大学のキャンパス内を走る自動運転バスには世界初の技術が使われている。道路に塗るだけで自動運転を補助できる特殊な塗料を開発したのが内橋諒さん。ターゲットラインペイントという特殊な塗料は道路に塗ってもあまり目立たず、自動運転車に搭載されたセンサーが認識し自動運転が可能になるもの。塗料設計のプロである内橋さんは塗料で社会課題を解決したいと2年前から自動運転の塗料を開発、主に山間部やビルが密集している地域などGPSの位置情報が途切れがちな場所で効果を発揮する。コスト面でもメリットがあり、比較的簡単に塗り直しも可能で低コストで自動運転を補助できるのがメリットだという。世界初の塗料を通して自動運転のインフラ普及も進めたいとしている。