- 出演者
- 武内絵美 石丸幹二
今回は、古くて新しい!もう1つのショパン国際コンクールの音楽会。
オープニング映像。
「第2回 ショパン国際ピリオド楽器コンクール」は今年10月ポーランドで開催予定。日本からは10名が予選を通過している。ピリオド楽器は作曲家が生きていた当時の楽器のこと。「ショパン国際ピリオド楽器コンクール」はショパンの時代のピアノと共にショパンの作品の本来の姿を追い求めるために設立された。川口成彦さんは第1回で第2位に入賞した。1830年頃ウィーンで製作されたオリジナル楽器を紹介した。現代のピアノと比べて音色が繊細なのが特徴。
川口成彦さんがF.ショパン作曲「ポロネーズ第11番 ト短調」を演奏した。
川口成彦さんはショパンが子供の頃に触れた音色がショパンの原点だと話す。
当時ショパンが使用していた同じタイプのピリオド楽器を使ってショパンが本当に表現したかった音色を探る。ショパンの音楽の特徴1つ目は静けさ。モデレーターは弦とハンマーの間に布状のものが挟まり静かな柔らかい音色になる。川口さんはショパンの若い時代の作品にはpppが多いのはモデレーターの音色をイメージしたものではないかと話した。また現代のピアノとピリオド楽器では鍵盤の深さが異なり静けさの表現にも影響を与えている。
川口成彦さんがF.ショパン作曲「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」を演奏した。
ショパンの音楽の特徴2つ目は語り。ショパンはオペラや声楽が大好きで演劇の才能もあり言葉を大切にしていた作曲家。川口さんは詩を朗読するようにピアノを演奏していたのではないかと話した。ショパンの音の子音は雑味が豊かだという。語るような静けさはショパンの重要な特徴の1つ。
- キーワード
- ピアノ協奏曲第2番フレデリック・ショパン
川口成彦さんがF.ショパン作曲「ピアノ協奏曲第2番」第2楽章を演奏した。
- キーワード
- ピアノ協奏曲第2番フレデリック・ショパン
題名のない音楽会の次回予告。
エンディング映像。