昨夜、鹿児島県で活発な雨雲が連なる線状降水帯が発生した。きょうの早朝から夕方にかけて九州北部でも線状降水帯が発生する恐れがあり、気象庁は命を守る行動を取るよう呼びかけている。昨夜7時過ぎ、気象庁は鹿児島県大隅地方に線状降水帯が発生したと発表、肝付町前田では午後7時半ごろまでの1時間に69.5ミリの雨が降った。朝から発達した雨雲が次々と流れ込んだ鹿児島市では、川は茶色い濁流になった。大雨洪水警報が出されている指宿市では道路が一面冠水、24時間雨量は359.0ミリ。車が通れなくなった場所もあり、午後2時ごろには道路にたまった水がガードレールが隠れる高さにまで到達していた。7時ごろには冠水した道路に止まる車があった。レスキュー隊が駆けつけ、ボートで救出された。南九州市では大量の雨水によって川が勢いを増し、流れ込んだ土砂で側溝が詰まり、濁った雨水が溢れた場所もある。

本格的な大雨シーズンの到来でもたらされている危険な雨。鹿児島県鹿屋市や、肝付町の一部、宮崎県串間市には土砂災害の危険性が高まっているとして、合わせて12万6000人あまりを対象に警戒レベル4にあたる避難指示が出された。鹿児島市は線状降水帯が発生する恐れがあるとして、市内全域を対象に警戒レベル3にあたる高齢者等避難を発令。市内47か所に避難所を開設した。そして鹿児島県に線状降水帯が発生。気象庁は明け方にかけても鹿児島県内に発生する恐れがあるとして、引き続き災害への厳重な警戒を呼びかけている。去年6月、鹿児島県で線状降水帯が発生したときは、湖のようになった道を車が水しぶきをあげながら走っていく様子や土砂崩れが起きた場所の様子が捉えられていた。今回も土砂災害や川の氾濫、低い土地への浸水に警戒が必要。自治体からの避難情報を確認し、安全な場所で過ごすことが大切。

農林水産省はきのう、先月26日から今月1日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格を発表した。それによると前の週より37円安い、5kgあたり4223円で、2週連続の値下がりとなった。備蓄米を含むブレンド米、銘柄米の平均価格とも前の週より下落した。こうした中、小泉農水大臣はさらなるコメ価格の値下げに向け、「スピード感を緩めずにしっかりやっていきたい」と意欲を示した。きのう発表された平均価格の調査対象には、随意契約による備蓄米は含まれていないが、小泉大臣は政府として価格を下げていくというメッセージの発信が市場に影響したとの考えを示した。

消防によると、きのう午前、沖縄県読谷村にあるアメリカ軍嘉手納弾薬庫地区内で爆発があり、陸上自衛隊の男性自衛官4人がけがをした。手のやけどや耳鳴りなどを訴えて病院に搬送されたが命に別条はない。保管庫の近くで不発弾のさびを落とす作業中に爆発が起きたということで、警察や消防などが詳しい状況を調べている。

警視庁などによると、きのう午後、東京都中央区銀座の時計メーカーが入るビルで「外付けのエレベーターが倒れそうになっている」などと119番通報があった。ビルの外に設置された油圧式エレベーターの中央部分に何らかの理由でずれが生じたため、2階と3階の間で停止した。事故当時、エレベーターに人は乗っておらず、けがをした人はいない。警視庁が詳しい原因を調べている。

体長およそ1メートルの推定3歳のオスのツキノワグマが捕獲された。山形県酒田市の市街地にある寺にクマが居座り始めたのは、今月3日の夜。翌4日の朝には地元の猟友会が、床下の出入り口にハチミツなどの餌を入れたドラム缶型の箱わなを設置した。さらに本堂の床下を板でふさぎクマを封じ込めた。しかし、クマは罠をかいくぐって、わなの餌を食べていたため当初の予定通りに捕獲できず、捕獲作戦は長期戦になった。地元の猟友会がわなの仕掛けを調整し、捕獲に成功。本堂の床下に入り込んでから5日目の夜7時ごろだった。酒田市環境衛生課の佐藤傑課長は「餌に向かって進んで入った」などとコメントした。捕獲されたクマはきのう午前8時前に、人のいない山間部で放された。

コロンビアの首都ボゴタで7日、政治集会に参加していたウリベ上院議員が頭などを銃で撃たれ病院に搬送された。手術を受け一命を取り留めたが重体となっている。当局は現場で拳銃を所持していた15歳の少年を逮捕した。詳しいことはわかっておらず、警察は背後に別の容疑者がいる可能性もあるとして捜査を進めている。ウリベは右派の野党「民主中道党」のメンバーで、来年に予定されている大統領選挙で有力な候補とみられていた。

浅草の中継映像を背景に全国の気象情報を伝えた。

俳優の小栗旬と松坂桃李が新型コロナウイルスに立ち向かった人物を演じた。映画「フロントライン」は実際の出来事を題材にしている。2人は対照的な役柄を演じ撮影現場で会話することもなかったといい、映画を見る人へ伝えたいメッセージを語った。

オープニング

気象予報士・中西希が今日は新たに九州北部で線状降水帯が発生する恐れがあると伝えた。

歴代最多45回の優勝を誇る元横綱・白鵬が昨日付けで日本相撲協会を退職した。退職した理由について”宮城野部屋再開の見通しが立たなかったこと大きな理由”と語った。今後は相撲を世界に広げる活動をしていくという。

スケードボードのワールドカップ女子パークで14歳の長谷川瑞穂選手が初優勝を飾った。東京五輪とパリ五輪連続で銀メダルの開心那選手は3位に入賞した。優勝：長谷川瑞穂93.34、2位：A・ドルー92.43、3位：席心那91.62。

バスケットボールで昨シーズンNBAを目指しアメリカの下部リーグでプレーしていた富永啓生選手がBリーグ・レバンガ北海道への入団会見を行った。「自分の最終的な目標、NBA選手になるためにBリーグ・レバンガと一緒に自分もチームも成長していけたら」と話した。

農林水産省はきのう、先月26日～今月1日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格を発表した。コメの販売価格は前の週より37円安い5キロあたり4223円で2週連続の値下がりとなった。備蓄米を含むブレンド米、銘柄米の平均価格とも前の週より下落した。こうした中、小泉農水大臣はさらなるコメ価格の値下げに向け意欲を示した。きのう発表された平均価格の調査対象には随意契約による備蓄米は含まれていないが、小泉大臣は政府として価格を下げていくというメッセージの発信が市場に影響したとの考えを示した。随意契約による備蓄米は大手コンビニなどでの販売も始まっていて、今後、さらなる値下がりが続くかが焦点。

九州には活発な雨雲がかかっていて、所々で雨が強まっている。鹿児島・指宿では日曜日からの雨の量がすでに400ミリを超えている。予想される雨の量は九州北部で200ミリ、九州南部と近畿で180ミリなどとなっている。きょうも鹿児島、熊本、長崎、佐賀、福岡、大分では線状降水帯が発生して大雨による災害の発生が急激に高まる恐れがある。

名古屋市のホテルで会社員の男性がベッドの上で死亡しているのが見つかった事件。死因は首を絞められたことによる窒息死とみられていて、警察は強盗殺人の疑いで20歳の男を緊急逮捕した。同僚がホテルを訪れ、従業員と確認すると、上半身裸でベッドの上にうつ伏せの状態で倒れている男性を発見。捜査関係者によると、前日の夜、防犯カメラに映っていたのは被害者の男性が女性と2人でホテルに入る様子。その後、逮捕された男が同じ部屋に入り、女性と一緒に出てきたという。警察は女性の行方を調べている。

米中の貿易協議が始まった。アメリカからはベッセント財務長官とラトニック商務長官、USTRグリア代表が出席し、中国は何立峰副首相らが出席した。協議は10日も継続する予定。米中は先月の協議で互いに課していた関税を引き下げ、90日間協議を続けることで合意していた。しかし、その後の協議は停滞し、トランプ大統領と習近平国家主席が5日に電話会談し、貿易協議の再開を決めた。アメリカ側は先月の合意後も中国のレアアースの輸出が滞っていると批判している。中国側も半導体などの輸出規制の撤廃を求めるとみられ、今回の協議が米中の歩み寄りにつながるか注目される。

ゼレンスキー大統領は9日、自身のSNSでロシアとの間で捕虜交換が始まり、今後数日間にわたり継続されると明らかにした。25歳以下の捕虜などが対象で、「人道問題に関する合意が完全に履行されることを期待する」としている。ロシア国防省も25歳位かの捕虜の最初のグループが解放され、ベラルーシで必要な支援を受けていると明らかにした。両国は先月も1000人ずつの捕虜交換を実施しているが、今回は1200人規模になる可能性があり、過去最大となる可能性がある。両国は今月2日の直接協議で25歳以下の捕虜や重傷や重病の捕虜全員の交換と6000人ずつの遺体の返還で合意していた。しかし、ロシア側は7日、ウクライナ側が捕虜や遺体の交換を遅らせていると一方的に主張し、非難の応酬が続いていた。

警視庁によると、容疑者と指定暴力団山口組系暴力団組員を自称する容疑者は去年、18歳未満と知りながら中学3年生の女子生徒に売春させた疑いなどがもたれている。容疑者は家出中だった女子生徒を自宅に泊め「やってみる？」と売春をするようにうながし、容疑者が車で売春場所のホテルまで送迎をしていて、女子生徒は食事や宿泊場所の提供を受けていたことから断りづらい環境だったとみられている。調べに対し、2人は容疑を認め、容疑者は「デリヘルのようなことをさせ、カネを稼いでもらっていた」と供述しているという。