2023年8月31日放送 19:30 - 20:42 NHK総合

魔改造の夜
洗濯物干し25mロープ走

出演者
矢野武 長藤圭介 伊集院光 新井素子 
(オープニング)
オープニング

今夜の競技は、物干しを魔改造する。25mのロープを渡る洗濯物干し25mロープ走をする。大企業に挑むのは、信州のメーカーとZ世代の学生たちだ。

(魔改造の夜)
お披露目

チームN岡高専とチームH置電機とチームN社が登場した。今夜は洗濯物干しを魔改造し、25mロープ走に挑戦する。洗濯物干しには、魔改造クラブ公式のTシャツ、タオル、靴下、軍手を干す。

チームN岡高専が魔改造した洗濯物干しを披露した。洗濯物干しをプロペラとCO2ボンベでジェット噴射させるそうだ。

チームH置電機が魔改造した洗濯物干しを披露した。洗濯物干しにワイヤーをつけていて、親機の最高で時速40キロ、子機は最高で時速70キロ出るそうだ。

チームN社が魔改造した洗濯物干しを披露した。洗濯物干しにプロペラがついていて、時速は最高で60キロだそうだ。

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はやぶさ2

洗濯物干しロープ25m走のルールは、魔改造した洗濯物干しで25mのロープをもっとも早く渡りきったチームが優勝だ。スタートの捜査はスイッチを1回押すのみで、フライングは失格だ。洗濯物干しに指定の洗濯物を干してからロープを渡る。途中で洗濯物を落としたら失格で、試技は2回行う。

N岡高専 第一試技

新潟からやってきたチームN岡高専は「僕たちの洗濯物干しが一番早いと思っているので、ぶちかますだけ」と話し、目標タイムを「3秒40」と掲げた。スタンバイの時間は5分。遡ること1ヶ月半前、新潟県長岡市。お題が示され、メンバーからは次々アイデアが出される。プロペラを取り付け、洗濯物干しをドローンのようにする。スピードを上げるためラジコン飛行機用の大きなプロペラを用意。上下に4枚つけて試作機を作る。プロペラを増やすと重くなる。チームをまとめる総合リーダー・安達慶哉はN岡高専5年生で、ずっとロボティクス部で活躍してきた。安達は1学年下の霜田をリーダーに任命した。競技の肝はスタートダッシュ。かつての競技「お掃除ロボット走り幅跳び」で自動車メーカーが見せたHO2ボンベのジェット噴射。ボンベに針を刺してガスで莫大な推進力を生む。試しにやってみるも、蓋が残って噴出の邪魔をすた。完全に突き破れる針を作る試行錯誤が続く。細い先端では突き破れない。プロペラの位置を変えてスピードアップを図る。霜田に励まされて部員たちがヒントを探す。針のパワーを上げるには重さが重要となるため、重さを3倍にした。噴射テスト29回目、腕が持っていかれるほどの勢いで噴射に成功。ジェットとプロペラが一つになる。一時的に部に復帰した小林は「機械をいじったり作ったり、自分の一番好きなことなので、このチャンスを逃したら一生やらなくなっちゃいそうだから」と語る。スタートスイッチでフライング防止のホールド機構が解除、ジェットとプロペラで一気にスタートダッシュ。そして会場ではスタンバイ完了。N岡高専のタイムがここからの基準となる。スイッチを入れたがジェット噴射が発動せず、記録なしとなってしまった。ホールドを解除するモーターが動かなかった。

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長岡工業高等専門学校長岡市(新潟)
H置電機 第一試技

H置電機の目標タイムは1.9秒。

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日置電機

一カ月半前。長野・上田。ドローンレース用の三枚羽のプロペラを4箇所に付ける。19mで2.1秒。4つから12個に増やすと、3.6秒。重さが増しスピードが落ちてしまった。最低でも1kg(物干し+洗濯物)は超える。計算ではプロペラで出せる限界は2秒台。ライバルも出してくるはず。長野県上田市に本社工場を構える電気計測器の製造メーカー。エネルギー産業が多様化する中で電気計測器のニーズは世界的に高まり競争は激しくなろうとしている。初日、プロペラを超えそうな尖ったアイデアが出ていた。まず小さな子機が最速でゴールまで走りロープを掴む。物干しには巻取り機、紐を超高速で巻き取ってドッキングする。複雑な連携、巻取りの成功が重要な鍵。1秒内なら世界を取れる。まずは超軽量の子機を作る。次は肝心の巻取り機構。金属のワイヤーで子機と親機を繋ぎテスト。巻き取る瞬間の衝撃が強すぎてワイヤーが切れてしまった。中川は一人、最初のプロペラ機を改良していた。見つけたラジコン飛行機のダクトファンならたった2つでプロペラ10個分の推進力を生み出せる。問題はワイヤーを巻き取る瞬間の衝撃。マグロを釣る伸縮性のある特別な糸を最も衝撃のかかる子機を繋ぐ部分に使う。

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上田(長野)日置電機

準備完了。H置電機の第一試技は途中で止まってしまい、記録なし。4秒でプロペラを止める制御にしていた。

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日置電機
N社 第一試技

最高に上手くいった時は「いろんな爆音が続けざまにして楽しめると思う」とリーダーは話した。目標タイムは3秒。総合リーダーの成田さんは「やりたいと言ったことを完遂させることが大事」と話す。人工衛星や顔認証システムなど最先端の分野で開発を進めているN社、リーダーの國見喬嗣さんは普段は人工衛星の開発をしている。ドローンをよく知るメンバーと試作、初速が圧倒的に足りないとの結果になった。強力なゴムを使い初速を稼ぐが問題は重さ。軽くて強度が保てるものがよいとなり、素材を軽いアルミに変えてみるなど試行錯誤が続き、メンバーから空気を使ったアイデアが飛び出した。戦闘機の離陸のカタパルトをヒントに、筒の中に圧縮空気を入れピストンを一気に押し出すという。國見さんたちはピアノ線で確実に作動するように本番機を作った。初速機構がなければ目標の3秒は無理。一方のプロペラ開発では、スタートから0.8秒止まっているのでそこをなんとかしたいと、プロペラのパワーを最大まで活かす方法として二重反転プロペラを試すがモーターが焼けたり、風力が増すことでプロペラ本体が破壊してしまった。いよいよ本番。スタートしたが途中で止まってしまった。プロペラが最初から動いていなかった。國見さんは「今朝の通電チェックの時からマイコンがちょっとおかしいなというのはあった。プログラムを少しいじったがそこを見直そうかと思う」などと話した。調整タイム、各チームの持ち時間は10分でそれぞれ調整を行った。

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はやぶさ2アメリカ航空宇宙局宇宙航空研究開発機構日本電気日置電機長岡工業高等専門学校
N岡高専 第二試技

N岡高専は安全装置を取り外した。目標タイムは3.40。第二試技の準備をはじめ、一流のエンジニアと対決をはじめる。準備がおわるといよいよだ。1ヶ月半の集大成、最後のチャンスがはじまる。ジェット噴射がきまりメンバーは歓声をあげて喜んだあと互いに肩をよせあい「ありがとう」と涙する。これが青春だ。伊集院らも「良いものを見せたもらった」と涙腺がゆるむ。競技者がまつ場所へもどるとハイタッチでN岡高専メンバーを迎え入れる。N岡高専の記録は5.53でトップに躍り出た。”メンバー全員でやりきった”とN岡高専のメンバーは競技を振り返った。

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長岡工業高等専門学校
H置電機 第二試技

H置電機の第二試技がはじまる。いよいよ最後だ。理論的に速い方法がうまくいくことを祈るメンバーらの目標は1.9。5分間の準備にとりかかる。残り1秒で準備が完了し皆笑顔だ。第二試技がスタート。回転することなく動かない。第二試技は”記録なし”となった。すべての演技を終えたH置電機を拍手で迎えれるが、H置電機は原因を把握できていないと現実を受け止め、”チャレンジを誇り”に思うとメンバーらは競技の感想を話す。H置電機の見事なチャレンジに拍手が沸き起こった。

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日置電機
N社 第二試技

N社の第二試技。目標は3秒。ピストン修理が間に合わずドローンで勝負をすることになったN社。準備が完了し、N社の最後の挑戦。すごい速さでフィニッシュ、ゴールした。ガッツポーズのあと抱き合うメンバーたちは安堵の表情。N社のタイムは4.29で逆転。チャンピオンはN社が制した。リーダーは「人生一」心が動いたという。番組史上最も過酷な戦いを制したのはN社となった。

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日本電気
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。参戦チーム募集。応募はHPから。

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