ブラジルの南部パラナ州を訪問中の佳子さまは現地時間の9日午前、ロランジア市にあるパラナ日本移民センターを訪れ、開拓先没者慰霊碑に拝礼された。この地域では1930年代からコーヒー農場で働くために日本人の移住が始まった。移民資料館では、開拓当時の生活用品や当時の写真などを説明を受けながら見て回り、移住者が日本から持ち込んだカメラを前に「このカメラを使って展示されている写真を撮られていたんですか?」などと質問されていた。かつてパラナで盛んだったコーヒー栽培に適していた赤土の説明を受けた。9日午後にはパラナ州の知事との懇談などが予定されている。