- 出演者
- 藤森祥平 トラウデン直美 小川彩佳 中室牧子
オープニング映像。
今夜のゲストはトラウデン直美さんと、教育経済学者の中室牧子さん。
トランプ次期大統領が会見で、グリーンランドをアメリカが領有すべきなど領土拡大への野心をむき出しにした。軍事的脅しともとれる発言を繰り返しているという。グリーンランドは米軍最北端の基地であり、レアアースの埋蔵量は世界有数の規模を誇るためトランプ氏の関心が強いのではないかという。グリーンランドについて、抵抗すれば高い関税を課す可能性も言及し、軍事力を行使することも排除しない姿勢を示した。7日、ザッカーバーグCEOは、アメリカでファクトチェック機能を廃止すると発表。トランプ氏と険悪な仲だったが、協力して規制を強めようとする各国政府に抵抗していくなどとコメントした。アメリカメディアは、専門家の意見としてこの動きを強力な人々や機関が大統領に屈服している一例だと批判している。
メタ社のザッカーバーグ氏はファクトチェックを廃止にすることや、トランプ氏に近い人物を取締役に選出するとコメントした。トランプ氏の大統領就任に向けて、その影響ととれる動きだが、これについてスタジオでトークした。トウデンさんは「ザッカーバーグ氏がトランプ氏にここまですり寄って行くというのは見ていて不穏な気持ちになる」などと言い、中室さんは「第三者の注釈を表示する機能を導入することについて、Xでは専門家の知識を無料で誰かが任意で出してくれるのを待たなければならないが、そういったものをファストチェックと呼ぶのだろうか」などとコメントした。
トランプ氏は高い関税を振りかざして脅すような発言をしたが、この発言に対しての本気度についてスタジオでトークした。中室さんは「昨日の会見の議事録を読んだが、一体何を本気で仰っていて何が各国に対してのブラフなのかが極めて分かりにくい」などとコメント。日本としてもこの影響はどう出るのか試算を行っており、実質GDPは最大-1.4%程度で額としては8兆円程の規模で変わってくるという。これについてどれだけ信じられるのか問われると、中室さんは「少し見通しにくい状況ではあるが、アメリカの動きに一喜一憂することなく日本は日本できちんと物事を進めていくことが重要」などとコメントした。
イチローさんが2020年から始めた高校球児の指導。”基本の手前の基本を伝えたい”というイチローさん、今回の行き先は2つの公立校へ。まず向かったのは大阪府立大冠高校。甲子園を目指していて、これまでの最高は8年前の準優勝。名門大阪桐蔭をあと一歩の所まで追い詰めた。大冠高校に現れたイチローさんは「履正社・大阪桐蔭は大冠高校のこと全く眼中にない。そこを目指していることを知ってほしい」と話した。練習は時間をかけて様々なメニューを行うのが大冠の特徴だが、イチローさんは「ボールを投げる数をもう少し少なくして別の練習をしたい」と話し、伝えたのは”基本”をもう一度考えてみること。強豪私立との差を縮めるためにはそれぞれが意味を考えて行う”質の高い練習”が必要とのこと。
イチローさんが2020年から始めた高校球児の指導。続いては岐阜高校へ。創立152年、日本最古の野球部の1つとして知られているが20年以上ベスト8の壁を越えられずにいる。彼らも甲子園常連校との差を埋めようともがいていた。「パワーをつけるためにはどうしたらいい」という球児からの質問にイチローさんは「他の勝ち方はいくらでもある、そこで勝負してはダメ」と答えた。度台はやはり”基本”の根っこを理解すること。岐阜高校の場合は長い伝統が邪魔をしていた。イチローさんは「岐阜高校は落ち着いて冷静にいろんなことを判断する”頭脳的な野球”を目指してほしい」と話した。
イチローが伝える”基本&考える”。高校球児と野球を考える。中室さんは「全員にとっての正解ではなく自分にとっての正解を考えてくれというイチローさんからのメッセージだったかと思う」と話した。小川アナは「球児の皆さんからの質問に刺激を受けるイチローさんの姿が、球児の皆さんも嬉しかったのではないか」と述べた。
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米国の有力紙・NYタイムズが発表した2025年に行くべき52か所。30番目に富山、38番目に大阪が選出された。富山については「混雑を回避しながら文化的な感動とグルメ」を味わえると評価。隈研吾さんが設計した「富山市ガラス美術館」や伝統行事「おわら風の盆」などを紹介している。大阪については4月に開幕する大阪・関西万博などを取り上げている。2024年は山口、2023年は盛岡と福岡を選出していた。
宿泊税が最大1万円に引き上げられる見込み。京都市が2018年から導入した「宿泊税」。現在200~1000円の三段階で定められているが、新たな引き上げ案で1泊10万円以上の宿泊の場合は1万円など5段階で区分する方針とのこと。条例改正案は2月の市議会に提出される予定。
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表者らが初めて石破総理と面会した。今年3月の核兵器禁止条約の締約国会議に日本もオブザーバー参加するよう求めたが、総理から明確な回答はなかった。田中煕巳さんは「世界が被爆者の運動を注目している為、しつこく会見を申し入れていって議論していきたい」と話した。
中日にドラフト1位で入団した金丸夢斗選手が、きょう「昇竜館」に入寮した。持ち込んだのは大学時代から愛用しているというぬいぐるみ。金丸選手は「野球に集中できる環境が整っている、頑張ります」など話した。
全国の気象情報を伝えた。
エンディングの挨拶。「大雪のピークになるということですから、交通障害・落雪・雪崩に警戒をお願いいたします。お気をつけください」と視聴者に呼びかけた。
エンディング映像。
「よるのブランチ」の番組宣伝。