴留 うでぃ 田中伸明(IKENOBOYS) えなこ はる(エルフ)
オープニング映像。
番組が見つけた大珍品を紹介。依頼品「アンモライト」の鑑定額は250万円、「アーノルド・シュワルツェネッガー ターミネーター2の映画小道具」の鑑定額は600万円、「妖怪絵巻」の鑑定額は300万円、「直径10cmの水晶玉」の鑑定額は250万円だった。
番組を盛り上げた おもしろ依頼人を紹介。依頼人の中谷七郎さん(87歳)の収集費用は2000万円。依頼品「中国・殷時代の青銅器」の鑑定額は20万円。長野・小布施町に住む松本真さん(64歳)は栗農家。依頼品「鍋島焼の皿」の鑑定額は5000円。小野茂さんの依頼品「華岡青洲の書 2点」の鑑定額は120万円。吉村敦子さんらの「長沢蘆雪の掛軸」の鑑定額は5000円。
スタジオが揺れた大名品を紹介。「未開封の初代iPod」の鑑定額は400万円、「鴨居玲の油絵」の評価額は1000万円、「山口小夜子の写真パネル 31点」は2500万円、「モササウルスの全身骨格化石」の評価額は2000万円、
福澤朗ら出演者によるスタジオトーク。福澤朗は「探偵団はついに31年目に突入いたしましたね」などと話した。
兵庫・尼崎市に住む佐竹紀男さんの依頼品は「川喜田半泥子の茶碗6点」。川喜田半泥子は銀行の頭取。1878年三重・津市の豪商の家に生まれる。1903年、百五銀行取締役に就任。三重県議会議員を歴任。大徹禅師に師事し、禅を学んだ際に半泥子のごうを授かった。久田宗也に師事。1934年自ら設計し登窯を開いた。
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福島・郡山市住在の遠藤義宗さんの依頼品は「1940~50年代のアメリカのヴィンテージネクタイ 200点」。鑑定の結果、鑑定額は700万円となった。また、ネクタイのルーツは17世紀フランスで、ルイ14世がファッションとして取り入れたのがきっかけ。その後、蝶ネクタイ、アスコットタイ、フォアインハンドなどが誕生。ベニー・グッドマンなどはネクタイの熱烈なコレクターだった。
前田佳織里を紹介。前田佳織里はウマ娘 プリティーダービーなどに声優として出演するなどしてきた。前田佳織里のお宝は「アフガニスタンの仏頭」。
お宝「アフガニスタンの仏頭」の鑑定結果は200万円となった。アフガニスタンの南東にある古代仏教寺院の遺跡ハッダのある地域の特徴的な仏像で、漆喰の塑像。
田中伸明を紹介。田中伸明はIKENOBOYSに所属し、生花の伝道師として活躍などしている。お宝は「小堀遠州の竹花入」。鑑定の結果、1000円だった。
板垣巴留を紹介。板垣巴留は武蔵野美術大学に通うなどしてきた。BEAST COMPLEXで漫画家デビュー。BEASTARSは新人漫画家として異例の大ヒットを記録。現在、SANDAを連載中。お宝は「藤戸竹喜の木彫」。鑑定の結果、70万円となった。
徳永龍雄さん(69歳)さんは空き家バンクを通して2017年、埼玉県から三重・伊賀市に移住。農機具小屋を改修して3年前にカフェをオープン。白土三平らを輩出したガロが読み放題。依頼品は「狩野山雪の六曲一双屏風」。狩野山雪は1605年、山楽に入門。46歳で家督を継いだ。1647年、法橋に叙せられ、雲龍図など描いた。1649年、投獄され享年は62だった。
「狩野山雪の六曲一双屏風」本人評価額は500万円。鑑定結果は30,000円だった。偽物だった。山雪らしさはなく弱々しく、重量感がない、本物であれば3000~5000万円だったという。
番組MCの片渕茜が4月で卒業になる。新MCは元櫻坂46のキャプテン菅井友香。サイレントマジョリティーでデビューし、2018年にソロ写真集「フィアンセ」を発売しオリコン週間BOOKランキングで1位を獲得。2022年11月に東京ドーム公演でグループを卒業。特技は乗馬、日本馬術連盟のアンバサダーも務めた。これまで片渕茜と今田耕司はこれまで目利き対決を行ってきて、片渕茜が3勝1敗で勝ち越してきた。今回は菅井友香も参戦する。
今田耕司と片渕茜の目利き対決に菅井友香が緊急参戦。本物はエミール・ガレのアール・ヌーヴォー。片渕と菅井はガレ風作品に挑戦する。埼玉・蕨にあるブラスト工房の佐藤さんに協力していただく。作業開始から40分、下絵が完成したら作品作り。サンドブラストという機械で表面を削り、100年前のガレの作品に迫る。2人のガレ風作品が完成した。今田はガレの本物を当てる。今田は隙がないとしてCが本物だと予想。Bは菅井作。
今田耕司と片渕茜の目利き対決に菅井友香が緊急参戦。今田はガレの本物を当てる。今田は隙がないとしてCが本物だと予想。Cは片渕作で今田不正解となった。本物はAだった。
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東京・銀座にある奥野ビルは築90年以上の昭和の名建築。中にはレトロなエレベーターがあり、ドアが手動式。依頼人の藤井栄蔵さんのお店がある。お店には万年筆がズラリ。ヴィンテージ品と限定万年筆を扱っているという。藤井さんのオススメはPILOTの蒔絵万年筆で35万円。MOTBLANCが1992年に発売したヘミングウェイはアーネスト・ヘミングウェイへのオマージュが込められたモデルでお値段は33万円。初心者向けにはPelikan400がオススメで2万8000円。お宝は骨董市で見つけた高杉晋作の古い写真。伊藤博文と高杉の弟子も写っている。45万円で購入したという。依頼品と同じ構図の写真が東京国立博物館と伊藤公資料館に所蔵されている。この写真は日本初の商業写真家の上野彦馬によって慶応元年に撮られたもの。高杉晋作は武器商人のトーマス・グラバーに会うために長崎に滞在していた。その前後に上野彦馬を訪ねたと考えらえる。彦馬は当時コロジオン湿板写真という技法を用いていた。銀板写真の露光時間が30分なのに対し、湿板写真の露光時間は20秒と当時画期的な撮影法だった。さらに、ガラスの原板から鶏卵紙に紙焼きすることができた。鑑定結果は400万円だった。
依頼人は広島県廿日市市の山本紘市さん。自慢のオーディオルームで音楽を楽しんでいた。お宝は義母・律子さんが購入した5000万円で購入した巨大ヒスイ原石。高さ2.2m、重さ870キロほどある。ヒスイはヒスイ輝石という鉱物が集まった岩石。約7000年前の日本でもヒスイが見つかっていた。2016年、日本鉱物科学会がヒスイを日本の国石に認定した。ヒスイの装飾品が盛んに作られるようになったのは18世紀、中国・清において。乾隆亭が世界屈指のヒスイ産地ミャンマーを支配下に置いた。