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Official髭男dismが作曲した「Chessboard」は合唱コンクールの中学生の課題曲となった。今回、メンバーが生の歌声に触れる他、中学生とトークで交流する。
NHK全国音楽合唱コンクールは日本最大規模の合唱コンクールで、いきものがかりやアンジェラ・アキ、ゆずなど多くのアーティストが中学生へ課題曲を提供してきた。今年、Official髭男dismは「Chessboard」を作詞、作曲した。
NHK全国音楽合唱コンクールに参加した東京近郊の中学校合唱部員150人がスタジオに集まり、Official髭男dismのメンバーと初対面した。藤原聡は反抗的だったと中学時代を振り返り、「せっかく作るなら、その時の自分にウソをつくような曲を作りたくなかった」と吐露した。人生の歩みをチェスボードのマスに喩え、「歩いてきた人生全部に種がまかれてて、そこから草木が生えてるみたいなイメージが人生にある」などと語った。中学生たちは「あなた」というフレーズでも解釈が様々だったといい、藤原は「自分の過去、現在、未来の歌でありながら、人生のなかで出会っていく人の歌でもある。答えを1つに決めてもいいし、決めなくてもいい。好きなほうでやって欲しいと思っている」などと話し、歌詞の解釈を掘り下げてくれたことは作曲者として嬉しいという。
藤原は「生きているうちに人生を自分で選択するようになっていく」と話し、「Chessboard」のなかで決断していくことを描きたかったという。
NHK全国音楽合唱コンクール中学生の部で、大妻中野中学校合唱部が全国891校の頂点に立った。部員たちはOfficial髭男dismのメンバーの前で「Chessboard」を歌うことに。
大妻中野中学校が「Chessboard」を披露した。
歌声を聴き、藤原聡は「歌詞、メロディーとか1つ1つを慈しむように歌ってくれているみんなの表情、ハーモニーを受け止め、この曲をつくって本当に良かったと思うことができました」と語った。
スタジオに集まった中学生150人が好きなOfficial髭男dismの曲ベスト5を発表。5位は「ノーダウト」で、ドラマの内容とリンクしていると感じたという。4位はセカンドシングル「Pretender」。10歳の時に魅力を感じたという女子生徒の感受性に小笹大輔らは舌を巻いていた。3位は「宿命」。運動会のダンスで使われた楽曲で、放課後に振付などを考えていたという。同率1位、1曲目はアニメ主題歌となった「ミックスナッツ」。女子生徒は「ひたすらにオシャレだし、スマートだし、高音キレイ」などと語った。藤原は「好きな人、今日起きたこと、なんでも家族には言えない。でも、家族の仲は良い。僕の人生観とか結構、入っている」と語った。もう1曲が「Subtitle」だった。
女子生徒からは合唱中のハモリが至福のひとときだといい、小笹大輔は「音楽を通じて仲が深まるというか、すごいステキな瞬間」と語った。女子だけの合唱部の場合、推したくなる先輩がいて、後輩たちが影でファンクラブを結成したりするという。一方、男子の視線がないのでふざけるのが日常茶飯事になってしまうという。藤原聡はよい作品を生み出す上で衝突することはあるが、しばらくすると詫びるといい、「大きい揉め事は無いですね。小揉めはいっぱいあります」と語った。なお、上京した当時はメンバーたちで共同生活し、松浦匡希は「生活面で小競り合いはありました」と明かした。
小笹大輔は人生の岐路で悩んだ時、「好きっていうエネルギーが人生で一番強い、大事な気がする。好きなことは何かを問いかけ、それを信じるようにしている」と語った。藤原聡はミュージシャンを志す上で、どうやって親を説得するか、メンバーの智恵を拝借したといい、「なるべくみんなに応援して貰えることができるといいなと悩んだ時に思ってた」と実体験を明かした。そして、藤原は作った楽曲を歌ってくれた中学生たちに感謝し、「大人になった時、いろんな時に聴いてみて、今日のこと、歌ってきた日々を思い出すきっかけになってくれたら」と述べた。
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Official髭男dismが「Chessboard」を披露した。
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紅白歌合戦で、全国の中学生から寄せられた「Chessboard」の歌唱動画とヒゲダンがコラボレーションする。
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エンディング映像。
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- 第74回NHK紅白歌合戦
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