- 出演者
- 森富美
オープニング映像。
自民党総裁選挙で、石破元幹事長が地元の鳥取県で立候補を正式に表明した。石破氏の出馬表明会見は、つい30分ほど前に始まった。石破氏は「38年間の政治生活の集大成として、これを最後の戦いとして原点に戻り、全身全霊で支持を求めていく」と立候補を正式に表明した。石破氏が会見を行っているのは、鳥取県八頭町の神社。この神社は石破氏が幼い頃育った町にあり、自らの原点の場所だという。石破氏にとって5度目の挑戦となる自民党総裁選だが、本人は「最後の戦い」と話している。原点と語る場所での表明には、最後の戦いにかける石破氏の意気込みがうかがえる。石破氏は世論調査での高い支持率を背景に、次の衆議院選挙など国政選挙での顔にふさわしいことをアピールし、強みである党員票をさらに上積みしたい考え。その結果、弱点と指摘され続けている国会議員の支持についても挽回したい狙い。「より国民に近い党員の支持を、国会議員が覆していいのか」と訴える戦略。ただこうした戦い方が通用しなかったからこそ、これまで4回の挑戦は及ばなかったといえる。裏金事件で信頼が失われた自民党のリーダーに、今度こそふさわしいとを選んでもらえるのか。それには自民党を変える道筋を示すとともに、石破氏自身もこれまでとは違う石破茂を見せる必要がありそう。
一方自民党の総裁選をめぐり、これまで意欲を示してきた茂木幹事長が立候補する意向を固めたことがわかった。関係者によると、茂木氏が周辺に伝えたという。茂木氏は茂木派の中堅若手議員から立候補の要請を受け、「近々自分としての決断をしたい」と述べていた。立候補に必要な推薦人20人は茂木派を中心に既に確保していて、正式な表明の時期については検討を進めている。
自民総裁選と同じく来月行われる立憲民主党の代表選挙に、野田元総理大臣が立候補する意向を固めたことがわかった。野田元総理は代表選挙への対応について、これまでは「熟慮する」としか述べていなかったが、複数の党関係者によると立候補する意向を固めたということだ。陣営幹部の1人は「来週半ばにも出馬表明する」との見通しを示した。代表選挙にはすでに枝野前代表が立候補を表明している他、現職の泉代表が再選を目指して出馬を検討している。
強い台風10号は現在小笠原の近海にあって、北へ進んでいる。台風は今後も発達しながら北上し、来週火曜日以降向きを東寄りに変えて西日本や東日本に接近し、水曜日には強い勢力を保ったまま上陸する恐れがある。西日本や東日本は火曜日以降太平洋側を中心に次第に雨や風が強まり大荒れとなる見込みで、今後の台風情報には十分注意が必要。一方きょうも日本付近は広く大気の状態が非常に不安定で、雷雲が発達しやすく、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがある。大気の不安定な状態はあすも続く見込みで、天気の急変による大雨、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要。
JR東日本は、台風の接近が予想される今月27日から28日にかけ、上越、北陸新幹線を中心に東北、山形、秋田を含む各方面の新幹線で大幅な遅れや運休が出る可能性があると発表した。東北、山形、秋田の各新幹線は、29日まで影響が続く可能性があるとしている。一方、JR東海やJR西日本も27日から28日を中心に、東海道、山陽新幹線の全線、もしくは一部区間で計画運休や長時間にわたる運転見合わせを行う可能性があると発表している。JR各社は、ホームページなどで最新の情報を確認してほしいと呼びかけている。
ケネディ元大統領の甥で米国大統領選に無所属で立候補しているロバートケネディジュニア氏は、会見で「選挙で勝利する現実的な道があるとは思えない」と述べ、選挙戦からの事実上の撤退を表明した。ケネディ氏は激戦州でトランプ氏やハリス氏の票を奪うことで勝敗に影響を与える可能性が指摘されていたが、その激戦州の投票用紙から自身の名前を削除し、今後はトランプ氏を支持すると明らかにした。その後トランプ氏の集会に参加したケネディ氏に対し、トランプ氏は支持を歓迎し「共に闘う」と述べた。トランプ氏はこれまでに、ケネディ氏が自身の支持に回れば大統領選に勝利した場合、要職への起用を検討する考えを示している。
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