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- ウエンツ瑛士 田中瞳
ウェザーニュースが桜の開花予想を発表。一番はやいのは東京で3月18日。今年も早咲きだ。桜を待ち焦がれているのはドローンを操る男性、横田さん。全国の桜を撮影しているのだ。めぐった桜の名所は150か所以上。今年は富士山と桜をテーマに撮るという。そんな横田さんは桜前線に異変をj感じるという。香川県のあと群馬へいき、奈良県など1日で走ることもあり不規則なのだ。まずは埼玉県本庄市のこだま千本桜などの全国の桜の映像が流れた。では桜に怒っている異変とは?
石原さんが「桜前線に異常アリ」、意外な理由を解説する。地球温暖化に影響で桜前線は北上しなくなるかもしれないという。石原さんは、桜の開花を左右するのは2月から3月の気温と1月の気温。重要なのは1月の気温。休眠打破で寒さを感じないと開花につながらないが、1月でも10度を超えると桜が迷うのだ。桜前線は北上せずに全国一斉に咲くようになるかもしれないのだ。温暖化で桜の開花は早まっているかと思いきや九州などはそうではなかった。2020年の開花は鹿児島より仙台のようが早かったのだ。理由は1月の休眠打破だということを解説。近年最も早いのは東京。東京の都市熱と、木が古くなっているので早く咲くという話もある。青森県弘前市では桜の見頃はGWと重なるため「弘前さくらまつり」は4月下旬から5月上旬に行われるが去年は早咲きのため、祭り後半はソメイヨシノは散ってしまったため去年の例年の半分。そこで弘前市は八重桜をPRしはじめた。更に今年は開催時期を前倒しする。温暖化影響は開花時期以外にも、桜の花が小さくなっているという。石原さんは気象災害としてリビアの大雨などの例をあげて地球温暖化の影響をつたえ、桜は早めにみれるが、環境のために自分たちはなにをできるか考えようと石原さんは伝えた。
今年行われる大統領選挙に関するニュース。現地時間の今月5日、大統領候補者選び最大の山場「スーパーチューズデー」が行われ、共和党は大方の予想通りトランプ氏が勝利した。少し前は“もしトラ”、もしもトランプ氏が当選したらと言われていたがここにきて“ほぼトラ”“確トラ”状態に。対する民主党はバイデン大統領でほぼ確定。4年前と同じ2人の対決が濃厚だが最新の世論調査ではトランプ氏の優勢が伝えられている。勢いにのるトランプ氏だが、ある女性の存在を最も恐れているという。研究の一環としてアメリカ大統領選の選挙運動に参加した明治大学教授・海野素央が解説。
海野さんは「トランプ氏の最大の敵は世界の歌姫、テイラー・スウィフトさんになるかもしれない。」と述べた。世界で最も楽曲が売れたアーティスト2年連続1位。その経済効果は「スウィフトノミクス」と言われるほど。ツアーの興行収入は去年1年だけで10億4000万ドル(約1560億円)。史上始めて10億ドルを達成した。また発信力も絶大で、インスタグラムだけでフォロワー数は約2億8000万円。さらにハーバード大学で「テイラー・スウィフトと その世界観」という講義まで始まっているそう。海野さんは「テイラーさんは政治的にも影響力がすごい。例えばアメリカでは選挙に参加するのに登録が必要だが、新規の登録者を増やすのは大変。しかしテイラーさんが「選挙に参加しよう」とSNSで呼びかけると1日で3万5000人も増えた。そんな彼女は前回の選挙でバイデン氏支持を表明した。そのおかげもあり若者層の得票率でトランプさんを大きくリードし勝利した。今回テイラーさんはまだバイデンさんの支持表明をしていない。そこで若者支持率を見るとほぼ拮抗している。トランプさんはゲームチェンジャーになりうるテイラーさんをいま1番恐れている。一方バイデンさんはこのままでは危ないので彼女の支持が欲しいと必死になっている。彼女は2018年に初めて政治発言をした。彼女は「人権を重んじる」、「性的少数者への差別反対」とトランプさんをおさなかった。」などと述べた。そして大統領選の行方を左右するのはテイラー・スウィフトさんのファンである若者だけではないという。海野さんは「アメリカの都市部は民主党が強い。田舎に行くと共和党が強い。勝負になるところは真ん中なの郊外。アメリカは男性よりも女性のほうが有権者数が多い。大統領選のカギを握るのは郊外に住む女性と若者。しかしイスラエルのガザ侵攻がネックとなりテイラーさんはバイデン氏支持を表明していない。」などと述べた。先月27日に行われたミシガン州の民主党予備選ではバイデン大統領への抗議票として「支持候補なし」が13%にのぼった。ではなぜバイデン大統領はイスラエル寄りの姿勢を続けるのか。海野さんは「バイデン氏の支持基盤がユダヤ系でワシントンに「Jストリート」というユダヤ系政治団体があり、そこが資金源。しかもユダヤ系は投票率が高い。トランプ氏を指示する可能性はほぼない。テイラーさんは人工妊娠中絶の擁護派で、性的少数者を守る思想はバイデンさんと一致している。」などと述べた。
トランプ氏がテイラーさんを恐れている””意外な証拠”とは。海野さんは「トランプさんはテイラーさんにあだ名を付けてないんですよ。トランプさんは敵だと攻撃する相手にはあだ名を付けるんですよ。例えばバイデンさんは”寝ぼけたジョニー”、ヒラリーさんを”不正直なヒラリー”とか。テイラーさんを攻撃しちゃったらファンが怒っちゃう」などと話した。米大統領選の今後の注目は?海野さんは「夏の民主党の党大会がシカゴであるんですよ。そこのステージにテイラーさんが来てくれて歌ってくれて支持表明してくれればゲームチェンジャーになる可能性がある」などと話した。米大統領選はガザの行方とテイラーさんの動向に注目。
日本の2023年の名目GDPがドル換算でドイツに抜かれ世界4位に転落。GDPとは国全体の設けた金額で経済の大きさを示す指標。長年日本は世界2位だったが2010年に中国に抜かれ今回ドイツに抜かれた。要因の1つは円安。日本の経済力が相対的に低下していると言える。日本の現在地とは?テレビ東京・池谷キャスターが60秒で解説。
日本の弱点を”強み”に買えることができる!?池谷さんは「ニュースで見ているランキングの一つに世界競争力ランキングがあります。64の国と地域を対象に経済状況やビジネス環境などから企業がビジネスをするならどの国が優れているかをランキングしてるんですね。日本は1989年第1回調査では世界1位だったんですが、最新の2023年の結果は35位で過去最低。判定基準は大きく4つあるんですけど特に順位が低かったのが42位の政府の効率性と47位のビジネスの効率性。つまり日本の弱点というのは企業が効率よく儲けられていないし国としても効率よくサポートできていない。ただし逆に言うとここに日本経済の伸びしろがあるんですね」などと話した。生産性と効率性について池谷さんは「結局効率性ってお金をうまく使ってたくさんの富を生んでいくこと。そこがいまひとつうまくいってない」などと話した。日本が1位なのは2024年の株価の上昇率。日経平均株価が史上始めての4万円台に。池谷さんは「株価は経済を先取りする。世界の投資家が期待感で買ってくれて株価が上がって、このあと実態経済がついてくるかどうかが問題」などと話した。
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池谷亨さんは「AIやロボットを使い生産性を高めようとなると、人手を首にするケースが増えますが、日本は元々人手が少ないのでAI・ロボットを導入しやすいんですね」などと話した。
60秒で学べるNewsは今回が最終回。ウエンツさんは「日々たくさんのニュースが入って追われる毎日でしたが、この番組は専門家などに解説してもらってすごく勉強になりました。わかったような気にならないことが大事だと思いましたし、もっと学んでいく姿勢を持ち続けたいです」などと話した。
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2024年2月28日(21:00)