2024年5月12日放送 8:25 - 8:50 NHK総合

Dearにっぽん
「神楽響く私の“ふるさと” 〜青森・牛滝地区〜」

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。今回は青森の漁村に移り住んだ子どもを紹介する。

キーワード
青森県
(Dearにっぽん)
神楽響く私の“ふるさと” ~青森・牛滝地区~

今回の舞台は青森県佐井村の牛滝地区。ここは91人ほどの地域だが、昨年坂井聖奈ちゃん・孝太朗くん姉弟が移り住んだ。小学校は2人だけだという。父の健人さんはこの地域出身で、母の真央さんも隣町出身。2人は子どもの多い地域で子育てしたいと、牛滝地区を離れていた。しかし健人さんのご両親のこともあり地元に戻ってきたという。この日、地区の漁師にとって大切な行事、大漁を願う「おこもり」が行われた。ここには孝太朗くんも参加。おこもりは女性が入ることは出来ず、聖奈ちゃんと2人の妹は参加しなかった。またこの時期では神楽も伝統だが、おこもり同様に女性は参加できない。しかし、テレビで隣町で女の子が祭囃子に参加するのを見て神楽に参加したくなったという。当然父の健人さんもこのことを地域の人に伝えたが「伝統は変えられない」という返答が帰ってきた。神楽を担うのは45歳までの若者組、だがその人数もどんどん減っていっている。だが若者組の中には聖奈ちゃんの気持ちを大事にしたいという声もある。正月に行われた地区の総会、この時初めて女性の参加に関する議題があがった。地区では神社の外で行う神楽に限って女性の参加を認めた。健人さんは聖奈ちゃんのために笛を用意。練習初日、聖奈ちゃんは30分も前に練習場所に現れた。そんな中、彼女は練習の輪の中に入れない。周囲も初めての女の子の参加に戸惑っている様子だった。

キーワード
おこもり牛滝地区(青森)神明宮神楽

神楽の練習が始まって1週間、若者組の頭が大切なバチを聖奈ちゃんの手に合わせて細くしてくれた。聖奈ちゃんも周囲に馴染めてきていると感じているようだ。神楽を仕切る人たちもまた、伝統行事を守るために試行錯誤をしている段階だという。4月16日、春祭り当日。聖奈ちゃんはお母さんが作った手作りの半纏に袖を通した。女性が参加する初めての神楽、地域の人たちの反応も上々だった。聖奈ちゃんは手の豆が潰れてもなお太鼓を叩き続け、周囲の大人も彼女を歓迎した。坂井さん一家が戻ってきて1年、夏の神楽は3ヶ月後に迫っている。

(エンディング)
次回予告

「Dearにっぽん」の次回予告。

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