2025年6月29日放送 7:00 - 7:40 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
H2A最後の打ち上げ▽座りすぎのリスク

出演者
南利幸 清水敬亮 勝呂恭佑 豊島実季 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
H2Aロケット最終号機 打ち上げ成功

打ち上げ成功率98%のH2Aロケット。「H2Aロケット50号機」はきょう午前1時33分、種子島宇宙センター発射台を離れ、補助ロケットやロケットの1段目などを切り離しながら上昇。約16分後、温室効果ガスなどを観測する人工衛星「いぶきGW」を予定軌道に投入し打ち上げ成功。H2Aロケットはこれまで科学や宇宙探査の進展に貢献してきた。一方で、1回約100億円の打ち上げ費用が高いことが課題となっていた。H2Aロケットは今回で運用を終え、H3ロケットに完全移行する。会見では三菱重工業の五十嵐宇宙事業部長が「いろんな困難を乗り越えながらこの50号機まで来た」とコメント。

イラン 軍幹部などの国葬

イラン国営テレビによると、イスラエルの攻撃で殺害された軍艦部、科学者など60人以上の国葬が行われた。最高指導者ハメネイ師は姿を見せず。参加した人たちは「我々が結束していることを敵に示すためここに来た」などと話していた。

イスラエル市民“ガザでも停戦を”

イランとの停戦後最初の週末となった28日。イスラエルのテルアビブで開かれた大規模集会。参加した人たちはガザ地区への軍事作戦は人質の命を危険にさらすとして、イスラム組織ハマスとの停戦を通し残る50人の人質解放の実現を求めた。イスラエルは今月13日から攻撃の応酬が続いていたイランと停戦したが、ガザ地区では軍事作戦を続けている。停戦協議を巡っては、アラブメディアが仲介国のエジプトかカタールで近く再開されるとの見通しを伝えるが、双方の立場の隔たりが大きく再開されたとしても難航する予想。地元の保健当局は28日、過去24時間で81人が死亡、これまでの死者は5万6412人と伝えている。

和歌山 白浜町のパンダ 4頭 “中国到着”

和歌山県白浜町にいたジャイアントパンダ4頭がきのう日本を出発し、昨夜返還される中国に到着した。中国メディアによると昨夜8時前に四川省に成都に到着。四川省は“パンダのふるさと”ともいわれ4頭が飼育される「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」などパンダの研究拠点が集まる。

(気象情報)
気象情報

気象情報を伝えた。近畿地方では梅雨明けとなりきょうは晴れの天気が続きそう。

(ニュース)
日韓 “違いを認め合い 交流を”

今月、日韓国交正常化に向けた条約署名から60年を迎えた。大阪の生野区にあるコリアタウン。ヘイトスピーチが行われたこともあったが、徐々に観光客が増えていった。3年前ひとつの石碑がたてられた。詩人のキムシジョンさん。市民同士が文化で交流する必要性を訴えてきた。大阪の茨木市にあるコリア国際学園。日本語、韓国語、英語で授業が行われる。日本の生徒が全体の6割位上、在日コリアン、韓国、アメリカなど多様なルーツの生徒がいる。

日韓 市民の交流 “文化を入り口に”

日韓関係について内閣府の去年の調査では親しみを感じると答えた人が56.3%。韓国の民間団体の調査でも日本に対してよい印象を持っていると答えた人が41.7%。キムシジョンは「市民レベルで韓国を嫌いな人、日本を嫌いな人はほとんどいないと思う。お互いの文化も好きだと思うし文化を入り口に、市民レベルでの交流を増やす工夫をしていくべきだ」とコメント文。

川で水の事故相次ぐ 宮崎と愛知で2人死亡

きのうは水の事故が相次いだ。このうち宮崎県延岡市では川で友人と遊びに来ていた男子高校生(15)が溺れて死亡。友人と合わせて6人が川に遊びに来ていた。また愛知県豊田市の川では会社員の男性(23)が流されて死亡。現場近くで友人2人とバーベキューをしていた際、水遊びをしようとして川に入ったという。

性的暴行疑い逮捕 SNSで連絡か

大阪府内の集合住宅に侵入し女性の手首を縛り性的暴行を加えてケガをさせたとして、44歳と32歳の容疑者2人が逮捕された。2人に面識はなくSNSで連絡をとり女性に性的暴行を加えるために集まったとみて調べている。事件は今月中旬2人は府内の集合住宅に侵入、20代女性に刃物のようなものを突きつけて脅し、性的暴行を加え手首に軽いケガをさせた疑いが持たれている。また2人はこの間に帰宅した男性を縛り軽いけがをさせた疑いでも逮捕された。

おはSPO
大谷翔平選手 復帰3試合目の先発登板

ドジャースvsロイヤルズ戦。ドジャース・大谷翔平が登板。球速163.6キロと大リーグ自己最速を更新した。2回27球被安打1失点0に抑えた。一方バッターでは4打数ノーヒットでいまも試合は続いている。

市場開拓の一方で 直面する課題

大リーグではいまある課題に直面している。北米の4大プロスポーツの中で最も多くの観客動員数を誇る大リーグにいま何が起きているのか。フロリダ州のスタインブレナーフィールドはヤンキースのマイナーチームの本拠地だが今シーズンレイズが“仮の本拠地”としている。本来の本拠地であるトロピカーナフィールドは去年のハリケーンで屋根が大破。修繕や建て替え計画が進まず、球団の売却話が浮上しファンにとってヤキモキする状況が続いている。大リーグは経営面ですべてのチームが順調という訳ではない。アメリカのフォーブス誌によると資産価値が最も高いのはヤンキースで82億ドル(約1兆1890億円)、一方約半分の14球団が10億ドル台と格差が広がっている。アスレティックスは老朽化・治安悪化を背景に1968年からの本拠地オークランドを咲くシーズン限りで離れ移転を決定した。チームが移転するのはラスベガス、エンターテインメントの中心地で新たな財政の基盤構築を期待しているが、選手にとっても複雑な様子。資金面での格差がチームの強さの格差に直結するとも言われ、大リーグ以外のスポーツにも共通する課題といえそう。

(ニュース)
コメの民間輸入 先月1万トン超える

高い関税が課せられる民間の米の輸入量が急増し、先月1万トンを超えた。政府は年間約77万トンを「ミニマムアクセス」枠で関税をかけず義務的に輸入しており、この枠外で民間が1キロあたり341円の関税が課せられている。農林水産省は国産米の高値を背景に輸入が増えたと分析している。

特集
日本人は“座りすぎ” 健康リスクは

「日本人は座りすぎ」というデータがある。平日に座っている時間のグラフで日本は約7時間と調査した20の国と地域のなかで最も長くなっている。都内の人材紹介業を手掛ける企業を取材。社員の多くはデスクワークで勤務時間の多くを座って仕事している。近年IT化が進みデスクワークを行う時間が増えていることが要因に上げられている。早稲田大学・岡浩一朗教授は1日8時間以上は座りすぎと指摘している。「座りすぎ」と「寿命」の関係の調査では1日の座る時間が11時間以上の人は4時間未満の人と比べ死亡する危険度が1.40に高まる。心臓病や脳卒中の病気につながりやすくがん、認知症になる可能性も高まるとのデータもある。

日本人は“座りすぎ” 対策に取り組む企業も

「座りすぎ」を防ごうと社を上げて対策に取り組む企業もでている。神戸市に本社がある大手食品メーカーではコロナ禍でリモートワークが増加、1日座っている平均は8.2時間と長くなっていた。そこで導入したのは「昇降機能付きデスク」。高さを自由に調整でき立って仕事をすることが可能。会議でもストレッチを行う時間を設けている。健康運動指導士の資格を持つ社員が直接レクチャーする。会社は生産性の向上にもつながっていると考えている。ネスレ日本・万年禮さんは「座りすぎに対応することは健康のみならず会社の業績を上げていくところにもつながるんじゃないか」と話す。

日本人は“座りすぎ” 効果的な対策は

「座りすぎ」の効果的な対策について早稲田大学・岡浩一朗教授に聞いた。

(気象情報)
気象情報

気象情報を伝えた。

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