- 出演者
- 首藤奈知子 美保純 菅良太郎(パンサー)
日本の少女漫画が世界で脚光を浴びている。パリでは特化したイベントが開かれ、フランス国内の発行部数は200万部を超える。愛読者が「理想的でロマンチックな世界」と語る、その魅力とは?
オープニング映像に続き、ゲストの美保純、パンサー・菅良太郎を紹介。幼少期から少女まんがに触れてきたという。
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あきる野市にある少女漫画専門の図書館「少女まんが館」を訪ねると、6万点がズラリと並んでいた。閲覧料は無料、全国はもちろん海外からもファンが集う聖地となっている。日本の少女漫画は海の向こうでも人気を博しており、特にフランスで売り上げが伸びている。400点を有するファンに話を聞くと「ジーンブライド」の魅力を語ってくれた。若いフランス人が共感でき、当たり前だと思っていたことが実は問題だと気付かされる、という。
美保純は海外でも人気の少女漫画について「女の子の心の叫び、秘密めいている事がちゃんとナレーションで出てくる。それがフランスまで行ってる」と話した。さらにスタジオでは1972年に連載が始まった「ポーの一族」を紹介、フランスでは一昨年に解禁され、アングレーム市では回顧展が開かれたという。
「りぼん」を発行しているのは千代田区にある集英社。編集長を務める相田聡一さんは「自分たちが作りたい、描きたい、面白いと思うテーマを愚直に守ってきた」と胸を張る。明治大学教授の藤本由香里さんは「時代の最先端を常に捉え続ける姿勢がある」と解説。恋愛ものが軸となるのは、戦後生まれの若い作家が描き始めてからだという。
少女漫画の特徴や代表作を年代別に紹介。70年代は外国への憧れ、90年代は女性の自立、そして2000年代は多様な価値観が描かれている。美保純は「髪型やファッションも勉強になった」、菅良太郎は「絵柄も話の多様性も広がってきている。時代ですね」と話した。
少女漫画を愛する高校生を紹介、大切にしている作品は「となりはふつうのニジカ(ちゃん)」。男として生まれたが自由に生きるニジカ、性別にこだわらない姿にあいらは惹かれていく。「自分のふつうが誰にも通じない」というセリフが、自身の背中を押してくれるようだ。作者の柚原瑞香さんは「自分らしいものを選ぶ事を伝えられたら」と話す。
スタジオでは牧野あおい「さよならミニスカート」を紹介。スカートを履くことをやめた女子高生が主人公、恋愛要素はあるが性別によって定められた「らしさ」を問う一冊だという。菅良太郎は「センセーショナルな作品、男性に読んでほしい」と話した。
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