2023年10月26日放送 2:55 - 3:55 フジテレビ

IN THE NAME OF HIPHOP

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

INTHE NAME OF HIPHOP
INTHE NAME OF HIPHOP

THA BLUE HERBのラッパーのILL-BOSSTINがtha BOSS名義で約8年ぶりのソロアルバムのIN THE NAME OF HIPHOPを発売した。25年のキャリアでずっと札幌で作詞し、札幌から日本全国に飛び回り音楽で得た評価で暮らしている。自分たちの地元から音楽を発信することは今では当たり前のように思えるが、簡単にできなかった時代があったという。tha BOSSのヒップホップ人生はまさにその歴史との戦いで、その戦いを始めた理由、その時代から今に至るまでの活動で見えてくる何かを探る旅が始まる。ラッパーになる前にすすきので水商売の仕事をしながら友人たちとダンスグループを組んで活動していたという。その活動は夜遊びの延長でナンパばかりしていたという。tha BOSSはメンバーのO.N.O と出会ったのは人づてにヒップホップが好きだという情報を得て、彼の働いている店にいき、自分の思いを伝え、テープを作った所でグループの礎ができたという。O.N.Oは店にBOSSの同じダンスメンバーがいたという。また当時出入りしていたクラブについてBOSSはB.I.G. JOEのラップに衝撃を受け、自分もやってみたいと思ったという。

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IN THE NAME OF HIPHOPTHA BLUE HERBすすきの(北海道)

BOSSはその後リリックを本格的に書き始め、単身でニューヨークにわたり見聞を広げてラッパーとして磨きをかけた。一方で音楽制作のために機材を購入したO.N.O。そのトラックを中心に関係者の力をかりてアルバムを制作した。O.N.Oは当時作成したカセットを店に送り付けたこともあったが雑誌などに送っている時にツテができたという。Mummy-Dはラジオでこの曲を紹介したが世界観があると感じたという。BOSSは当時尖っていたために曲が採用された時には素直には喜ばなかったが内心はとても嬉しかったという。しかしそれを表に出すと自分が熟成してきた強さが崩れるような気がしたと語る。ラジオで音源が流れるも、札幌にいるBOSSたちの生活は変わることはなかった。その一方で東京を中心とした日本語ラップシーンはさんピンCAMPで一気に盛り上がりを見せていた。クオリティに関しては申し分ないものの、シーンから無視し続けられる現状に焦燥感と怒りに満ちていたBOSSはその怒りをリリックに叩きつけ、借金してレコードを自主制作して販売する。BOSSは北海道に居続けることと東京のレコード会社に拾ってもらうことでそれが両立できるかどうかと感じ、東京のラッパーが東京の人らと契約し、地方住みの自分たちはどうすればいいのかとあえいでいたという。追い詰められた先に、自分らでやることにたどり着いたという。

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IN THE NAME OF HIPHOPTHA BLUE HERBYOU THE ROCKのヒップホップ ナイトフライトさんピンCAMP

崖っぷちに立たされたTHA BLUE HERB。その本気度が刷り込まれた楽曲たちがすでに世界的に活躍していたDJの耳に伝わった。1999年にメディアの力を借りることなく楽曲のクオリティだけで耳の肥えたDJたちを唸らせていく。

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THA BLUE HERB

ジャンルを超えて絶大な信頼を得ていたDJの評価と圧巻のライブフォーマンスで瞬く間に日本全国の音楽ファンを虜にしたTHA BLUE HERBは、1999年にヒップホップ専門誌から初めて単独の取材を地元の札幌でうけた。その紙面の中でBOSSは中央で活躍するアーティストと比較することで自らのプレゼンスを示すと語っている。BOSSは当時の心境にやっと自分にマイクが渡ってきたと思ったという。紙面に名指しで標的になったのは、ライムスターとYOU THE ROCK★だった。この雑誌でのBOSSの一言が引き金になりTHA BLUE HERBとライムスターの侮辱は批判の応酬のビーフと呼ばれる因縁が始まった。Mummy-Dは当時、THA BLUE HERBが自分たちを批判していることに晴天の霹靂だったという。まず楽曲で口火をきったのはライムスター。誰も成功していない中で、若さゆえの殺伐とした雰囲気ががラッパーたちに流れていたという。2001年に発売された噂の真相の中でライムスターは様々な形容を使って随所にTHA BLUE HERBをほのめかして挑発していた。

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RHYMESTERTHA BLUE HERBYOU THE ROCK★ウワサの真相 featuring F.O.H

2002年にTHA BLUE HERBは2ndアルバムのTOTALの中の曲中にMummy-Dの歌詞を引用してライムスターにアンサーを返した。Mummy-Dはその出来事に自分は聴かないようにしていたが、周囲が言ってくる状態だったという。このビーフは一度切りのやり取りで終わり、日本のヒップホップシーンで神話的に長く語り継がれることになるという。これ以降、THA BLUE HERBとライムスターはアンダーグラウンドとメジャーという両極端の道を歩んでいくことに。

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RHYMESTERTHA BLUE HERBTOTAL

BOSSはラップは自分の人生であり、曲を書き続けないとぜんぜん違うものになるという。昔、今歌っていることで楽しめるのがヒップホップだという。R-指定はTHA BLUE HERBについて、周囲がアメリカから輸入されたラップをなぞる中で自分たちですべきことをしていたと語った。

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RHYMESTERTHA BLUE HERBライムスター鳥取LOVE FLASH FEVER

北京オリンピックで世の中が湧く中で突如THA BLUE HERBの名がトレンド入りしたという。スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢は逆転の滑走前に聴いていた音楽をインタビューで聞かれTHA BLUE HERBと答えていた。平野選手は聴いていた楽曲「The Best Is Yet to Come」について、戦っている人の気持ちを鼓舞してくれる音楽のほうが燃えると答え、今日はやりたくないと思うがモチベーションを上げられるのは耳からの情報だという。

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THA BLUE HERBTHE BEST IS YET TO COME北京オリンピック

R-指定はBOSSと会話を交わしたのは2016年のときだという。その日は衝撃的な日で同じシーンにエントリーしているプレイヤーとして、同じタイムテーブルにTHA BLUE HERBとライムスターが並んでいることがあったという。THA BLUE HERBが準備をしていた中でライムスターがやってきたが過去に因縁があった二組にどんな空気が流れるのかと思っていたという。厳戒態勢になるかと思いきやお互いが寄り合い仲良さげにしていたという。そして今回BOSSがリリースしたIN THE NAME OF HIPHOPは20年の時を渡って因縁を抱えてきたライムスターの楽曲をフィーチャーした曲が収録されていた。Mummy-DはTHA BLUE HERBについて長いアーティスト歴の中で戦友感を感じていたと答え、自分たちにしかわからないことがあり何もわだかまりがなく、一番理解できる存在だという。

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IN THE NAME OF HIPHOPLIQUIDROOMRHYMESTERTHA BLUE HERB

BOSSは自分の持論を語り、色々な人の人生の中に自分の曲を取り込んでくれているのがありがたいと語り、Mummy-Dは我を出す方が光って清々しいと語るが大人になると深みや慈愛が感じられないと説得力がでてこないという。BOSSはこれから年老いていく中でどこまでフレッシュでいられるかがヒップホップの命題だと答え、考えていくことを歌にしていくと答えた。

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THA BLUE HERB
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