- 出演者
- 平井信行 保里小百合
オープニング映像。
埼玉県鳩山町の小川知也新町長は今月行われた選挙で当選し、全国最年少の町長となった。小川新町長はきょう午前8時過ぎ、初めて鳩山町役場に登庁した。地元で育った小川町長は都内の大学を卒業後、東京ディズニーランドなどの運営会社に勤め衆議院議員の秘書を経て今回の町長選挙に初めて立候補した。埼玉県のほぼ中央に位置する鳩山町は人口およそ1万3000。昭和40年代、東京のベッドタウンとしてニュータウンが開発されたが65歳以上の割合、高齢化率は今月1日時点で47%となっている。町には鉄道の駅がなく、高齢者の身近な足としての交通手段の確保などが課題となっている。町民との対話重視を掲げる小川町長は早速、ニュータウンにある集会所などを訪れた。
東京都内の公立小中学校の学校給食費を巡っては、物価高騰などを背景に去年4月以降、23区すべてで無償化されたが、多摩地域のほとんどの自治体は財政負担が大きいなどとして無償化されていなかった。こうした中、都が自治体が給食費を支援する場合、その半額を負担する補助事業を今年度から始めたところ、都内の全62の自治体の約8割にあたる50の自治体で無償化される見通しとなった。都によると、これまでに23区に加えて多摩地域と島しょ部の計27の自治体が無償化する考えを示していて、すでに補助の申請を済ませている自治体もある。一方、残りの12の自治体では無償化とはならず、補助の申請をしている自治体は給食費の値上げ抑制などに充てる考え。都の担当者は「給食費の負担を抑えることで子育てしやすい環境につながってほしい」とコメントしている。
赤字が続いている千葉県のJR久留里線の今後のあり方について、行政やJRと住民の代表がきょう意見交換した。JR久留里線を巡っては、特に利用者が少ない久留里駅〜上総亀山駅の区間の今後のあり方について、県と地元の千葉・君津市、JR、住民の代表が去年から協議を行っている。きょう非公開で行われた4回目の会合では、バスやタクシーなどほかの交通手段の活用について意見が交わされた。この中で住民の代表は「鉄道は残してほしい気持ちはあるが、運行本数の多いバスなどによって地域の移動環境が改善する可能性がある」などと述べ、代替交通の検討を進めることに一定の理解を示した。一方で運転手不足などから各地で路線バスの減便が相次いでいることについて、留意するよう求めたという。会合ではことし中にも報告書を取りまとめることにしている。
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