- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 鈴木杏樹 秋吉久美子
オープニング映像。
本日のゲストは、秋吉久美子さん。1954年、静岡県生まれ。6歳から18歳までいわき市で過ごす。小学生時代から文学少女で、福島県立磐城女子高等学校に進学。高校3年のトキ、映画「旅の重さ」のオーディションで1937人中2位となり銀幕デビュー。その後、藤田敏八監督の映画「赤ちょうちん」「妹」「バージンブルース」3作品の主役に抜擢された。2007年には早稲田大学大学院へ。修了式では総代を務めた。昨年、「母を葬る」を出版し大きな反響を呼んだ。
秋吉久美子さんは早稲田大学大学院での学生生活について、芸能界と違って競い合う場ではなく、一人ひとりが自分の研究テーマを持っているのでお互いに相談し合ったり教えてくれたり、いつの間にか秘書的なことをしてくれる友達もできたと語り、卒業できたのは田中くんのおかげだと明かした。
秋吉久美子さんの依頼品は、川端康成のサイン入り文庫本。映画監督・樋口尚文さんがシェア型書店「猫の本棚」で本を売ることができ、そこで秋吉さんが樋口さんからいただいた。鑑定の結果、3万円だった。直筆サインに間違いなく、亡くなる数ヶ月前のもので貴重。初版本だったら30万円を超えていた。
依頼人は石川・金沢市の米田さん。子どもを9人持つ大家族。ご飯は1か月で90キロを消費し、この日は1食で唐揚げを4キロ作っていた。去年まで珠洲市に住んでいた。依頼品は、歌川国芳の浮世絵48点。国芳は15歳の時に歌川豊国に弟子入りし、31歳のときに突如脚光を浴び、奇想の浮世絵師の異名をとった。天保の改革の後はユーモアを交え様々な工夫で人気を博した。
歌川国芳の浮世絵48点。本人評価額90万円のところ、鑑定額は144万円となった。一部抜けており、見た目の痛みなどが見られたが歌川国芳の「誠忠義士伝」の本物で間違いないという。美品ですべて揃っていれば500万円以上はするとのこと。
第16回西洋アンティーク鑑定大会。ゲストコメンテーターは鈴木杏樹。17~22歳までロンドンで歌手として活動していたため、アンティークは蚤の市でジーンズなどを手に入れていたという。
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松下さんの依頼品はリュージュ社のオルゴール。35年前に母がヨーロッパ旅行に行った友人からもらったもので、オルゴールの曲に合わせて人形が踊る。数年前に日本のリュージュ社の代理店にオーバーホールに出したところ、現在ほとんどないベルが3つあるタイプであることなどから貴重なものだと言われたという。本人評価額は20万円だったが、鑑定額は35万円。1970年から後に作られたもので、骨董的な価値はないが状態が良く数も少ないという。
斉藤さんの依頼品はフランスの彫刻家・ラウール・ヴェルレのブロンズ像。ギリシア神話に登場する吟遊詩人・オルペウスをモチーフにしている。仲が良かった古美術商からもらったもので、2ヶ月後に亡くなった。本人評価額は100万円だが、鑑定額は30万円。1887年に作られ1890年から鋳造会社が作り始めたが、数が多いためこの値段とのこと。
井上さんの依頼品はKPMの陶板画。インターネットオークションで50万円で落札したが、送られた際に百貨店の値札で360万円で貼られていたという。本人評価額は180万円だが、鑑定額はピッタリ。本物に間違いないという。
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佐々木さんの依頼品はフィン・ユールの椅子「NV53」。10年前に輸入家具店で150万円で購入。本人評価額も150万円で、鑑定額は250万円。本物だと認定されたが、張り替えているため減額。張り替えていなければ300万円だという。
小川さんの依頼品は「グレゴリオ聖歌の楽譜」。60年前に音楽好きの父がデパートで50万円で購入。本人評価額は80万円。
小川さんの依頼品は「グレゴリオ聖歌の楽譜」。本人評価額は80万円だが鑑定額は250万円。交唱聖歌集の原本に間違いないという。教会で聖歌を歌う際に信者らが見やすいように大型に作られた。バラで出てくることはあるが、全部揃っているのは貴重とのこと。
依頼者は東京・目黒区の中島章吾さん。18歳で宮崎から上京し、プロボクサーなど職を転々として30歳で実演販売士に。「ムッシュ中島」の名前で通販番組に出演していた。1年半前からは動画配信に挑戦中。依頼品は「小林一茶の書」。小林一茶は江戸時代後期を代表する俳人で、哀愁を帯びながらも共感を呼ぶのが特徴。1763年に北信濃・柏原の農家に生まれ、3歳で母を亡くし継母に育てられる。15歳で江戸に奉公に出された。俳諧と出会ったのは20歳の頃で、30歳を前に俳号を一茶に改め漂泊の旅に出た。39歳で父が他界し、家督を継いだ弟の間で起こった遺産相続争いの解決に10年以上の歳月を要した。50歳でようやく故郷・柏原に落ち着いた。54歳で24歳下の妻を娶り、4人の子どもに恵まれた。しかし子どもは何れも夭折し、妻も37歳で他界。その後再婚するも3ヶ月で離婚。中風を患う中、大火で母屋を失い失意の内に土蔵の中で息絶えた。依頼品は足が向く方に一歩一歩進めると、目の前に咲き誇る花々が広がっていくという意味の句。風景の捉え方が心の持ちようと一体となった一茶らしい句となっている。
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