29年前の阪神・淡路大震災、全壊した家屋は10万棟を超え、死者は6434人。被害をもたらしたものにキラーパルスがある。地震の周期が1秒未満と短かければ、小刻みに揺れて倒壊は起こりづらいが、2秒以上と長いと高層の建物に影響が出やすく長時間揺れる。東日本大震災で高層ビルが10分以上揺れ続けたのが長周期地震動による現象。周期が1~2秒の揺れは木造住宅に甚大な被害をもたらすためキラーパルスと呼ばれる。阪神・淡路大震災の揺れを再現した耐震実験では、新耐震補強なしの住宅は倒壊した。東日本大震災でもキラーパルスと同等の影響を持っていると地震動が発生していて被害が出たという。鹿島建設が独自に開発した地震の揺れや免振効果を体感できる装置。スタジオで揺れの違いを体感する。