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オープニング映像。今回は進学のために島を離れる子どもたちに贈られるある歌のお話。
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- シタリー節
今回の舞台は沖縄県の粟国島。人口650人ほどのこの島には高校がなく、この春那覇の高校に進学するため3人の中学生が島を離れるという。その1人、濱川あさひさんは3人の中で1人だけ別の高校に通うことになる。幼い頃から絵が好きだという濱川さんは専門コースのある高校に進学、寮生活をおくることになる。2月のある日、旧正月に披露する踊りの練習を行う。そんな中、濱川さんに踊りを昔から教えていた興那さんは「シタリー節」を贈ろうと島の人達に提案した。シタリー節とは親御さんが1人ひとりの子どもたちが島を出る際に贈ったものだという。ある日、興那さんはあさひさんの両親にシタリー節の歌詞を作ること提案する。早速母のゆう子さんは歌詞を考え始める。幼い頃は病気がちだったあさひさん、環境の変化などに不安を感じるという。また父の功さんは普段あさひさんと話をする機会があまりないのだとか。ある日、家族で墓参りした際にもほとんど会話はなかった。ある日、あさひさんのご両親は興那さんのもとを訪ねる。歌詞について相談する中で、様々なエピソードを語っていく。そんな歌詞に興那さんは曲をつけていく。
旅立ちまであと2週間と迫ったある日。あさひさんとご両親は一緒に食事を摂った。あさひさんは学校での人間関係について話す。いつも寡黙な功さんだが、この日は「いつもあさひが正しいわけじゃないよ」と語りかけた。かつてあさひさんと同様に島の外に進学した功さん、彼もまた人間関係で苦労したという。夫婦2人でシタリー節の歌詞を考える中で功さんは「個性を活かし、友達の意見を聞き、自分の意見も言う事」という言葉を綴った。シタリー節が出来たという興那さんのもとに足を運ぶゆう子さん。島のお年寄りから独特の節回しを教わった。いよいよ卒業式を迎え、3人は旅立ちの日を迎えた。功さんは仕事のために見送りには行けないという。出発直前、ゆう子さんはあさひさんにシタリー節を贈る。那覇に同行したゆう子さんはあさひさんに歌詞はその多くが功さんの考えたものだと伝えた。2人はあさひさんに「しっかりやりなさい」「たまにシタリー節を思い出してくれたら」と語った。
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