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2011年3月11日、東日本大震災が発生。揺れの長さは180秒も続いた。震度6強の揺れを観測した仙台空港では子どもを守る母親の姿が。津波が押し寄せた気仙沼市鹿折地区では火災旋風が発生し、町を焼失させた。
宮城・気仙沼市からの中継。10日に及ぶ火災で失われた町には市内最大規模の災害公営住宅などが建てられた。気仙沼湾には高速道路が開通した。復興祈念公園には多くの人が祈りを捧げている。
激し揺れは岩手県にも襲いかかり、大津波が町を飲み込んだ。人々はただただ、それを見守るしかできない。岩手県沿岸部は壊滅的な被害を受け、釜石市の鵜住居町地区防災センターでは162人が犠牲となった。
岩手県釜石市からの中継。鵜住居町地区防災センターの跡地には、記憶と記録を伝える釜石祈りのパークが完成した。ここには市内の犠牲者の内、1003人の名前が刻まれた慰霊碑がある。震災から13年を機に慰霊碑のあるこの場所で追悼式が行われる。
自然の猛威は東京電力 福島第一原子力発電所で水素爆発とメルトダウンを引き起こした。命がけの活動を行った活動隊長の冨岡豊彦さんは家族への思いを涙ながらに語った。この事故は多くの人の故郷を奪った。去年、処理水の海洋放出が始まったが、新たな風評被害をひき起こしている。
福島・浪江町からの中継。東京電力 福島第一原発では4回目の海洋放出が行われている。IAEAが科学的に安全と評価する一方、敷地内では汚染水を含む水が漏れるなどトラブルが続出している。津波の被害を受けた浪江町立請戸小学校はいまは震災遺構として、被害・教訓を伝えている。
東日本大震災に及ぶから13年。今年は元日に能登半島地震が発生した中でこの日を迎えた。東日本大震災では約12万棟が全壊し、死者数は1万5900人にも及ぶ。そして今も2520人の行方がわかっていない。
三陸沖を震源とした観測史上最大規模のマグニチュード9.0の地震。その揺れは瞬く間に列島を伝わり、北海道から九州にまで及んだ。東日本大震災で最大震度7を記録したのが宮城県・栗原市である。能登半島地震と東日本大震災との違いは何だったのか。
今年の元日に発生した令和6年 能登半島地震。日本海沿岸の木造住宅が数多く倒壊した。東日本大震災で唯一震度7を観測したのが宮城・栗原市。当時の揺れを知る長谷川新聞店によると、揺れは大きかったが被害は少なかったという。
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東日本大震災で唯一震度7を観測したのが宮城・栗原市。当時防災科研研究員として栗原市内などを調査した鈴木地理学博士は、あまり被害がない印象を受けたという。震度7の揺れと言えば家がひねられるような激しい揺れだが、家屋数約2万3000棟のうち全壊は57棟で、一人の死者も出さなかった。東北大学の五十子教授の同行のもと、栗原市を取材した。市内には地区100年以上の建物が倒壊せずに多く残っているが、石場建て工法により石と柱の間が滑り、地震の力をかわす効果があるとされる。
一方、震度6弱で家屋に甚大な被害が出たのが仙台市青葉区である。造成地の約40棟が揺れによる地すべりで住めなくなった。教授によると周期特性が重要だという。キラーパルスという言葉が生まれたのが阪神・淡路大震災だという。
29年前の阪神・淡路大震災、全壊した家屋は10万棟を超え、死者は6434人。被害をもたらしたものにキラーパルスがある。地震の周期が1秒未満と短かければ、小刻みに揺れて倒壊は起こりづらいが、2秒以上と長いと高層の建物に影響が出やすく長時間揺れる。東日本大震災で高層ビルが10分以上揺れ続けたのが長周期地震動による現象。周期が1~2秒の揺れは木造住宅に甚大な被害をもたらすためキラーパルスと呼ばれる。阪神・淡路大震災の揺れを再現した耐震実験では、新耐震補強なしの住宅は倒壊した。東日本大震災でもキラーパルスと同等の影響を持っていると地震動が発生していて被害が出たという。鹿島建設が独自に開発した地震の揺れや免振効果を体感できる装置。スタジオで揺れの違いを体感する。
地震の揺れや免振効果を体感できる装置を使ってスタジオで東日本大震災と能登半島地震の揺れ方の違いを体験する。この装置では横揺れのみを再現。東日本大震災で震度6を観測した宮城県湧谷町の揺れを再現。座っていてもバランスがとりづらく体を持っていかれるような揺れ。能登半島地震で震度6強を観測した石川・珠洲市の揺れを体感した。
能登半島地震発生時の石川・珠洲市の地震動を分析すると1~2秒の周期で約Gという強い揺れを観測。キラーパルスが発生した阪神・淡路大震災と同様に強い揺れが起きていた。
千葉県で頻発する地震。先月27日から震度1以上の地震は40回以上発生している。日本海溝で起きていると思われるスロースリップ。専門家は大きな地震になる可能性を指摘している。東京・北区、木造住宅が密接し、狭い道路となっており、地震による危険度が高い。上十条後丁目町会では月1回の防災訓練を欠かさないという。最大24mの津波が予想される徳島・美波町。住民の半数を占める高齢者を津波からどう守るのか。
宮城・石巻市、津波を襲った。町は破壊され、今は防潮堤は高さ9.7m。被災した大和さん夫婦は震災後に生まれた息子にどう伝えていくのか。それは防潮堤。防潮堤に子どもたちが描く震災前の景色。震災前まで200年以上続いた伝統行事・おめつきが描かれる。
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