2024年5月9日放送 1:25 - 1:51 NHK総合

Dearにっぽん
「酒田舞娘 奮闘記 〜山形・師匠と弟子の物語〜」

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(オープニング)
オープニング

今回の主人公は山形で江戸時代から続く「酒田舞娘」の師匠:小鈴さん。迷いを抱える弟子との奮闘を追った。

キーワード
酒田市(山形)酒田舞娘
(Dearにっぽん)
酒田舞娘 奮闘記〜山形・師匠と弟子の物語〜

山形で江戸時代から続く「酒田舞娘」の師匠:小鈴さんは、空き家だった民家を改装して舞娘の会社を経営している。酒田にいる舞娘はこの会社の社員だけ。全員が20代。急いで向かった先は元料亭の観光施設「相馬樓」。集まった観光客を前に歌と踊りを披露した。酒田は江戸時代に北前船の港として栄え、舞娘たちは京都や大阪から米や紅花などを買い付けに来た商人をもてなした。大正から昭和の全盛期には100人以上いたが、戦後は存続が危ぶまれるほど減ってしまった。小鈴さんは新たな客の開拓に励んでいる。この日は期待の若手・鈴華さんと最上川にやって来た。舟下りに訪れた台湾からの観光客をもてなした。小鈴さんは営業・経理・備品の管理に至るまで全てをこなす。景気に左右されず、舞娘たちの週休2日・月給制を実現した。夏・冬のボーナスという目標も達成した。

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小鈴さんはお座敷が無い日は必ず稽古をつける。ベテランの2人が出産のため、長期の休みに入ることになり、小鈴さんの会社はピンチを迎えていた。新たに4人の採用面接をしたが、立て続けに辞退の連絡が来た。小鈴さんが期待を寄せる鈴華さんも舞娘を続けるか悩んでいた。高校の特別授業で訪れた際に、小鈴さんから舞娘にならないかと誘われこの道へ。この春で舞娘2年目を終える20歳。酒田ではお座敷で踊りを披露するのは25歳までという習わしがある。その後は三味線の弾き手として会社に残る人もいるが、大半は結婚や転職で引退する。家族や友人から「いつ頃まで続けるの?」と言われているという。この日の鈴華さんは小鈴さんと一緒に小中学生へ日本舞踊を教えていた。小鈴さんは鈴華さんに先生役を任せる機会が増えた。小鈴さんは高校生の終わり頃から世の中の何もかもが気に入らなかった時に色んな偶然が重なって舞娘になった。お座敷で「つまんない話 聞きに来たんじゃないんだよ」と言われたのがショックで、この人にお金出してでも会いたいと思ってもらえる人になりたいと思ったという。会話や踊りの技術をひとつひとつ見直し、それから23年後に師匠を任されるまでになった。弟子たちには今の時間が未来を輝かせると思ってやってもらいたいと語った。

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2年前に舞娘を卒業した渡部嬉乃さんが会社を訪れた。今は東京で役者をしているという。小鈴さんのもとで修行を積み、舞娘として5年間活躍した渡辺さんは鈴華さんの憧れの先輩。鈴華さんは舞娘を続けるべきか悩んでいると相談した。この日は舞娘の求人動画を撮影し、渡部さんも協力した。それから3週間後、鈴華さんは舞娘3年目の目標をノートに記していた。鈴華さんが日本舞踊を指導した子どもは舞娘を目指し始めた。小鈴さんの誕生日には舞娘たちがプレゼントを贈った。小鈴さんは酒好きなので「しじみのみそ汁」だった。小鈴さんは「どの子も大事な宝物です」と語った。

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(エンディング)
次回予告

「Dearにっぽん」次回予告。

(告知)
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