赤字が続いている千葉県のJR久留里線の今後のあり方について、行政やJRと住民の代表がきょう意見交換した。JR久留里線を巡っては、特に利用者が少ない久留里駅〜上総亀山駅の区間の今後のあり方について、県と地元の千葉・君津市、JR、住民の代表が去年から協議を行っている。きょう非公開で行われた4回目の会合では、バスやタクシーなどほかの交通手段の活用について意見が交わされた。この中で住民の代表は「鉄道は残してほしい気持ちはあるが、運行本数の多いバスなどによって地域の移動環境が改善する可能性がある」などと述べ、代替交通の検討を進めることに一定の理解を示した。一方で運転手不足などから各地で路線バスの減便が相次いでいることについて、留意するよう求めたという。会合ではことし中にも報告書を取りまとめることにしている。
住所: 千葉県君津市藤林98