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オープニング映像。
秋風が立って東京湾のハゼ釣りのシーズンになると、日曜日の浦安の町は東京の釣り人たちでごった返す。 吉野長太郎さん51歳は数ある船宿の主の中でも「あおべかの長さん」といえば誰一人知らぬものはない浦安一の有名人。大正15年の春23歳だった山本周五郎は浦安へスケッチに来てその風景に魅せられ、小説家として世に出る前の3年間をここで過ごした。町のあちこちには水神様や弁天様が祀られている。度重なった風水害やコレラの流行など、川と海に挟まれた浦安の歴史は常に水に支配されてきた。
夕方の浦安の通りには海から上がった漁師や銭湯帰りの人などが交錯し庶民的な雰囲気にあふれる。しかし江戸前の小魚はとれなくなり、浦安の情緒ある風景はみられなくなってしまった。浦安の沖にはABC3地区合わせて850ヘクタールという広大な埋立地がほぼ完成し、さらにこの先に新たに300ヘクタール以上の埋立地をつくる計画が立てられている。アパートや建売住宅の建設も盛ん。休日の海、漁師が追い立てられた漁場に都会の釣り客が船を並べる。わずかに残された自然を求めて東京の人がどっとくり出した。
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- 浦安(千葉)
再び新日本紀行の舞台を訪ねる。千葉県浦安市。かつてはたくさんの漁船がここから東京湾へと出漁していた。新日本紀行を放送した頃に持ち上がった、埋め立てによる漁業権の放棄が現実となり、今漁船の姿は見当たらない。新日本紀行でも紹介された、山本周五郎の「青べか物語」に登場する船宿の子供のモデルになった吉野長太郎さん。その息子・吉野眞太朗さんは人気の船宿を営んでいる。古いものが次々と消えていく中、今も海とのつながりの中で生きる人たちがいる。
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